猿ヶ馬場山  平成28年4月12日

 4月12日
白川郷村営駐車場5;00〜山道取り付き6;50〜2つ目のアンテナ9;20〜1105山頂11;50〜
最初のアンテナ13;05〜取り付き点14;10〜15;40駐車場


昨日の悪天候から最高の登山日和になった。
白川郷の村営駐車場はオープン前だが入場できた。一番奥に駐車して準備をしながら夜明けを待った。
5時薄暗いが歩き出す、吊り橋を渡り神社にお参りした。
明善寺、鐘楼門の桜が白く浮かんで見える。昨日は満開の花に雪の帽子を載せていただろう。

寺の裏道を登り、振り返れば合掌屋根の奥に雪山が白く輝き、民家はまだ赤い光をともして静寂の夜明けを待っている。
野谷荘司山、三方岩岳だろうか?
ゲートを通過して目印の三角屋根の物置で左に折れる。間もなく真っ白な道になる。昨日の雪ですっかり化粧直ししたようだ。
立派な林道に合流すると間もなく登山道への取り付きだ。

夜明けの合掌と雪山
 
昨日の雪で雪道に

取り付き点と思われるところは雑木に赤いペンキがあるだけ新雪で踏み跡はないがここが上り口だろか?
足跡は林道を進んでいる。悩んだがここから取り付いた。
雪はあるがぬかるんだ斜面の薮をくぐるように登ると、沢筋に出て歩きやすくなる。
消えかけた足跡も見られるようになり、一安心する。
雑木を抜けて、気持ちよい自然林の緩やかな雪原になるとアンテナと小屋が見えてきた。
 
最初のアンテナ

この付近は吹き溜まりでトレースはすっかり消えて方向をミスしそうです。
ベンチに適した曲がった木に腰掛て一休みして方向を確認した。注意しながら進むことになった。
ブナ、シラカバに樹氷が咲き
見上げると早朝の爽やかな空が例えようもない青をひろげている。二つ目のアンテナで左に折れて緩く下って鞍部へ、
ここで沢山の足跡が出てきた。林道を進み沢を登ってきたのだろうか?
急坂を登ると緩やかになる。
 
樹氷が残る、ブナと雪原と青空

トレースはトラバースぎみに登ってゆくが雪も深くなり歩きにくいので尾根に移動した。
気分良く歩くと熊の足跡が横切っていた。少なくとも昨日の雪の後に歩いたものだった
シラビソの林に変わってしばらく急な道を登ると緩やかになった。
見通しの悪いシラビソの林を縫うように進む。樹林の向こうに白山の連峰を見つける。
 
シラビソに変わる
 
シラビソの奥に白山が見えると直ぐ
山頂です

山頂と思われる広場についたが標識がない。
ザックを置いて写真をとる。
御岳山、乗鞍岳、北アルプスが見事に見渡せる。白い帯のように中空に浮いている。これほどの眺めとは知らなかった。
感動の眺めです。

後立山ー北アの峰に見とれます
  

白山に方向を変えるとシラビソの枝に猿ヶ馬場山の標識を見つけました。
 

白山剣ヶ峰は際立って白い、山名に偽り無し。
 
白山をバックに

北アルプスを眺めながら持ってきた鱒寿司を食べる。食後のコーヒーは至福の時間です。
ロングコースです。ノンビリ出来ません、シラビソと白山を眺めながら来た道を戻る。
少し下ったところで男性2人組に会う、私のトレースで助かりましたとお礼を言われた。
お世辞でもうれしい、その後、悩んだ取り付き口まで忠実に私のトレースを踏んでいました。
温度が上がって緩んだ雪、歩きにくかった。
やはり、雪山は寒いほうが歩きやすい。

林道に降りたところでフキノトウを収穫して帰る。
 
下山後の白川郷は桜満開だった
 

集落からは観光客のテリトリーで汚れた登山靴は気が引けます。
積雪期だけのロングコースは歩き甲斐があった。なによりも、新雪の中を歩けたのはラッキーでした。
最高の天候と展望に恵まれ無事に登頂できました。干支の山は最高でした。
駐車料金500円を払って大白川温泉で汗を流し、
道の駅白川郷で車泊した。翌日は五箇山ー八尾ー平湯と一般道を走った。
田園と立山の絶景に感激しながら走った。平湯のひがくの湯で汗を流した。