暑寒別岳  平成25年8月22日

コースタイム
暑寒荘5;00〜滝見台7;05〜山頂〜8;40滝見台9;00〜12;10暑寒荘

 
羽田空港、タラップで
北海道遠征です。第一日目はアプローチ、羽田空港ー旭川空港へ、旭川空港でレンタカーを借りた。軽自動車を申し込んだつもりだったが普通車で、誤算です。 
軽はフルフラットになるため狭いが車泊には具合がいいのです。今回は凸凹のシートに悩まされました。
今回はワンズレンタカーさんにお世話になった中古車を使用のため安いのが魅力です。7日間で33600円です。
空港からちょっと離れた事務所で手続きを済ませて出発する。旭川のスーパーで食料、雑貨を購入した。
カートリッジのガスボンベ、虫除けスプレー、防臭スプレーは飛行機持込禁止で現地調達となります。
暑寒別岳登山口のある暑寒別野営場に到着したのは3時過ぎでした。駐車場は虫が飛び交いドアーを明けると直ぐに飛び込んできます。噂通りの多さにひるんでしまいます。

山小屋の暑寒荘は2階建の立派なウッディーハウスで、室内に水が惹かれていて炊事用具もあり便利なところでした。
冷麦を作った。冷たい水で冷やした冷麦は美味でした。ご夫婦が泊まっていました。
夜は車泊にした。夜は虫も飛んでません。
 
暑寒荘

登山口に入ると
車道のよう
 
8月22日
北海道の夜明けは早い、関東より30分ほど早く明るくなります。5時はしかっりと明るくなっていました。いつ雨が落ちても不思議でない厚い雲を眺めて、暑寒荘の前を通り登山道に入る。ブルーの大きなアジサイが出迎えてくれました。
車道のような広い道は樹林なのに明るく感じる。ダケカンバか白い幹が目立っていた。北海道のダケカンバは色白です。
つつじヶ丘を過ぎると疎林になったか頭上が開けた、厚い雲は去って青い色がちらちらと見えて期待が持てそうな雰囲気になってきた。
五合目の水場でクールバンダナを水につけて首に巻いた。予想通りの虫の多さ、顔の周りを飛び交ってくる。防虫スプレー噴射、ハッカ油をつけるがいっこうに効き目がない。防虫ネットを被ったがこれが光の加減で前方が見にくく取り外した。
結局は刈払いされた笹を牛の尻尾のように振り回して歩く。これが一番効果があった。

石ころ道は急登でザイルがあったりする。この急登が終わると林層が変わり、ハイマツ帯になる。振り返ると日本海が見下ろせた。町並みは増毛か留萌か?

 
 
白さが目立つダケカンバの道

滝見台
ガスが低く垂れ込んきた
 
7合目を過ぎると正面に暑寒別岳が見えてくるが頂上はガスに隠れていた。滝見台では右奥に滝らしきものは見えるが水量が少ないのと遠すぎて迫力はない。
8合目の扇風岩 は休憩によいところだ。
休憩しているとどんどんガスが出てきて登山道も見えなくなってきた。9合目の案内標識は熊の爪で大きくはがれていた。
花も少なくウメバチソウがひっそりと咲いていた。
ハイマツのなだらかな道で箸別コースとの合流点に着く。ハイマツの緑にナナカマドの橙色の実、ガスの中でもひときわ目立っていた。
ナガハキタアザミ(トウヒレン)とトリカブト、エゾトウウチソウが咲くお花畑を過ぎるともう山頂です。
案の定、山頂はガスというより小雨の中でした。
山頂標識は二つに割れていた。熊野仕業でしょう。防腐剤の臭いが好きらしいと聞いた覚えがあります。


ナガハキタアザミ
 
エゾトウウチソウ
 
トリカブト
 
山頂
標識が割れています
下山時に滝見台で山頂方向を見ると
ガスは消えていた
 
山頂では展望は出来ませんでした。滝見台に戻って振り向くと頂上のガスが消えていました。山の天気は刻々と変化する、これから登る人は良いかもしれない。でも分かりません。
8人ほどの人にすれ違いました。笹の棒を振りながら駐車場に戻ると登山道より蒸し暑いのか虫が群れていました。
駐車場の斜面はエゾタンポポの花が一面に咲いていました。朝は目立たなかったが黄色い花が華やかに見えました。
暑寒荘の中で冷麦とノンアルコールビールで下山の乾杯をした。
明日のために天塩岳登山口に移動します。4時間半ほど天塩岳ヒュッテに着きました。

 
 
駐車場に沢山咲いていた
エゾタンポポ