佐武流山  平成26年10月19日


10月18日(前夜)

 最近の週末は雨、台風で山歩きは出来ませんでした。土日が久しぶりの好い天気予報に気持ちも明るくなります。200名山の佐武流山に行きました。
土曜日の午後、関越自動車道に乗ると意外と思われるくらいスイスイと走れました。

塩沢ICで降りて、353号線に入った。十二峠の工事のため通行時間規制があった。7時ー20時が通行止めだった。
知らなかったが余裕で通過して国道117号へ、飯山方面以少し走って405号で秋山郷へ、405号は群馬県の野反湖を端にする魚野川を沿う道だが
湖から出た水は直ぐに長野県に流れ、苗場山の北で信越国境をを越えて新潟県津南町で信濃川に合流している。複雑な流れをしている。

苗場山の東側から西側に大きく迂回する道を走ったことになる。日暮れは早く、秋山郷は暗い道をゆっくりと走る。
切明温泉の手前に一台の車を見つけた。登山口だった。大岩尾根、佐部流山へ近道を確認して、ここで車泊した。
鍋焼きうどんに、お湯割りの夕食は季節を感じる。でも、暖かい夜でした。


 10月19日
コースタイム
ドロノキ平登山口5;25〜檜俣川林道分岐6;24〜渡渉点下降分岐6;55〜渡渉7;05〜物思平8;05〜9;00ワルサ峰9;10〜西赤沢源頭9;45〜10;55山頂11;35〜ワルサノ峰12;50〜物思平13;35〜渡渉点14;20〜16;15登山口


ロングコースで日の短いのを考えて、早めのスタートをした。5時25分、ヘッデンをつけて歩き出すが20分もすると明るさが増してきた。
樹林の登りだったが、間もなく、カラマツの伐採中の平坦地になった。運搬用の道を2箇所横切るとエラクボ林道に出る。
路肩には重機が置かれている。

カラマツノ丸太が時々詰まれていた。3人組みとすれ違う、声をかけると檜俣川林道の分岐を見逃したらしい。
見逃した檜俣川林道が直ぐで僅かなタイムロスで何よりでした。朝日に紅葉がはっきりとしてくる。

檜俣川へ下降する分岐で横浜の青年が追いついてきてしばらくは一緒に歩く。渡渉地には虎ロープが、5mほどの川幅、靴のままでは無理な水量です。
少し上流に飛び石で渡れるところを見つけて無事に通過する。横浜の青年は裸足になって虎ロープのところを渡った。

物思平にワルサ峰まで一時間が急登が連続する難所です。展望もありません。
ワルサ峰には3人が休憩中、苗場山を眺めながら休んだ。

休憩ご、歩き出すと直ぐの痩せ尾根上で西側の笠法師山、烏帽子岳、鳥甲山、の眺めが良い。後方には火打山、妙高山、飯縄山、戸隠が見える。
さらに白馬岳の冠雪が見えている。

左端に戸隠山、後は白馬連山
 

苗場山ー赤倉山ー佐武流への、憧れの陵線を眺めながら歩くと西赤沢源頭で尾根が合流した。赤倉山へのトレースもしっかりとしているのを確認した。
10分で水場の案内もあります。縦走には見方なるかも。

坊主平を過ぎると一気に視界が開ける。あまりの突然の風景変化にビックリする。一瞬、何処の山塊が見えているか戸惑うのでした。
谷川方面が広がっていたのです。
山頂は3人の先客、後から次々と5人登ってきました。大変な道のりを歩きたどり着いたことでお互いに健闘を祝し合いました。
一息して、山座同定をする。

近いところ平標山を目印に仙ノ倉、朝日岳などを見極める。武尊岳、鶏鶴山、ヒウチ岳、至仏山、日光白根山、男体山
巻機山、越後三山まで何とか同定をした。苦労した割には範囲が狭いのが残念ですがお天気に恵まれ気分のよい山頂でした。

40分を過ごしてしまった山頂を後にする。渡渉も濡れることなく渡り、つらい上り返しで林道に着く。
朝より日差しをいっぱいの紅葉を楽しみながら登山口に戻りました。
屋敷温泉に立ち寄る、温泉は大好きな硫黄泉でした(600円)地震の被害か河川工事の最中でした。
道の駅 南魚沼ゆき明かりで車泊した。

 
ドロノキ平登山口
標識は大岩尾根

エラクボ林道
 
檜俣川林道への分岐
 
檜俣川への下降点
 
檜俣川
渡渉、10m上流で飛び石が出来た
 
ワルサ峰
苗場山が見えるようになる
 
鳥甲山
不気味な姿
 
烏帽子岳
尾根は岩菅山へ続く



苗場山
神楽ヶ峰の落ち込みがはっきりと
 

巻機山と後に越後三山
 
 
平標山、仙ノ倉山、谷川連峰
奥にヒウチ岳、至仏山