北陸遠征6座目 能郷白山  平成26年5月19日

昨日、小秀山の山頂でお会いした方が昨日、温見峠から能郷白山に登ったと話してくれました。
2-3日前に温見峠が開通したとのこと、朗報です。
小秀山を下り、道の駅うすずみ桜の郷に移動して温泉にノンビリと浸かり車泊した。
温泉の受付の方も温見峠が開通したのを知らなかった。小秀の登山者の情報は貴重だったのです。 

夜明けを待って走り出す。集落が終わり、曲がるくねる狭い道は長い、幸い、すれ違った車はなかった。温見峠は岐阜県と福井県の県境で1020mに位置して、戦国時代は朝倉や織田信長が美濃、越前の攻防に貴重な通路だっただろう。
路肩の広い場所に停めて歩き出す。

朝の空気にブナの美林がすがすがしい、急登も気にならない。
アカヤシオ、コブシの花が朝日に映えまぶしく見える。足元にはカタクリが可憐だ。ツボミのカタクリが一面に広がり花畑を作っていた。
樹林が笹原に代わり見晴らしが良くなると乗鞍岳ー北アルプスがやや霞んで見えてきた。
谷間に白く広がるのはダム湖か?目を凝らすと霧が浮かんでいるらりい。

登山口から1200mの札が、丁度中間点です。展望のよい尾根歩きはこのルートの特典か、すばらしい。
谷間には残雪がまだ多く覗くと怖い。目指す能郷白山も白斑模様の優しい姿だ。
後方に荒島岳、白山がはっきりとする。残り少ない残雪を踏み越える。

笹薮の山頂は展望がない、標識と三角点があるだけだ。能郷谷からの道が合流するのだが確認はしなかった。
奥社の立つピークに向かう、雪田をトラバースすると、雪が切れた一帯はコバイケイソウの芽が青々と頭を出している。
カタクリの花の紫とが競合している。間もなくコバイケイソウの天下だろう。

祠のピークは展望が良い、前山ー能郷谷への尾根と磯倉山への尾根が近くて目につく。
その先には伊吹山、比良山塊が見えるらしいが残念。
三角点に引き返すと一人がやってきました。呉の方で家をでてから27日目で本日が最終日だそうでその間27座登ったという兵でした。
お互いにシャッターを押し合い分かれた。

下山に向かうと北アルプス、白山、荒島岳が朝よりはっきりと見えていた。。
北アルプスと並びが逆になっているので妙な眺め、馴染めない、でも新鮮な展望です。
峠には先ほどの方の車だけだった。狭い道は時折やってくる車にひやりとしながら峠道を走った。

関広見ICで東海環状自動車道で豊田ICJへ、東名高速ー第二東名高速を乗り継いで帰郷した。
16年前の古いナビは新しい道路に反応無し、取り替えようかな?
温見峠ルートのお陰で富士山を見ながら明るい時間に帰ることが出来ました。
ゴールデンウイークに一気に上る予定だった、6座を2度に分けて終了しました

コースタイム
温見峠5;20〜中間点6;40〜三角点ピーク7;10〜7;15奥社ピーク7;45〜9;05温見峠



温見峠
岐阜県と福井県の県境
 
 
ブナ林を行く
 
能郷白山が見えてきます
 
三角点尾山頂

雪田の先に奥社が見える
 
 
白山神社奥社の祠
 
前山
能郷谷登山口へ
 
磯倉山方向
気になる尾根です

 
三角点尾山頂で


部子山と銀杏峰
僅かに残雪が見えた 
 
荒島岳と白山
 
奥穂、前穂をアップ



アカヤシオ? 
 
サンカヨウ
 
カタクリの花畑
見事です
 
カタクリ
 
オオバキスミレ
 
コバイケイソウ
芽吹き