栗沢山ーアサヨ峰  平成28年9月11日

 9月11日
清流荘6;10=北沢峠7:00〜長衛小屋7:15〜9;15栗沢山9;30〜10;20アサヨ峰10;30
〜栗沢山〜仙水峠12;45〜仙水小屋13;15=14;00北沢峠


アサヨ峰は日本300名山、以前、鳳凰三山地蔵岳ー早川尾根で登ったことがあるが記録がなかった。
300名山の記録の整理のために登った。
北沢峠には山梨県か長野県の2ルートがある。長野県からアクセスしたことがないのではじめてのルートです。
日帰りのためにはバスの始発が早い土日になってしまう。
伊那市戸台、清流荘に5時半に着くと、すでに車が多く停まっていた。
 
清流荘、駐車場

6時10分、増発の2台目のバスに乗った。
南アルプス林道は狭いが舗装道路だ、昨年登った鋸岳を眺め感慨深い思いだった。
岩陵に鹿の窓を運転手さんからの案内で見つけることが出来た。
北沢峠に着く、ほとんどが甲斐駒か仙丈に向かった。足回りを整えていると一人峠を下る人がいた。
 
北沢峠

挨拶するとアサヨ峰へだった。後を追うように歩き出す。
長衛小屋のテン場は30張りほどが彩りきれいに並んでいた。
テント泊が便利なところ今度はテントでと思う。
 
テン場

フジアザミの大きな花咲く小屋前を通過し、小橋を渡ると分岐です。
栗沢山の右ルートを選ぶ、直ぐ先にムラサキシメジが何本も並んでいた。

ツガの針葉樹林を登る、樹間に仙丈岳や甲斐駒が近くに迫ってくるとテンションが上がる。
樹林が終わり岩場の陵線に出た。展望も開けるので気持ちが良い。
栗沢山で先行していた人に追いつく。展望良好、甲斐駒ヶ岳が圧倒する。
仙丈岳が大きい、北岳が天を指す。
 
仙丈岳
 
甲斐駒ヶ岳

雲ノ上に北アルプス乗鞍、御岳、中央アルプスが居並ぶが少しずつ霞んできた。
 
北アルプスの主峰たち

アサヨ峰に向かう、大岩が折り重なる岩陵の尾根はアルプス感が充分ある。
鳳凰三山、北岳へと伸びる尾根、その先には富士山が横綱の風格を見せる。
こんな眺めを堪能しながらアサヨ峰に到着した。
 
アサヨ峰に向かう尾根
鳳凰三山、北岳、間ノ岳、富士山と連なる

360度の展望を楽しむ、まだ槍ヶ岳、奥穂高岳がはっきりと見える。
甲斐駒ヶ岳とその右に八ヶ岳の赤岳の尖頭が雲海に浮かぶ。
3000m以上の山すべてが見えていると思われる、至福のひと時を堪能した。
一緒だった青年はピストン下山するとのこと先行して行ったので。
しばし独り占めの山頂に居座った。
 
アサヨ峰

栗沢山に戻り、振り返ると来た尾根は東の谷からのガスが立上って陵線で堰き止まる。
白き陵線に変わりつつある。
ガレ場の急下降、仙水峠にガスが盛り上がるのを見ながら下った。
峠は大岩が累々と積み重なる荒涼とした場所だった。
 
仙水峠、異空間

仙水小屋の手前で苔観察グループにあった。
鮮やかなグリーンの苔にはキヒシャクゴケの名札があった。
 
癒しのキヒシャクゴケ

柳沢峠のバス停は立派な建物で25名くらい集まると臨時のバスが出るそうです。
今日は時間通りだった。
下山後の立ち寄り湯は茅野市営の望岳の湯だった。
明日の天気予報を心配しながら長和町のマルメロの駅に車泊した。

9月12日
天気悪く、温泉めぐりとなる。
小布施の道の駅でブドウを購入し、高山村の温泉に向かった。
山田温泉大湯は早朝より(6時から)オープンしているというので寄ってみた。
早朝だったがお客さんも多く賑やかでした。古めかしい重厚な建物
熱湯とぬる湯の浴槽、公衆浴場としては最高の温泉だった。
 
山だ温泉の重厚、風格ある大湯

最奥の七味温泉の紅葉館にも寄った。玄関でタヌキが食事中、ビックリする。