御神楽岳  平成26年11月9日


11月9日
室谷登山口6;30〜雨降峰9;30〜9;40御神楽岳10;10〜12;35登山口


 関東地方の天気ははっきりしない、東北が比較的よさそうです。200名山の御神楽岳へ思い切って遠出をしました。
土曜日の夕方、東北道に乗るスムースにはして郡山JCで磐越道に入った。
通行量は一気に減ってしまった。会津若松の夜景を眺める。黒森山トンネルを過ぎると新潟県阿賀町です。上川PAにて車泊をする。

翌朝、津川ICで一般道に下りる。室谷登山口までは1時間ほど、ほとんど舗装道路でした。
日曜日だがやっぱり天気がはっきりしないためか登山口はまだ車はない。
渓流に沿う道、残り少ないが紅葉も楽しめるのも僅かで、裸木の道になってしまった。

流れのある枝沢を一跨ぎすると間もなく、沢音が小さくなってくる。意外なほど暖かい、夏用のパンツを七分丈にして歩く。
2本の老木が立つ広場に出ると飯豊連峰が姿を見せてくれる。
薄っすらと白い峰に感激です。

雨降峰の手前から風景画一変する。斜面はスラブで切り立ち、その斜面を小さい尾根筋だけが黒い筋をなしている。クロッキー素描のごとき風景だ。
尾根上の針葉樹が黒く、斜面は潅木が茶色一色に広がってこの景色を作っている。豪雪のなす業か?ほとんど岩盤が見えないのが不思議だ。
急峻なスラブも少し前は紅葉していたのだろうか、見たいものだ。
蝉ヶ平コースの陵線が痩せ尾根にはっきりと見える。危ういがゆえに歩きたい意欲に駆られる。

蝉ヶ平の痩せ尾根
切り立つスラブがこの山塊の特徴
 

御神楽岳の三角錐が近くなった。小さな祠を見ると山頂に着きました。山頂標識、方位盤、三角点の三点が勢ぞろいしてます。
遠くの山間に立ち上る煙は一直線、風のない穏やかな山頂でした。
午後から雨の予報にしては360度よき展望に恵まれた。

何処から眺めようか、富士山型の矢筈山が目に付く、左に移すと守門岳、浅草岳と思いでのある山だ、越後駒ケ岳、中岳は白さが目に付く、200名山の会津朝日岳が大きく見事な峰を、後には、燧ヶ岳の双子峰が薄く、会津駒ケ岳が続く、日光連山は霞む、高原山山塊、那須山塊ははっきりと、磐梯山、吾妻連峰も霞む、飯豊山塊は雄大だ、二王子岳、五頭山塊、後ろは佐渡、日本海、粟ヶ岳とぐるり見えた山だ。方位盤のお陰で同定も出来ます。

蝉ヶ平コースの湯ノ沢の頭への絶壁尾根と飯豊山、大日岳を眺めながらの雄大な気分で下山する。矢筈山、粟ヶ岳が視界にあるのもうれしい。
朝は谷筋に気をとられて気が付かなかったが登山口の手前左側は大きなスラブだった。この山域の特徴を間近に見られた。
登山口に戻ると小雨が振り出してきた。午後から雨の予報が当たった。

帰りの立ち寄り湯はお神楽温泉のみかぐら荘です。(500円)



室谷登山口
怪しい天候です
 
 
渓流に沿う登山道で
始まる
 
残り少ない紅葉

 
視界が開ける
老木の奥に
飯豊山が見えた
 
御神楽岳は三角錐
 
山頂
意外と暖かい
 
浅草岳

守門岳
 
 
矢筈山、粟ヶ岳
 
飯豊連峰
 
霞んで見える
磐梯山
 
御神楽温泉
おかぐら荘