ニペソツ山  平成25年8月26日

コースタイム
杉沢出会登山口5;10〜小天狗岩場6;40〜7;50天狗平8;05〜9;30山頂10;00〜11;10天狗平11;40〜14;05杉沢出会登山口

 
ニペソツ登山口早朝です
すでに路肩に列が出来ていた。
この日は撤退した。
8月25日
5時少し過ぎに登山口に着くともう6台ほど停まっていた。日曜日で出足も早いようです。出かけようとすると雨が降り始めた。40分ほど待って小止みになったのを見計らって歩き出した。倒木の上を歩いて十六の沢を渡る。薄暗い樹林を30−40分歩いたところで再び雨が強くなってきた。
 
昨日の雷雨で雨はこりごり、躊躇なく中止をした。帯広の高校生10人ほどと5人の登山者が元気良く登ってゆくのを見送りました。
天気予報は明日が良い、ニペソツ山への挑戦は明日にします。

糠平温泉の中村屋さんに戻りコインランドリーを借りた。まだ10時前でチェックアウトタイム前なので無料で温泉にも入れた。
ロビーで朝食用に作っていただいたおにぎりを食べながら衣類の乾燥を待った。
ザック、ウエストポーチも乾燥する。失敗!、ウエストポーチの中にお札を入れたまま乾燥してしまった。

ビニール袋に入っていて事なきを得たが洗濯機に入れていたらと思うとゾッとしました。。
濡れた物が乾燥すると気持ちがいい、車に詰め込み
コンビニとガソリンスタンドを求めて上士幌町に下りました。
時折スコールのような雨が降って来る。登った人たちが心配になったりする。

途中、幌加温泉に寄ってみたが荒れた様子にお風呂は遠慮した。
買出しを済ませて道の駅しほろ温泉で一番風呂に入った。なかなかいい温泉だった。大広間で一眠りするとももう動くのが億劫になってこのままここに車泊することにしました。
温泉も食堂もあってとても快適なところでした。

この丸太を渡り、出発です
平水でした
 
8月26日
天気予報を確認すると午後3時まで晴れ、その後も雨マーク無です。
昨日の中止は大正解でした。結果は果たして?

道の駅しほろ温泉を4時前に出るとニペソツ山杉沢登山口には5時に着いた。昨日より多いくらいの車にビックリする。私と同じく昨日から変更した人が二人いました。


登山口に標高年(2013m)に因み、登頂証明書を発行すると張り紙をみてこれが人気の秘密かと推測しました。
山頂まで7kmの標識を確認して、5時10分に歩き出しました。昨日の激しい雨で十六の沢が増水しているのが心配でしたが平水だった。

樹林の道、昨日の雨で水溜りとすべりを注意しながら歩く。
山頂まで5,5kmを通過する。ハナビラタケを見つけるが以前に八ヶ岳で持ち帰り食べてみたが美味しくなかったので見送ります。

難所の小天狗の岩場をヘツルようにクリヤーすると、すぐに主陵線に乗る。

小天狗の岩場
ヘツリと直登して超えた
 

 前天狗を望むと元気が出た
、前天狗が見えてくる。シャクナゲ尾根越しに山並みを見つける。あとで調べるとウペペサンケ山のようです。ゆるやかに下るとコル着く。先行者3人が休憩中だった。
ここから先頭に行くことになったが露がすごい、雨具をつける。ここまで先行者の露払いの恩恵に預かっていたのでした。

潅木のトンネル枝に頭をぶつけながら歩いた。
ハイマツ帯になると展望もよくなるはずがガスが湧き上がってきた。大雪山の雪渓が雲間に見えただけです。 
ハイマツ帯のゴーロを一気に登りきるとゆるやかな平原に出た。
ここで地元の方が追いついてきてその後下山までご一緒することになりました。
 
ウペペサンケ山
 
ウラシマツツジ
間もなく赤い絨毯に
 岩の積み重なる道は北アルプスの雰囲気がする。
石ころの山とハイマツの緑、その中にウラシマツツジが色づき始めている。間もなく一面が赤くなることだろう。

イワブクロ、チシマギキョウも色を添えて歩きの励みとなる。
天狗平に着く、地元の方がここから見るニペソツ山が一番いいと話してくれたが本日はガスのカーテンで出演はお仕舞いか。

ガスのカーテンに突入して山頂を目指す。
岩のペンキマークははっきりとして見やすいのは助かります。
広いゴーロの斜面を下り、登り返すがここからが急登、急下降となります。2回ほどきついアップダウンをする。

岩の累積する斜面をトラバースする、ガスの薄れた当たりに山頂の尖頭が見えた気がする。ニペソツの肩の部分に到達する。雲の中に入ったか小雨がうっとっしい。眼鏡が曇る。
もう一のぼりで山頂かと思ったが遠かった。

 
一瞬見えた、山頂
 
天狗平
正面意ニペソツ山の雄姿を想像して
 
2013年、2013mの記念登頂となった
 山頂は全く展望はなくガッカリです。天気予報が恨めしい限りです。20分ほどコーヒータイムでガスの様子を覗ったが展望は諦めた。2013mの標高を記念に写して下山をした。
途中一瞬、日がさすと、ガスの薄いところに山頂が見えた。急いでシャッターを押す。
谷間にきれいな虹を見た、霧と雨のごほうびかな。

疲れた足には天狗平までのアップダウンは厳しかった。天狗平で霧が晴れるのを祈って30分休憩したがやっぱりカーテンは開きませんでした。
下山で天狗のコルに一張りのテント出来ていた。明日山頂を目指すという女性と挨拶をした。

下山の途中からは雨が降りで今回も濡れて仕舞った。登山口の沢で泥つきの履物、雨具を洗う。ご一緒の方に岩間温泉を誘われたが洗濯のために糠平温泉の中村屋に急いだ。温泉に入りながら洗濯と乾燥をする。

洗濯も3日も続くと手馴れた物です。東大雪館に立ち寄りニペソツ登山証明を交付していただきました。
明日の富良野岳に移動したいが疲れもピーク、道の駅しほろ温泉に車泊した。
上士幌ではワイパーが効かないほどの土砂降りに遭遇した。

北海道も異常気象か、天気予報が当てになりません。
 
虹、ご褒美



前天狗に向かう尾根