奥三界岳 平成28年5月2日
5月2日 夕霧キャンプ場の上5;00〜一ツ滝分岐5;40〜昇竜の滝の橋7;15〜作業小屋7;50〜9;20山頂9;45 〜作業小屋10;50〜12;55駐車地 300名山の奥三界山は宗教に由来する山名と思っていたが 旧付知村、田瀬村、川上村の三つの境(堺)にになっていることから命名されたと思われる。 とヤマレコに書かれている。 ロングコースを覚悟して早朝に出発する。夕霧キャンプ場まで普通の二車線車道、その先狭いがすぐにゲートとなる。 ここまでの アプローチは非常に手軽でうれしい。ゲート前広場に駐車して歩き出します。 立派な林道です。忘燐の滝、茶色の階段滝で楽にクリヤーできそう。 銅穴の滝、チムニーの垂直滝、水量もあって見事だ。休憩舎もある。
自然公園との分岐で登山道になって、吊橋を渡る。
一ツ滝、あぜ滝の分岐を通過するとジグザグと急斜面を登ってゆきます。 再び林道に出ます。ここからは長い林道歩きです。
小さな水溜りにカエルの卵が産みつけられていて孵化するまで水があるかと心配です。 前方に笹原の穏やかな陵線とその谷間に昇竜の滝と橋が見えてきました。
山腹に薄いピンクの花がちらほらと点在するのを見つけた。 アカヤシオらしい、写真意取ると遠すぎる。 やがて先ほど見えていた橋のところ着き、ここで歩き道はショートカットしていた。 橋は古く木製でわたるのは勇気が要りそうです。 一休みして階段で直ぐ上の林道に出た。ここからは林道とは名ばかりで、崩壊した石で危ういところもあります。 作業小屋で林道は終わります。
小屋裏の壊れかけた階段でいよいよ登山道が始まります。 足元にバイカオウレンの白い花が目立ちます。 視界が開けると笹原が波打つ見晴らしの良い道になります。 中央アルプスが垣間見えている。振り返ると恵那山が見えます。 笹道は続き、気分爽快、途中で流れ落ちる冷水を飲み、ペットボトルに入れる。 道はガレ沢のゴーロに変わります。、コース中一番の悪路です。
ここを登りきると1,5km山頂まで50分の案内にほっとしますがもっと長く感じられました。 再び樹林に入る手前が一番の展望台で中央アルプスの南側ー恵那山の展望が良い。 南アルプスは霞んでいます。中央アルプスは残雪もありはっきりと陵線が見えています。 サワラ、ヒノキの原生林で薄暗くなる。 鞍部に水溜りのような鏡池がある、周囲の苔が綺麗な緑だ。 その先でミズバショウが群生しているお花畑に出会いました。
山頂には手作りの展望櫓があり登ると御岳山が一部顔を出している。噴煙もはっきりと見えるほど近い。 残雪が白く輝き美しい。 西側には霞んでいるが白山が見えている。3週間ほど前に猿ヶ馬場山で見た白山だ。 食事休憩を済ませて下山した。3人の人にお会いしました。
笹原に出たところで展望を楽しみ、その後は林道へほとんど休みなく駐車地まで戻った。
思いのほか歩きやすい道に楽しい山行でした。とにかく林道が長い。 今日お会いした一人がトレランをやっている方で「山は本来は走ること、のんびり歩いているのは体に悪い」 とてもユニークな発言に口論になりかけた。 丁度田植えの始まった山間の集落は静かだ春の活気を感じ一番良い季節です。 付知温泉おんぼいの湯に飛び込む、良い温泉です。 北アルプスは荒天で遭難のニュースが多い、他人事ではない。 明日から強風の予報、帰ります。道の駅「花街道 付知」に車泊した。 翌日は下呂温泉クワガーデンの8時開館を待って朝風呂を頂き帰郷した。 ゴールデンウイークですが皆さんと逆方向のためスムースに渋滞もなく帰った。 |