大崩山 平成25年3月29日 曇り時々晴れ

コースタイム
登山口6;00〜大崩山荘6;30〜下ワク塚8:40〜11;10大崩山11;45〜12;15子積タキ展望所12:25〜大崩山荘14;20〜登山口14:45=祝子温泉16;00=21;00九州自動車道山江SA

 
大崩山荘
今回の九州遠征での第一目標の山が 大崩山です。一昨年の5月に登ったが雨のため撤退したところです。何人もの方から九州なら大崩山がお勧めですと言われ期待が膨らみます。
薄暗いうちに登山口まで移動すると1台が先着してヘッデンを点けて歩き出すところでした。まだ暗いので明るくなるのを待つと夕べ駐車場で一緒だった熊本の人がやってきました。その方が歩き出して直ぐ後を追うように出発しました。

沢に沿う水平道は歩きやすい、小さな枝沢をいくつか渡り大崩山荘に着く、誰もいませんでした。
小屋の直ぐ先が坊主尾根と三里河原の分岐です。坊主尾根を下山にするので三里河原に進んだ。
湧塚への分岐で河原に下りると前回あった橋が崩壊してました。
大岩を飛び移り対岸のパイプハシゴに渡りました。水量が少ないので濡れませんでしたが増水時は別ルートが有るのかも知れません。
岩やの先に山頂への分岐標が立つがこの付近踏み後が薄くなった。先行していた3人の家族連れが道を探していた。谷の右岸にテープがあり騙されてしまう。少し先で左岸に渡ると登山道がしっかりとあった。

アルミの橋が流失していた
 

小積ダキ
 
 この後、家族連れと前後しながら歩いた。ガレの谷を急登する。アルミの梯子が出てくるとガレ場が終わった。道を外れて左の鞍部に立ってみると展望が良く、下山の尾根の尖った岩が奇怪に聳えていた。登山道に戻り袖ダキ分岐に着く、ここは前回登ったので撒き満ちえ先を急いだ。しかし倒木が散乱していて歩きにくい道でした。
アルミ梯子をいくつも登り、最後は若干心細いロープを頼って下和久塚に上った。見晴らしが良いが不案内で周囲の山並みは全く分かりません。巨岩、奇岩が目に付きます。正面意見える絶壁の小積ダキはとにかく迫力がある。下山にはあそこ唐こちらが見られると思うと楽しみが増す。中和久塚が烏帽子状に突き立っている。腕力勝負の中和久はパスしました。急斜面スラブをの残置ロープで岩陵の基部まで下ります。ステンレスの橋でトラバースします。。

登り返すと平地になって上和久塚が聳えています。先行の家族連れが挑戦中です。
難しいのか途中でストップしたまま動きません、待ち時間が有りそうで、諦めて先に進んでしまった。
下山後、温泉で上和久は登って欲しかったと言われ、とても残念です、5月に又九州に遠征予定があるので時間が許すなら再度挑戦してみたいものです。

中和久塚
 
 
上和久塚
家族連れが登挙中です

やってきました念願の大崩山
 
岩場は終了して穏やかな道に変わる。枯れたスズタケが目立ちます。りんどう丘経由坊主尾根の分岐を過ぎる。
小積尾根の分岐を過ぎると平坦になって上鹿川登山口を右に見送ると直ぐに石塚に到着します。展望が良いところです。
石畳の上で360度の写真を撮るが山名が分からないので感動も薄い気がする。
大崩山の山頂は潅木と薮で展望がありません。念願だった大崩山の山頂に足を置けた喜びを噛み締める。熊本の方、上鹿川を登った方の2人と談笑しながら、コーヒータイムを取りました。遅れて家族連れ3人がやってきました。来た道を戻り、石塚で再度の写真撮影を
して、小積尾根の分岐で右に折れた。
左に起立するワク塚尾根を眺めながら下ると小積ダキ展望所分岐に着きます。
展望所に寄り道する。
 
 
石塚の展望

ワク塚尾根を眺めながら
 
 広い岩場は絶景が見渡せる。足元は切れ落ちる絶壁で怖いほどです。立ち並ぶ屏風の岸壁と奇岩に目を奪われます。登ったワク塚の尾根はもちろんだがこれから下る坊主尾根も異様な岩陵帯です。どうやって下るか心配になります。コース途中の像岩の基部にははっきりとトラバース道が見えています。
見飽きることのない展望を後にして下山します。
展望台分岐からは急下降です、先ほど見えた像岩のトラバース道には一人ずつ渡りましょうとの注意書きがありました。展望台に数人がいるのがはっきりと見えました。
ここからは巨岩をロープとハシゴで次々と超えて行きます。岩場に咲くミツバツツジの花が緊張の連続を和らげてくれます。
イルカの顔をした大岩を巻くと核心部は終了します。
祝子川の本流を渡渉すると大崩山荘に帰り着きます。
車に戻り、祝子川温泉「美人の湯」に飛び込んだ。祝子ダム工事で大型トラックが頻繁に通り来るときも危険だった。温泉で教えてもらった林道で延岡に出ると実に安全な道でした。

延岡から明日の市房山のため、国道218号を走り、松橋ICで九州自動車道に乗った。人吉の手前に山江SAで車泊した。移動時間5時間と下山後にはつらい運転でした。

象岩をクローズアップ 
 
坊主尾根
こんな感じの岩場が続く
 
小積ダキ展望台で
下山の尾坊主尾根を見る
一番上に象岩がある