御池岳 平成26年11月23日
11月23日 コースタイム 勤労感謝の日、鈴鹿山脈の御池岳へちょっと遠出です。昨年2月に御池岳を目指して木和田尾根を登ったが思はぬ吹雪に見舞われて 丸尾根分岐付近で撤退した。国道306号の鞍掛峠が11月に開通したことをネットで知り、手軽に日帰りが出来る。 12月には冬季の閉鎖になるらしいので今回を逃すと待ちが長くなる。 電車、レンタカーでと思ったが安ホテルは満杯、連休では仕方ない。 車で行くことにするが連休の高速道は渋滞覚悟で出発した。川崎を過ぎると渋滞も緩和した。 ひたすら東名ー新東名ー伊勢湾岸道ー桑名ICまで長い道のりだったが順調に走って登山口に近い簡易パーキングふじわらで車泊した。 5時起き、とても暖かい朝です。まだ真っ暗、湯を沸し、熱いコーヒーで目覚ます。昨日買った納豆まきを食べるが少々冷たい。 明るくなるのを待って走り出す。鞍掛トンネル手前の駐車場にはすでに7-8台停まっていた。 登山口にはコグルミ谷は崩壊で通行禁止になっていた。周回をしたいと思っていたが無理らしい。 歩き出すと朝日が山間から昇ってきてまぶしい光を受けた。
鞍掛峠に登ると開けるが濃霧です。送電線を過ぎたあたりから集落が眺められた。送電線の先に真っ白な不思議な平地が見えていた。
ここで名古屋からの一人旅の女性がやってきた。鈴北岳まで御一緒した。 コグルミ谷の情報を聞くと、友達が最近に下ったらしい。通行できそうかな? 鈴北岳山頂は丘になっていてここから御池岳の平原が始まるのだろうか?濃霧あたりの様子は分かりません。
鈴北岳を下ったところに標識があり左道が御池へのメインルートのしっかりとした道だ。 右に薄い踏み後がある、落ちた標識は日本庭園と読めるが?こちらに行くと元池に行くだろうか?。 周回したいのでこの怪しき踏み跡に入った。濃霧は視界20m、赤茶けた草紅葉の中に大小の岩が日本庭園の様相を造っている。 葉をすっかり落とした潅木が枯れ木のように不気味な雰囲気です。
やがて道は完全消えた。苔むした大岩がゴロゴロと転がる、樹林は何故か少し曲がった幹をしている。 鹿がキーンキーンと警戒を発している。霧の中で急に飛び出した物体にビックリする。鹿の団体さんだった。 鹿のテリトリーに入り込んだらしい。方向を見失いそうなのでテーブルマウンテンの西の切れ目をたどる。 元池を見つけることは出来なかったが奇岩と苔の不思議な空間をさ迷った。苔の緑が鮮やかだった。 テーブルの淵に沿って南下すると人の声が聞こえてきた。そこで登山道に出た。少し戻ると御池岳の山頂で沢山の人がいました。 奥の平へ標識で右に分かれてボタンブチへ、起伏する草原の先に人がいる。あの丘がボタンブチのようだ。 テーブルマウンテン景色です。ボタンブチの断崖の立つと谷はガスにその深さをなくしていた。展望も無し。コーヒーを飲んで待ったが駄目だった。
左側の淵に沿って御池岳に戻ると鈴北岳までご一緒だった一緒だった女性が休憩していた。 そして、先ほどコグルミ谷を登った人に会いました。との情報を教えてくれました。
この一言でコグルミ谷を下ることにしました。山頂より北側の谷筋に下ると九合目の標識がある、この道がメインルートらしい。 八合目を過ぎ、滑りやすい谷道も七合目まで下ると緩やかになる。 6合目がコグルミ谷への分岐だった。丸太のベンチで昼食休憩をしていると情報をくれた女性が下りてきました。 やっぱりコグルミ谷を下るそうです。
この方とここで分かれてまだ時間も早いので昨年、雪で撤退した地点まで行きます。3個ほどの小さなピークをアップダウンする。 明るい裸木の落ち葉道は快適です。30分ほど行くと撤退したところにつきました。予想通り丸尾根の分岐でした。 窪地が雪で埋まり御池方向への尾根が不明瞭だったようです。 無雪期に見ると平凡なところで赤テープも沢山ありますが当時は吹雪いていてテープには気づきませんでした。 戻って、コグルミ谷を下るが予想以上の崩壊でした。崩壊地を巻く道は獣道のようで幾筋か錯綜するところもあったが、 谷を大きく外すことはない。タテ谷からの道が合流すると通常の登山道になりました。 車道を30分ほど歩いて駐車地に到着しました。勧められる道ではありません。
阿下喜温泉に立ち寄って汗を流す。立派な施設、感じが良いところ、連休のためか大賑わいでした。 明日の釈迦ヶ岳のため道の駅菰野に移動して車泊した。 |