蔵王 熊野岳(ザイラスキー場〜熊野岳〜地蔵山駅) 平成27年3月20日
3月19日 青春18キップを使っての第3弾は蔵王、熊野岳です。このところ暖かい日が続いたので樹氷は期待できない。 昨年1月にザイラワールドスキー場から刈田岳に登ったとき強風で熊野岳を諦めた。今回は熊野岳〜地蔵岳へ縦走が目的です。 前日は7時間電車に乗って山形駅に着くと暖かい春の雨がふっていました。駅前のビジネスホテル最上屋に泊まる。 3500円、ちょっと古いが清潔、最近尾ビジネスホテルよりお風呂も大きい、何より駅前が便利です。連泊しました。 チェックインのあと駅ビルの三津屋さんでお蕎麦を食べる。山形は蕎麦の名所、その中でも老舗です。
3月20日 コースタイム ザイラスキー場=リフトトップ10;10〜避難小屋11;10〜縦走路11;45〜12;40熊野岳13;10〜14;00地蔵山頂駅 ホテルの窓を覗くと霧です。新幹線は濃霧で遅れているらしい。在来電車でかみのやま温泉駅に移動する。 9時20分の無料シャトルバスを待つ間に待合室の観光案内所で温泉情報などを仕入れる。 濃霧が心配だったのでスキー場に電話をしてみると、なんと良く晴れていますの返事、ラッキーです。 10人ほど乗せて発車する。高度を上げてスキー場に近づと一気にガスは切れてまぶしいほどの日差しにテンションも上がります。
リフト2本を乗り継ぐ(640円)、昨年乗り継ぎのとき登山届けを要求されたが今回はありません。 リフト終点の樹氷はトドマツが顔を出していました。平日で登山者はいません。圧雪道をツボ足で歩き出す。 ガードレールが見え始めた蔵王エコーラインを横切ると、風もなく見渡すところ大雪原が広がる、刈田岳山頂の神社が小さく望める。
トレースが薄く踏み抜くようになり、避難小屋でワカンをつけた。 ワカンの威力は良好、スノーシューより軽いのが何より良い。
振り返ると朝日連峰、月山が雲海に浮かんでいる。下界の濃霧は雲海と化していた。 飯豊、吾妻は逆光でやや見難かった。 夏の登山リフトの柱がルート標識のごとく行く手に立ち並びます。 縦走路に出る。刈田岳は見送って熊野岳に向かいます。 馬の背に近づくとお釜が見下ろせるようになる。黒い火口がくっきりと、お釜は白く化粧している。 よく見るとエメラルドグリーンを呈し、冬ならではの景色です。静寂な湖面は何かを訴えるような目にもみえます。
ショートカットで斜面を登るがちょっと行き過ぎてしまった。視界のよいのに、目標物のないところは難しいと改めて思った。 熊野岳の山頂の神社は雪を被りモンスターになっていました。 地蔵駅からやってきた若者2人が休憩をしていた。本日、山中でのお会いしたのはこの2人だけでした。
昨日、駅ビルで買った九十九鶏飯弁当をひろげる。しっかりとした味付けの鶏そぼろが美味しかった。 さくらんぼとパイナップルのデザートもうれしかった。 下山はまっすぐに斜面を下った。地蔵岳の手前から突然とガスに視界を妨げられた。 こんなときに立ち並ぶ棒杭が心強い、かろうじて見える棒を頼りに歩を進めた。地蔵岳でやや右寄りに下りかけるとガスが切れて目の前には地蔵駅がありました。ホワイトアウトは怖いです。この付近は樹氷も少し楽しめます。 ロープウエー2本で温泉街に下りた。温泉を探してうろうろする。 温泉街の坂を登ったところで河原湯共同浴場を見つけた。見るからに好みの雰囲気です。200円を料金箱に入れて飛び込む、先客が一人いたが直ぐに出たので貸しきり状態でノンビリとしました。湯船も新しく、ちょっと熱めだが慣れると丁度良い感じです。 体にしみこんだ温泉の匂いは翌日まで残りました。
夕食は、又お蕎麦です、西口の日月庵に行く、ちょっと分かりにくいところだった。 |