白髪門  平成26年6月15日


6月15日
コースタイム
駐車場8;20〜松ノ木10;10〜10;55山頂12;00〜駐車場14;15〜ハナガノ滝14;50〜15;40駐車場

谷川岳は電車バスでのアプローチがいつもですが。今回は車にした。16年間乗ったトヨタのRAV4を乗り換えることにしたためこの車の最後かもしれない。
土合橋の駐車場は7割ほど埋まっていた。天気も良く登山日和です。東黒沢の赤い橋を渡り登山道へ、樹林は日影を提供してくれる。
左側に谷川岳が少し顔を出す。右側の白髪門沢には大滝が見えてくる。

サラサドイウダン、アカモノの花が咲く。振り返ると湯檜曽川の谷筋の先に、赤城山子持山が逆光に白っぽく関東平野の砦のように並んでいる。
ロープウエーの駅、天神平の窪地、天神尾根が伸び、谷川岳、一ノ倉岳が眼前に立ちふさがる。
マチガ沢、一ノ倉沢の鋭い切れに雪渓が美しい。

松ノ木沢の頭まで登ると、茂倉岳、武能岳、蓬峠と視界が広がる。
右側にはどっしりと上州武尊山が、その北には尾瀬の笠ヶ岳、至仏岳が見える。
ジジ、ババの岩、雪に削られた岩盤が山頂から急な斜面になって落ち、広がる白髪門は岩山だ。

谷筋に白い雪渓がのこる。イワカガミ、オオバキスミレ、ハルリンドウ、が多い、そんな中にシラネアオイが2株ほど見られた。
蓬峠の穏やかな陵線が七ツ小屋山まで開けると、武能倉岳の後方に特徴ある苗場山の切れ落ちた頭を見せた。
こんなに、はっきりと見えたのは初めてです。

山頂は沢山の人が休憩していた。文字通り360度の大展望です。谷川ー朝日岳の展望台です。
笠ヶ岳ー朝日岳が近い。登山道には人も見えている。笠ヶ岳まで足を延ばしたくなる。
武尊山はもちろんだが至仏山、ヒウチ岳が意外と近い。後には、男体山、日光白根山、会津駒ケ岳、平ヶ岳、までが丸見えです。中ノ岳がほんの僅か見えるようだ。
名だたる山ばかりだ。充分以展望を楽しみ、下山した。

帰り道に東黒沢に入りハナゲノ滝まで行ってみた。滝の手前はまだ雪渓で埋まりスノーブリッジだった。下をくぐると冷風と雫で暑さを忘れる。
青い空、両側の緑の衝立と磨かれた岩盤、そこに真っ白な水流が勢いよく滑り落ちる。
水音だけの静寂な世界に浸る。やっぱり沢はいい、
 
谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳
 
武能倉岳、蓬峠方向
 
笠ヶ岳、朝日岳
 
最奥に苗場山
 
鶏鶴岳、ヒウチ岳、至仏山、笠ヶ岳
 
武尊山