火打山ー焼山  平成27年10月5-6日

 10月5日
笹ヶ峰登山口11;10〜12;30十二曲り終点12;45〜14;20高谷池ヒュッテ


昨日は軽井沢ので結婚式に出席した。道の駅みまきで御牧の湯に立ち寄って上田道と川の駅で車泊した。
今日は笹ヶ峰から高谷池ヒュッテまでだからノンビリと移動できる。
ヒュッテは予約制でこの時期は満室だろうとテント泊の予定です。
小布施でちょっと買い物をして、なんとなく妙高市のヒュッテ宿泊受付に電話をしてみると、偶然今キャンセルがあり一人なら泊まれる、ラッキーな返事があった。早速、予約をした。これで重いテント装備は入らない、気持ちも軽くなりました。

笹ヶ峰の登山口の駐車場はほぼ満車でしたが軽自動車のため何とかおくことができました。
門のような建物に登山届けを入れて歩き出します。
 
登山届けを入れて出発

木漏れ日の差し込む登山道は快適そのものです。黒沢橋で団体さんが昼食中でした。

 
出だしはまだ緑が濃い

十二曲りの案内があり、急登が始まった。紅葉もこの付近から見ごろになった。この曲がりが終了するところの平地で休憩した。
巨木を見上げると雲と青空が突き抜けている。同じカエデも何故か色が違う、真っ赤、黄色味、と不思議だ。

紅葉も見ごろ
 
 
赤色と秋空

そんなことを思いながら歩くと黒沢池の分岐に着いた。下山組みもいて混雑している。

少し進むと潅木が疎らになってなだらかな斜面に高谷池ヒュッテが見えてきた。
笹原に変わるともうヒュッテに着きました。夕食だけの宿泊(61500円)でした。
1階が食事と談話室、2階と3階が宿泊スペース。3階に指定されたがやや狭いので布団を敷くと隙間がありませんでした。
夕食はカレーとハヤシライスで好みのルーをセルフで盛る。
 
高谷池ヒュッテ

完全予約制のヒュッテは満室の72名だとか、3階は空き間もなくお陰で寒さも有りませんでした。
トイレにおきると足を踏まないように気を使います。
夜遅く寝ながら何かを食べる人が気になって寝るタイミングを逃してしまった。

10月6日
ヒュッテ5;15〜6;50火打山7;10〜焼山9;45〜火打山13;10〜ヒュッテ14;40〜17;50笹ヶ峰登山口

4時くらいが眼が覚めたので起きて朝食を作った。1階に炊事場があって水道とガスコンロ、やかん、湯飲みなどが揃っている。
寝る階が別のため誰の迷惑にもならないのがありがたい。
5時、漸く薄明かりになった。5時15分に歩き出した。
テントが照明で明るく、其処だけがなんとなく温もりがある。

霜で薄っすらと白いがさほど寒くなく歩くには丁度良い。木道は油断すると滑ります。
天狗ノ庭の池に映る逆さ火打山はなんとなく寒さを感じる。
 
霜と逆さ火打山
 
妙高山が明るく

葉がすっかり落ちたナナカマドに日が当たると赤い実が輝き始めた。
棚引く雲の上、妙高山の山頂も光ってきた。

ライチョウ平を過ぎて急登になった。朝飯前にご来光を拝んできたのでしょう下山してくる人がいた。
山頂には4人がいました。
これから登る焼山は以外と近くに見えます。山頂の僅か下で煙を上げている。
 
火打山頂、焼山への陵線

360度の展望が出来ますが本日は西側が良く見えています。
後立山、立山、北アルプス、の陵線が連なり、朝日岳〜常念岳付近まで見渡せていた。
 
唐松、剣、白馬槍、杓子
 
白馬岳、雪倉岳

槍ヶ岳、野口五郎、蓮華、針の木 
 
鹿島槍、五竜、剣、唐松
 
前穂、奥穂、南岳、中岳
 
奥穂、北穂、南岳、中岳、槍、唐沢

先が長いので先に進みます。下ります、シラタマの木が多い。
シラタマを口に入れてみる、とても甘い、少しすると薬くさい、サロメチールのにおいがしてくる。
結構美味しい。
北側の谷には雪渓が二箇所見られます。
 
シラタマノキ
霜で模様が綺麗

影火打と思われる標識を通過する。戸隠山、黒姫山、飯縄山を眺めながら日当たりの斜面で朝食を食べる。
痩せ尾根をどんどんと下る。いい加減にして欲しいと思いながらくだる。
 
焼山が近くなると噴煙もはっきりする

小さなアップダウンになると鞍部につく、ここからは急登になります。潅木が消えるとザレの歩きにくい斜面になる。右に噴煙が見られ硫黄の臭いがするようになると山頂の肩に着きました。雨飾山から縦走してきた単独の青年にあった。
左に2分で山頂でした。
北アルプス、後立山はいつの間にかガスに隠れていた。

焼山で西方向
天狗原、金山
 
 
噴煙と影火打と火打

 

噴煙のお釜を覗き込んで下山した。
北斜面に沿うように立ち上がるガスが尾根を境にして消えると痩せ尾根の紅葉が際立つ。
真っ白な谷と紅葉で埋められた谷の境を歩くという状況にしびれます。
 
火打戻るやせ尾根とガス
紅葉もきれいなところ

急登は1歩が厳しかった。火打山に戻る。焼山までのピストンは6時間を要した。
朝の展望は全くありません、早朝の徳がうれしく感じました。まだ先が長いので素通りした。

真っ白だった湿原と池は草紅葉にお色直しをしていた。
 
高谷池の草紅葉

ヒュッテで麦茶を一本化って直ぐに下山した。十二曲りのすばらしい紅葉を堪能して穂を早めるが疲れもピークにして思うように歩幅が伸びません。
黒沢橋の手前で疲れて果てた奥さんを介抱しながら下るご夫婦を抜いた。
登山口に戻ったときはもう暗くなっていた。幸いほとんどが木道で間違える心配のないのですが心細くなります。
 
暗くなった木道を

杉野沢温泉に立ち寄って道の駅しなのに車泊した。
この跡青海黒姫山に登る予定だったが台風のため強風が吹き荒れて断念した。
赤倉温泉、蓮華温泉と温泉めぐりをして帰宅した。