薬師岳 平成25年7月21−22
コースタイム
1日目
折立登山口7;10〜三角点8;15〜太郎平小屋10;15〜10;35薬師平テン場11;10〜13;00薬師岳13;30〜15:10テン場(泊)
2日目
テン場5;45〜6;05太郎平小屋6;25〜三角点〜9;25折立登山口
味わい深い有峰口駅 |
前夜、1日目 前夜の夜行バス(毎日アルペン号)に乗る、秋葉原のロータリーでシャトルバスに乗って竹橋の毎日新聞社のロビーに向かう、ここで受付を済ませて行き先別のバスに乗り換えた。 室堂行きは乗客は半分ほどでゆったりしていた。後で聞くと路線バスと富山地方鉄道のバスを乗り継ぐルートより3000円以上も高いようです。もっと調べたほうが良かったと反省です。 有峰口で降りたのは3人だけで一人はお仲間の車が迎えにきていた。折立行きのバスは40分ほど待ち時間だが何もないところでした。時間つぶしに有峰口駅に行ってみた、3分も歩くと駅に着く、駅舎は古く、おそらく建てられたた当初のままのようです。小見というのが昔の駅名らしい、小○駅がそのままになっていた。駅の字も旧字で右から書かれていた。 電車で来た2名を加えて4人がバスに乗った。有峰林道は一部崩壊し工事中のところがあります。 折立の登山口広場には3張りのテントがあった。夜行バスは熟睡できません登山口の水道で顔を洗って気分をすっきりさせて歩き出した。 樹林帯を歩くが思いのほか涼しく歩きやすい日だったのは助かりました。 |
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折立バス停、ここが登山口 |
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ニッコウキスゲと 立山、剣岳、大日岳 |
深い樹林が切れたところは三角点広場です。ベンチが置かれ休憩には最適です。立山、剣岳は凛々しくでかい、薬師岳もすっきりとその全景を見せてくれ意欲が出てきます。 鞍部まで下った付近からニッコウキスゲの花が見られてくる。石畳の登り道の脇はニッコウキスゲが咲き誇り丁度見ごろ、草原は黄色く染まり眼下には有峰湖が水をたたえ静かに広がっている。雲の上に首を出しているのは白山だ、まだ白さが目立っている。 予想外のニッコウキスゲの多さに感激です。 振り向くと鍬崎山が存在感を示している。歩を薦めると、立山、剣岳とさらに大日岳の陵線まで視界に入るようになってその醍醐味に圧倒されそうです。 吹きぬく風は爽やかで涼しい、しかし夜行バスの寝不足がジンワリと体力の消耗を早めているのが分かる。 |
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剣岳をアップ |
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太郎平で 黒部五郎岳方向 |
広い石畳と木道の道は意外ときつく、2度ほどベンチて休憩をした。 雪渓が見え出すと太郎平小屋に着きました。 まだ行った事のない雲ノ平方向の展望が良い、水晶岳、ワリモ岳、三俣蓮華岳とその中央台形に祖父岳があり、あの付近に何とか庭園が広がっているだろう。一度は踏み込んでみたい憧れのところだ。 すっきりとした薬師岳を正面にみて木道を歩く。コバイケイソウの花が草原に咲き、そこには地塘も点在する。 薬師峠のテン場はやや斜面が多い、出来るだけ平地に張った。薬師岳は明日登る予定だったが天候が怪しいのですぐに登ることにした。 した。 |
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コバイケイソウの咲く太郎平で 水晶岳、ワリモ岳方向 |
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すっきりとした薬師岳 |
一休みして薬師岳に向かった。途中の沢に小屋で買ったビールを漬けた。沢沿いの道にはシナノキンバイ、ヨツバシオガマ、キヌガサソウ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、と花々が癒しを与えてくれる。 小さな雪渓を3−4個通過する。アイゼンなど必要ない。 薬師平に出ると開けて景色もよくなる。寝不足のためか足が思うように上がらなくなってきた。雪渓のそばのチングルマとハクサンイチゲの花畑に励まされながら歩を進めま薬師岳山荘を過ぎるとザレタ斜面に変わります。 小さな小屋のようなものが見えていたが遠かった。漸く、目指す山頂の祠が見えてきました。 山頂の薬師観音にお参りして、山頂写真を撮る。 |
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薬師岳 |
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薬師岳で 手前の大きい赤牛岳 奥に唐沢岳と烏帽子岳 |
北側の赤牛岳ー唐沢岳ー蓮華岳ー針ノ木岳ー鹿島槍ヶ岳ー白馬岳が見えていたがほかは残念ながら湧き上がるガスに遮られていた。きっと2時間前はすばらしい展望だったと思うが仕方がありません。 ビールを回収してテン場に戻った。
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薬師岳で 右から蓮華岳、針ノ木岳、爺ヶ岳 |
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コバイケイソウに見送られて 下山開始 |
2日目 朝からどんよりとした雲が立ち込め雨は降らないまでも展望は望めそうになかった。 折立のバスで薬師岳小屋に泊まった人が朝から天気が悪かったと言っていたので昨日、薬師岳に登って正解だったようです。 早起きの癖でおきだしてしまい、5時45分にはテン場を後にしました。コバイケイソウ、ニッコウキスゲの花畑を眺めながら木道を歩く。朝霧が幽玄の郷をかもし出し、自然と深呼吸をしてしまう。 太郎平小屋のベンチで寛いでいる人がいたのでしばらく話し込むと、登山診療所の先生でした。7月20日に開設されたばかりだそうです。 登る際には気が付きませんでしたが五光ベンチ付近には地塘が点在しているを知りました。ワタスゲの白い穂が揺れているのも見えました。 有峰湖を見下ろしながら三角点のベンチに着きました。下りは楽チンです、登りの人が5人休憩中でした。 樹林の中に入ると退屈な下りとなる。 折立のバス停に着く、予約したバスより早くなったことを乗務員の方に話すと問題ないので今度のバスに乗ってくださいといわれた。 夕べの飲み残したビールを飲みながらバスを待つ。ぬるめのビールだが一仕事を済ませたあとは一味違って美味い。 |
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有峰湖を見下ろす |