会津朝日岳 平成27年6月15日
6月14日 先週、会津の山、荒海山に行き、その記録を書くのにネットで調べ事をしていて偶然に朝日岳の山開きを知りました。 200名山を登るようになって会津朝日岳が豪雨で崩壊があり、登山禁止になっているのを知っていました。 4年ぶりに登山の解禁です。開山の日には間に合いませんが翌日に登りました。 前日の夕方登山口の下見をすると、指導員が今日は500人が入山したと聞かされ、待ち望んでいた人が大勢いたのです。 開山日に登っていたら嫌いな行列登山だった。これが回避できたのはラッキーでした。 下見の後は湯ら里、深沢温泉むら湯に入った。(700円)赤味のある温泉でした。道の駅きらら289で車泊した。 会津朝日岳に登った何人が休憩していて、情報をいたただきました。
6月15日 登山口5;20〜三吉ミチギ6;10〜人見の松7;15〜大クロベ7;45〜避難小屋8;20〜9;15山頂10;00〜13;00登山口 早朝、濃霧の道を登山口まで走る。水害で崩壊した道は廃屋となったいわなの里まで舗装され走りやすい。 昨日はここが駐車場でしたが登山口まで入れました。
新しい板橋を渡る、谷間にはまだ雪渓が詰まっています。杉が何本も折れている、豪雪のためでしょうか。 クサソテツ(こごみ)の群生、瑞々しい緑は早朝に良く似合う。 何回か小沢を渡る、サンカヨウ、ニリンソウが咲いていた。
沢筋から離れると三吉のチジミ(水場)、 洗顔をする。ネッククールを水に浸し首に巻いて歩き出す、 地元の山学会の努力できれいに整備されていてとても歩きやすい道です。人見の松で視界が開ける陵線出ました。 岩場に差し掛かるとヒメサユリが何本か咲いていました。いつ見てもこの可憐さに和まされます。 朝日岳が行く手に見えてくる、雪渓が見える、何処を登るのだろうと、思いながら眺める。
大クロベの巨木が2本現れます。1本目はまだ現役、2本目は白骨化した老木、生命と時の流れを見せ付けられる。
ここから少し下ります。タムシバの白いハンカチが、空に溶け込む。木々は地面近くで同じように曲がり立ち上がっている。 雪に耐えた姿だ。鞍部に下る最初のと雪渓を横切る。 避難小屋直下の斜面には雪渓が広がる、昨日の入山者のお陰で黒く道筋が出来、ステップも刻まれています。 薮の中に隠れるように建つ避難小屋は施錠されていました。 緩やかな道が終わると山頂直下の雪渓が立ちはだかります。急ですがしっかりとしたステップのお陰でアイゼン無しで登れました。
手前のピークにはツガザクラ、アカモノと似たような花が一塊ずつ咲いていた。岩場にヒメサユリ一輪、凛々しく見えた。 丸山岳が近いが山頂付近はガスで隠れていた。
ちょっと薮っぽい道で朝日岳の山頂に立ちました。方位盤と三角点はありましたが、山頂標識はあませんでした。 一人占めの山頂、うれしいですね。昨日は大混雑だっただろう。
霞んだなか展望はない。足元は絶壁に乗っているようだ。切れ落ちたスラブの斜面に眼が行く。 越後の豪雪地帯と思わせる様相です。 40分ほど山頂に止まると、丸山が顔を見せてくれた。これまでと下山した。この間に2名がやってきましたが2-3分で帰ってしまったので ほとんど一人だった。 下山はアイゼンをつけて慎重に下った。 途中で浅草岳がぼんやりと見えてきました。
道の駅きらら289で温泉に入った。毛虫の大発生で露天風呂が使えないため700円のところを500円でした。 ツルツル湯の良い温泉でした。 |