カムイエクウチカウシ山 平成27年8月16-18日
8月15日 雨降り、カムエクの下見、休養日 早朝にカムエクの下見に出かける、札内ヒュッテのゲート前駐車場には5台ほどの車があった。釣りの人もいるのですが何人かはカムエクに登っているだろうと思いながら、持ってきた折り畳み自転車を取り出した。 七の沢出会いまで行ってみる。 トンネルを3個抜ける。覆道をいくつか通る。道は車道なので基本的には良いのですが砂利道になると自転車は走りにくくなる。 緩い上りでも歩いたほうが楽です。
3分の2ほど走ったところで下山してきた2名にお会いしました。 昨日、八ノ沢のテン場からピストンしたが12時間かかったそうです。七ノ沢の出会いまで下見して戻る 途中で先ほどの2人に追いつき、札内ヒュッテまで一緒にに歩きながら、細かな情報を頂きました。
道の駅「なかさつない」で明日の準備をした。更別村福祉の里温泉でゆっくり休養して明日に控えました。 |
8月16日 札内川ヒュッテ7;00=8;10七ノ沢出会8;25〜八ノ沢テン場11;00〜12;15テン場 今回の北海道遠征の目標の山、最難関の山です。日帰りの方もいますが、私の力では3日を要します。 沢旅でもあるのでお天気とにらっめっこしながら決定しました。今日が駄目なら今回遠征では諦めることになります。 天気予報では16,17日は曇り、18日は午後から雨です。18日の午前中に戻るを予定して決行しました。 札内川ヒュッテの駐車場には道の駅「なかさつない」でお会いした福島の方と同伴者2人が準備中でした。 2名はカムエクに登るのは3回目とのこと、良かったら一緒に登りませんか?とお誘いを受けていました。 日本200名山でも最難関の山なので2回も登られている方がいると大変心強い限りです。有り難いことです。
基本は単独登山を目指してますので行き詰まったら同行をしてもらうということで先に歩きだしました。 足回りは沢靴「忍者」で歩きとおすことにしました。 七ノ沢出合までは自転車です。 16kgほどの荷物が重いのでしょうか?昨日は大丈夫だったがサドルが沈んで何回も直す。 サドルのねじの締めが甘かっただけで直してからは大丈夫でした。 7kmの林道は1時間だった。自転車の恩恵は?
七ノ沢出合は大きな堰堤があり、目標になります。 久しぶりの沢歩きにワクワクします。七ノ沢を渡渉する。水量は膝下ほど、問題ない。 沢というより大川の河原歩きです。今まで歩いた中で一番広い川幅です。 渡渉には何も苦労するところはありませんが幅が大きいので枝沢の入りを確認するのは歩いている側だけしか出来ません。 反対側は確認できません。 基本的には登山道ということで巻き道があります。見落とさないように歩きました。 八ノ沢出会で踏み跡とテープに引かれて本流に入ってしまった。直ぐに修正して無事にテン場に着きました。 焚き火跡、整地された快適そうなところです。テントはありませんでした。
11時でちょっと早すぎるので少し進んで明日の歩きを少しでも楽にすることにした。 1時間ほど歩いて、テントを張りました。 久しぶりに焚き火をすると、やっぱり沢はいいですね。北海道の沢水は生水は危ないと聞いていたので沸かして使った。 すでに何回も生水を飲んでいます。
8月17日 テン場4;30〜三俣6;00〜白糸ノ滝6;30〜7;10三段ノ滝7;25〜8;05八ノ沢カール9;15〜 陵線テン場跡9;05〜10:00山頂10;10〜八ノ沢カール11;30〜三俣〜14;20テン場15;00〜16;00八ノ沢テン場 河原で洗顔、カムエクらしき陵線には雲ひとつない、気持ちよい朝です。 4時半、すっかり明るくなってから歩き出しました。流木が氾濫する荒れた河原をケルンやテープを見落とさないように歩きます。 先頭を歩くのは気分が良いが緊張もあります。これが妙にたまらないのです。 左に残雪の詰まる枝沢を見ると間もなく初めての雪渓に乗る。流木とごみで雪渓とは思えない。 雪渓が切れて次の雪渓が現れたところで直進している踏み跡が出てきた。ここで躊躇しました。 間違って直進する人が多いらしいが、雪渓の上に上ってみるとその先に踏み跡が見えていました。 草着き斜面をトラバースします。雪渓の状態でルートが変わるので薄い踏み跡です。 再び河原歩きで、三俣が見えてくると手前には雪渓が詰まっている。 雪渓上を歩く、緩い傾斜で楽に歩けます。真ん中の沢に近づくと右の斜面に巻き道がついている。 急な登りだがさほど困難ではない。振り返ると綺麗な尖頭のやまが印象的だ、何処だろう? 帰ってから調べると1628m峰らしい、下山でも気にかかる山でした。
ロープ場を過ぎると三本の流れの白糸の滝下に着きました。 これは薮の中の巻き道をゆきます。間違いやすいY字の分岐は右には水流がありますが登るのは左の涸沢を登ります。
涸沢の急登を登りきる、三段滝です。豪快に流れ落ちる滝を見ながら休憩をする。 右のスラブをトラバース気味に登ります。残置ロープもあります。 巻き終わると左に薮をトラバースする。 流れの少なくなった沢に出ました。これを直登すると八ノ沢カールに出ました。
福岡大学の3名が熊に襲われなくなった慰霊碑に手を合わせる。 ヒグマが警告するかのように大きな糞が落ちている。緊張する、見渡すが動く物はない。 しかしガスが何処からとなく湧き、この先に進むか躊躇する。
流れ出る水を汲み口に含む気持ちも落ち着き、と先に進む勇気が湧いてきた。朝露が多いので雨具の下だけ着る。 草原の斜面を登ってゆく、ガスが湧きあがって歯科医が悪くなってきた。お花畑の花をゆっくり観賞する余裕もなく先に進む。 陵線に出ると小さなテン場らしき整地があり一休みする。 ガスの切れ間にカムエクの尖頭が見えた気がする。
ハイマツ帯になる、これが結構な難敵でした。痩せ尾根の岩陵とハイマツとの格闘で進みが遅くなったがゆっくりと前に前にと頑張るとお花畑につきました。ほっとする、ほんの少しのハイマツ漕ぎで念願のカムエク山頂に立った。 山頂の割れた山頂板で写真をとる。展望は残念だが登頂できた満足感を胸に納めて直ぐに下山した。
ハイマツ帯を漕ぎ終わりテン場跡のところで札内ヒュッテお会いした福島の3人が休憩中でした。 お陰さまでここまで助けを借りることもなく無事だったことを報告してわかれた。八ノ沢ノテン場で再びお会いすることになります。
沢での下山は分岐を見逃し、下りすぎてしまうこと、注意深く下った。 三俣まで下ると一安心します。 テントは目印を立ててきたので見つけやすいと思っていたがテープに引かれて巻き道を歩いたので目印は役に立ちませんでした。昨日、下山してきた方がテン場を見逃して1時間も下ってしまい、ビバークして朝になって戻ったと話してくれた。これを教訓につけた目印でしたが大きな沢で目標のない時は注意しなければと実感しました。 テン場に戻ったのは2時40分撤収して急いで下ると今日、下山が出来るかもしれないと思い、 3時にテン場を発つ、八の沢のテン場に着いた4時ころだった。重い荷物と疲れた足では日没になるかも知れないので自重して八の沢テン場でもう一泊した。福島グループが6時ころ戻ってきて焚き火が燃えて賑やかになりました。 8月18日 八ノ沢テン場5;40〜七ノ沢出会7;30=8;25札内川ヒュッテ 昨夜10時過ぎころ、ポツポツとテントを叩く雨音がして嫌な予感がした。 疲れもあって、朝まで熟睡して、眼が覚めると雨脚は強くなっていた。 水量をチェックすると濁りもなく増水もなかったが早く下山したほうが良いと感じて大急ぎで撤収、下山した。
下り始めて間もなく6人の自衛隊員がやってきました。遭難救助の無線チェックをしているそうです。 雨脚が強くなってテープ、ケルンを見つけにくなりました。河原の踏み跡も濡れて不明瞭になった。 巻き道はいたるところで小川のような感じで本当に道なのか心配しながら歩く。 この川を下れば七ノ沢の堰堤に着くのは分かっているが心細いものでした。 七ノ沢の堰堤が見えてほっとしました。林道の広場には自衛隊の車3台がありました。
デポした自転車で林道を走った。 小さな枝沢から濁流が落ちて林道も水浸しになっているところも自転車で突破した。 歩いているときはさほど感じなかったが自転車で風を切るととても寒かった。 札内川ヒュッテでびしょ濡れの衣服を着替え、車に詰め込んだ。 ヒュッテがあって助かりました。
中札内のコンビニで熱いコーヒーと食事を摂って漸く落ち着きました。 道の駅で教えてもらった帯広の温泉へ急いだ。 オペリペリ温泉、水光園樋ところはちょっと分かりにくかったが雰囲気の良いところでした。 今度はコインランドリーを探す、吉野家で牛丼を食べたときに教えてもらったが 探せませんでした。コンビニでもう一度教えてもらって、たどり着きました。 濡れた衣類を洗濯、乾燥すると気分もよくなりました。漸く、あのカムエクに登ることができたのだ実感できました。 道の駅「おとふけ」で車泊しました。 |
8月19日 函館に移動 帯広の道の駅「おとふけ」から高速道路を一部使って函館の道の駅「恵山」に着いた。 日差しが強く蒸し暑い、濡れたテントとタープ、靴を干した。 ここで車泊した。温泉は恵山温泉、恵山町民センターへ行った。 300円と安いが従業員の態度が横柄で気分が悪かった。 早々に退散しました。 8月20日 パンク、フェリー 函館フェリー乗り場にむかって道の駅を出た。車のハンドルが心なしか取られるなと思いながら走った。 乗船手続きをして何のなくタイヤをチェックすると助手席側の前輪が空気が少ない気がした。 スペアータイヤはなく応急修理の道具があるらしいが初めてのことでおき場所も分からない、説明書を読むとの助手席側後部座席の下にあるようだ。ベット仕様に作ったのを取り出して漸く器具を見つけたが 運転席側のシートに引っかかり取り出せません。運転席側は木組みで物置棚を積み込んだので解体は時間的に無理です。 フェリー近くのガソリンスタンドで空気を入れてもらって、大間々で行く。大間上陸して一番近いスタンドで見てもらうと小さな穴があった。パンク修理1080円だった。しばらくは一般道を走るので様子を見る。 薬研温泉のカッパの湯に立ち寄った。時間制で男女の入れ替えがあるが丁度、男性時間でよいタイミングでした。 川辺の露天で綺麗な温泉だった。熱くてとても長湯は出来ません。 8月21日 帰宅 一般道を走り花巻で高速に乗りました。パンク修理も完璧で快調に走りました。 サービスエリアで仮眠して翌日の午前中には自宅に着きました。 7月、8月の北海道遠征 経費 7月(10日間) 8月〔13日間) 7月8月交通費、合計 126578円 内訳 ガソリン代 34748円(276.17l、4444km) フェリー代 大洗ー苫小牧27570円 駐車代金3300円 飛行機代 千歳ー羽田 20890円 羽田ー千歳 27890円 フェリー函館ー大間 12180円 宿泊代 キャンプ代 1500円(500円×3日)、他はすべて車泊です |