以東岳  平成26年9月21-22日


 9月21日
コースタイム
泡滝ダム13;05〜2個目の吊橋14;30〜15;40タキタロウ山荘

公共交通ではアプローチが困難なところとしてなかなか行けなかった。車を軽自動車に乗り換えたので燃費、高速代、と軽減された。そこで遠路ではあるが念願の朝日連峰、以東岳に行きました。東北自動車道ー村田ICJ−山形道で月山まで、飛び石連休で渋滞覚悟だったが意外とスムースに走った。朝日の中心部で買出しをして山間に入った。朝日屋旅館を過ぎると民家もなくなり行き度丸と泡滝ダムの駐車広場でした。
ダム工事の現場で山道に入る。キバナノアキギリ、アキノウナギツカミ、セキヤノアキチョウジ、秋の花が咲く、緑濃い谷は白い石の筋を
なしている。まだ夏の暑さが残り歩くと汗がでる。水場が有り難い陽気です。大鳥池まで4-5箇所の水場がある。
何処にも柄杓が置かれているのが嬉しい。
緩やかなのぼり道は沢に沿っている。ぶなの樹林が美しく日影を作ってくれる。サラシナsyポイマ、リンドウ、まだ花が見られる。
二個の吊橋を渡ると漸く沢を離れて山道に変わる。
急斜面を九十九折りの登り、七曲りというところをを過ぎると間もなく大鳥小屋(タキタロウ山荘)につきました。
湖面の向こうに穏やかな陵線が横たわり、以東小屋と以東岳が見えている。
受付(1500円素泊まりのみ)をして二階に陣を取る。先客らしいシュラフがあるだけ、
誰もいません。奥の部屋には団体さんがいるらしく話し声が賑やかだった。
小屋は水道があり、部屋でコンロが使用できるように板が用意され、大変便利でした。
一休みしてテン場に行って見ると4張りがあり、宴会中のグループに岩魚をご馳走になった。
テントを持のほうが良かったかも。

山形といえば蕎麦
 

泡滝ダム
駐車サイト

ブナ林は快適
 
2番目の吊り橋
 
水場
 
タキタロウ山荘
 
大鳥池の向こうに
以東小屋が良く見える

部屋でコンロ使える
ブリキ張りのお盆は便利


9月22日
コースタイム
タキタロウ山荘5;20〜登山道分岐5;25〜以東小屋7;35〜7;45山頂8;50〜オツボ峰9;35〜三角峰10;00〜11;10タキタロウ山荘11;25〜13;55泡滝ダム


昨日は6時に就寝、3時半に目覚めた。外に出てみると星空だった。位、小屋前のベンチでお湯を沸かしてコーヒーを飲み能の覚醒をする。軽く朝食を摂りながら夜明けを待ち、5;20に小屋を出た。制水所の堰堤を渡る。大鳥池の鏡面に山並みが映しだされる。
無風の湖面は静まりけっていた。福島県いわき市の東北の200名山を登り歩いている方と分岐で別れた。

直登コースに向かう。しばらくは大鳥池の淵を歩くが涸れた河原を横切ると山道になる。薮っぽい樹林を登る。視界が開けると大鳥池を見下ろし、小法師山ー化穴山の穏やかな陵線が美しい。
以東岳に向かう斜面は緩やかで草紅葉が始まっていた。お花畑を想像するとたまらない。
笹原に代わると潅木が紅葉を始めていた。
ガスで煙る以東小屋の周りはウメバチソウがいっぱい咲いていました。
小屋で待つ、ガスの動きが激しく、見えなかった山頂が突然現れる。
山頂を目指すと潅木の赤が増した。見下ろすと草紅葉の草原に光が差し金色に光るが、流れる雲に照明を落とす。
山頂には古寺鉱泉からやってきた青年がいました。今朝、狐穴小屋を出た、今日、古寺鉱泉戻るそうです。
うらやましい体力です。
雄大な尾根の先に大きく、高くその先頭を見せる名は大朝日岳だ、いつか縦走をしたい気持ちをかき立てる眺めです。

月山、葉山が似たような姿でガスに霞んでいた。
古寺から来た青年と一時間、話しながら過ごした。オツボ峰に向かうといきなり目に入ったのはすばらしい紅葉でした。
笹とハイマツの緑に赤、黄色が散りばめられ尾根道を飾っていた。紅葉、と緑の斜面を見下ろすと大鳥池が水をためている。
三角峰の先で樹林に入るまでこの景色を堪能できる。
昨日、下山してきたご夫婦が2日連続で登ったといっていたがその気持ちが存分分かりました。

ブナ林を一気に下り、大鳥池に着くと、今朝の分岐です。
起きたろう小屋の管理人さんが交代していた。東京の方で、ここ3年、管理人をしているそうです。
泡滝ダムの工事現場、大型重機で下界に引き戻される。
予想もしなかった、紅葉に出会え、その美しさに忘れられない山になるでしょう。
 
 
早朝、鏡の大鳥池

 
オツボ峰と直登との分岐

 
樹林を登りきると視界が
開ける、
化穴山、小法師山
 
日が昇ると、草紅葉が光る

絵になる
以東小屋
 
 
山頂標識

 
大朝日岳に続く尾根

 
大朝日岳を
クローズアップ
 
下山尾オツボ峰
コース

紅葉
 

以東岳を振り返る
 

紅葉の下山道
 

紅葉の斜面の下には大鳥池
 
 
一面の紅葉
 
大鳥池の全貌

泡滝の駐車地
工事関係者、釣り人
と満車です