常念岳ー大天井岳 平成27年9月14-15日
9月14日 常念岳 一ノ沢駐車地5;50〜大滝ベンチ7;00〜笠原沢8;00〜最終水場9;05〜10;10常念小屋11;00 〜12;35常念岳13;20〜14;20常念小屋 昨夜、ザックに入れたのはテント泊の一式でした。しかし目覚めると筋肉痛とだるさで小屋泊に変更しました。 3週間のブランクは茅ヶ岳の足慣らしもヘビーだったようです。 一の沢登山口、平日にも拘わらず沢山の車です。久しぶりのお日様マークを待ちわびたのでしょう。路肩に停めました。 1260mの登山口を歩きだしです。
一の沢を遡る道は丸太の橋、板橋、飛び石などでいくつもの枝沢を越えて行きます。本流は水量が多く迫力があります。 大滝ベンチ、大滝があったかな?エボシ沢で大きな涸れ沢を渡ります。 笠原沢を渡ると、水線を離れる、直線に陵線にむかって伸びる沢筋を見上げるようになります。
胸突き八丁からは急な坂になります。 下で眺めた枝沢を横切るところが最終水場で休憩に丁度よいところです。 上り下りの人が沢山休憩してます。 小屋で働いている女性が休暇で下山中で休憩していて、土曜日は小屋も大混雑だったと話してくれました。 一休みで少し元気になった気がしたが直ぐに足が上がらなくなりました。 小屋のある鞍部に着くと小屋の赤い屋根と槍ヶ岳が目に飛び込みます。 ガスの流れで一瞬にして視界から消えて行きます そんな、様子をベンチで眺めていた。汗が引くまでは寒いくらいだが心地よい時間でした。
体力に余裕があったら大天井山荘まで足を延ばしたいと思ってったのは夢でした。 昨日の茅ヶ岳がハードでもないのに、、、体力の衰えを痛感する。 しばらく休んで泊まりの申し込むと一番乗りでした。素泊まり(6700円)でした。
部屋にザックを置き、身軽にして常念岳に登りました。森林限界の石ころの斜面は思いのほか急で空身にも苦痛でした。 高度が上がるとガスの切れ間が広がるようになってきました。
槍ヶ岳から南岳、奥穂へと開けてくるなが楽しい。 山頂に立つと前穂、明神まで見渡せるようになります。 北アルプスの展望台、北ー西ー南の方向は雲も無く見渡せます。北は野口五郎岳、水晶、鷲羽、三俣蓮華、黒部五郎、双六、 槍ヶ岳、中岳、北穂、奥穂、前穂、明神とまさに絶景です。 梓川の白い曲がりが光ります。北アの展望台に偽り無です。
霞沢岳は見えるが、蝶ヶ岳、大滝山は盆地から沸き立つガスでその陵線をぼかしている。 しばらく、佇むと一人になりました。
次々と沸き立つガスが横通岳の陵線で切れる。陵線を鋭く見せる様を眺めながら下った。 小屋の近いところで雷鳥の親子、4羽が砂遊びを楽しんでいた。人なれしていて近づいても遊んでいた。まだ夏羽根でした。 鳴き声は猫のようだった。
素泊まりは少ないのか自炊場は一人でした。6人部屋に4人で同年代の人だった。 疲れすぎて寝付かれない上にいびきに悩まされた夜でした。 9月15日 大天井岳 常念小屋5;20〜大天井荘8;00〜8;15大天井岳8;30〜8;40大天井荘9;00〜大下り10;50 〜蛙岩11;10〜11;50燕山荘12;10〜14;45中房温泉 やや寝不足、明るくなるのを待って小屋を出た。テン場には7張りほどあった。日の出を待つ人がいた。 夕べは満点の星空たった。槍ヶ岳ー奥穂の陵線も綺麗に見えて、期待が持てそう気持ちも高まります。 横通岳に上る途中で日の出を迎えた。雲海に日が昇るころより槍の穂先が赤く染まってくるのを眺めながる
振り返ると常念も明るさを増し、小屋の前で日の出を見る人も見えます。
横通岳を巻き道で過ぎて鞍部で視界が変わり、鹿島槍が見えるようになります。 この先は後立山が見えるようになって展望が一気にひろがっる。涸沢カールの全貌も見えるようになってきた。 広々とした陵線で振り返ると八ヶ岳と南アルプスの間に富士山を見つける。
大天井小屋で一休みしたのち、山頂に登った。
360度の大展望、昨日の常念より天候に恵まれ午前中のためさらに良い。 常念では見えなかった小槍も見え、北に移動したのを実感する。
北鎌尾根、東鎌尾根が近い、硫黄尾根の赤く荒ららしく横たわる。 これから向かう燕岳への陵線が一望してから小屋に戻った。
表銀座を行く、槍をいつも左に、高瀬川対岸の裏銀座陵線を眺めながらの贅沢な空中散歩です。 銀座というだけ歩きやすい道です。ほとんどが水平道ですが大下りの頭には登ります。 千丈沢、天上沢の出会い千天の別れが近い。北鎌尾根を歩いたことを思い出す。 硫黄尾根の向こうは湯俣川が水俣川と出合うと湯俣温泉で噴湯丘の河原で露天風呂に入ったことを思い出す。
岩のオブジェが目立つようになり蛙岩をすり抜けるともう燕山荘も近い。 燕岳へ歩く人も確認できる。白砂模様の陵線と奇岩の組み合わせは庭園のようです。
山荘でバス時間を確認、急いでカレーうどんを食べて下山した。燕岳をスルーは心残りです。 アルプスの山並みが消えると紅葉の始まった道に飽きることがありません。合戦小屋は大変賑やかです。休憩はなしで下りました。 樹林の中をひたすら下り中房温泉つきました。バス待ちの時間が50分ほどあり、温泉に入って汗を流した。 お風呂上りのワサビアイスが美味しかった。
穂高駅からタクシーで一ノ沢へ、、車を回収した。タクシー代(4700円)だったが帰ってから調べるとしゃくなげ荘でバスを降りてタクシーを呼んだほうが安いことが分かった。多分1000円ほど安いでしょう。 疲れたが天候に恵まれ大満足の縦走でした。 |