山伏    平成26年(2014年) 1月4日

コースタイム
静岡駅レンタカー5;15=6;45駐車地7;00〜西日影沢登山口7;15〜蓬峠9;00〜10;40山伏11;20〜新窪乗越12;45〜扇ノ要13;40〜14;55車

 
西日影沢登山口
この当たりは雪がありません
2014年に因んで、2014mの山にしたいと調べたところ山伏と大菩薩の小金沢山が見つかった。小金沢山は昨年の4月に登ったので、初山行は山伏にしたいと決めていた。 忘年山行で話したところ松井さんが相乗りすることになった。

当日の出発では一番のバスには間に合いません、そこで前夜静岡に泊まった。二人ならレンタカーがバス代で借りられるし、余裕のある歩きが出来るのでレンタカーにした。

24時間営業のレンタカー屋さんで朝の5時に借り出す。24時間営業は助かります。
山伏は安部川流域の最高峰です。静岡市、葵区だが山深い所です。
梅ヶ島温泉の案内をたどって安倍川を何度か渡りながら上流に進む、新田バス停で左に折れて茶畑の中を進むと大谷崩との分岐に着いた。1時間30分の走行でした。

ここに駐車をした。準備中に3台ほど山伏への登山口に行く車が通り抜けていった。
山伏周辺ハイキングコースの案内板があり、西日影沢ー山伏ー新窪乗越ー大谷川の本日のコースはハイキングコースになっていた。

15分ほど林道を歩いて登山口へ、4台が止まっていて2人が準備中だった。
ガレた沢を渡ると山火事用心の赤い横断幕が張られて登山口です。

燕岳の山行からまだ3日間の休養、今日は午前中にテニスをしたし、、足に不安を持ちながら、
歩き出しました。
 
山頂
富士山をバックに
ワサビ田へのレールを見ながら歩きます。沢を跨ぐ橋は平成21年に来たときは丸太橋だったものが立派な橋に代えられていました。巨岩のところにワサビ小屋が見える。

 橋を渡り返し、水場で喉を潤す。アイスバーンが出現、アイゼンをつけるが邪魔で直ぐに取った。
蓬峠で改めてアイゼンをつけた。ここからは雪道が多くなるため皆さんも装着していた。

急登が緩んでくると避難小屋への分岐に着いた。急登でアキレス腱とかかとの部分が突っ張ると痛い、でも、ここまで来るともう山頂は直ぐです。

山頂は平坦で一面の雪原、富士山がきれいに見えています。2014Mの山頂写真を撮る。南アルプスの茶臼岳、上河内岳、聖岳が目立つ。赤石岳、悪沢岳の山頂部が見える。
布引山と笊ヶ岳が大きく近い、笊は去年登ったばかりで眺めるのも親しみが湧いてくる。

その左側に塩見岳、右側に北岳らしい鋭いピークがほんの僅かに覗いている。

 
2014Mの山頂で
新年のポーズ
 
中央に上河内岳、左に聖岳
 
北岳の尖峰
 痛い踵にテーピングをして、大谷嶺、八紘嶺の陵線を確かめるように見つめてから山頂を後にした。
。先ほどまでと比べるとトレースが細く、やや雪も深い気がする。

途中、樹林の隙間より真っ白な尖峰を見つけ、何処だろうと思いながら歩いた。帰ってから写真を見ると北岳だった。鳳凰三山も写ってました。

10歳くらいの子供を連れた親子がすれ違った。大谷崩れを登ってきたそうだ、ここはやっぱりハイキングコースなのか?

新窪乗越に立つと激しい崩壊が眼下に落ち込む、周りの山肌もいたるところに土砂止めの工事がされているのが見られる。
安部川左岸陵線が見渡せる。八紘嶺ー大光山ー十枚山ー真富士岳ー竜爪山を縦走したことを思い出しながら見つめる。
歩いたときは大変だったが、こうして眺めるとなだらかな陵線だ。


 
大谷崩れを下る
 
黄金の湯
大谷嶺に登りたい気持ちはあるが足に不安があり断念して、大崩壊斜面を注意深く慎重に下った。上部は雪で浮石が少ないが半分ほど下ると浮石となって歩きにくい、アイゼンを外した。
扇の要で難所が終わり、ヤレヤレ、一休みです。

広いガレの斜面の最下部を横切ると林道に出ました。駐車場には登山口と登山届け箱がありました。
だらららと林道を下って車に戻りました。

黄金の湯に立ち寄り汗を流す。つるつる温泉は程良い湯加減でノンビリと出来ました。
レンタカーを返して静岡駅で「うなぎパイ」を土産に新幹線に乗ると満員御礼、デッキの床に座り込んで で1時間で東京に着きました。

正月休みも最後か、明日から仕事だ、来週の連休は何処に行こうかな。