谷川岳  平成25年5月22日 晴れ

コースタイム
天神平9;10〜11;40オキノ耳12;40〜14;20天神平


間もなく役目も終わる雪だるま、天神様?
 
 九州遠征が終わり、溜まっていた所用を済ませていると2週間が過ぎてしまた。久しぶりの山行のような気がする。上越方面に行こうと調べてみると、公共交通機関を利用すると谷川か赤城となってしまう。5時半ころに浦和駅で高崎線に乗ると、車窓からは麦畑の実りが見られる。まだ水田に水もなく、しばらくは麦秋の季節です。

窓辺に強い日差しが入ると暑くなって席を移動する。少し前までは寒く日差しが恋しかったのが嘘のようです。
水上駅からロープウエー行きのバスに乗る。3名が乗るだけでした。ロープウエー駅の館内に西黒尾根は残雪にクラックが出来ていて危険です。特に下りは使用しないでくださいの案内がありました。久しぶりに西黒尾根を登ってみようと思っていたが出鼻をくじかれました。往復キップ2000円、今日も楽チン登山になってしまった。
 
白髪門岳
天神平の雪も残り僅かです。先行者3人が夏道を行くが雪の
トラバースを避けて冬道ルートを直登する。雪の消えた斜面はショウジョウバカマのお花畑です。最後に残った雪渓を一登りすると見晴台に立てる。暖かすぎる陽気にガスの出るのも早く遠くは霞んでしまっている。

白髪門岳は見えるものの武尊山は見えていません。ブナの薮が雪の斜面に斜上して、その先にめざす谷川岳の尖峰が美しい。
薮を避けながら少し下ると夏道に出会う。ここからはほとんど夏道が現れている。ほんの一部は残雪を横切ることになるが溶けるのも時間の問題だ。

イワウチワの可憐な花が咲き、。タムシバが青い空に純白の花びらをいっぱいに広げています。気持ちのよい尾根道です。
熊穴沢避難小屋は久しぶりに姿を見た気がする。最近は小屋の上を通過してました。
この付近にはカタクリの花が咲いています。
もう少し先にはミツバオウレレン?も咲いていました。
 
谷川岳
 
川棚ノ頭と奥に小出俣山
阿能川岳 〜小出俣山の陵線が近くなると天狗の溜まり場の大岩に着く、俎ー山稜の川棚ノ頭で切れ落ちる岩陵に目を奪われながら高度を上げるとザンゲ岩に到着です。肩の小屋直下に残る雪渓で初めてアイゼンをつけたが、なくても十分に登れます。
10分も登ると小屋に着く。小屋の前のベンチで佇む小屋番の森下さんとお話してから山頂に向かった。



オキノ耳と茂倉岳方向
 
冬の時期はトマノ耳で終了していたが今日はオキノ耳まで行きます。
若者一人が食事中だった。やっぱりオキノ耳まで来ると北側の展望が数段よくなる。

重厚な朝日岳とその後方に巻機山が見える。
清水峠の鞍部から七ツ小屋山へのゆるやかな谷はまだ真っ白です。10年ほど前に湯檜曽本谷を遡行したのが懐かしい。
吾作新道、仙ノ倉北尾根の奥に伸びる棒立山ータカマタギー日白山の尾根は8年前に高城ご夫妻と雪山縦走をした。
永沢さんと万太郎谷を遡行して、バテバテで肩の小屋にたどり着き、森下さんにお世話になったのも思い出します。 

1時かあまり山頂でノンビリした後、一ノ倉沢、マチガ沢の谷と絶壁を恐る恐る覗き込んで、トマノ耳に移動する。


 
清水峠の後に巻機山
 
肩ノ小屋広場の雪渓から
天神平への尾根
 気温がどんどん上昇して展望には不向きになったので直ぐに下山しました。
肩の小屋から1時間40分ほどでロープウエー駅に下ってしまった。
15;10のバスで水上駅に戻り、電車に乗り込んだ。渋川駅のホームに人が多い、SLの試運転でした。
鉄道マニアにはたまらないようです。 

夏のような一日、きれいな花たちに癒されました。中でもイワウチワとショウジョウバカマが見ごろ、咲き誇る姿が印象的でした。
あと10日もすると登山道の雪はなくなるでしょう、7月7日が山開きとのポスターがありました。


 
ショウジョウバカマ
 
イワウチワ
 
カタクリ
 
ミツバオウレン?
 
イワナシ