平標山ー仙ノ倉山 平成28年6月12日
6月12日 梅雨の季節は晴れが続くことはないので出かけるのに苦心する。 先週は山登りは出来なかったので11日のブランクです。今回も曇りの予報で期待できないが思い切って出かけた。 前夜、道の駅みなかみで車泊する。夜は星空だった。 早朝、元橋の駐車場に移動した。すでに10台以上の車があった。こんな天気なのにこの人気は何だろうと思いながら歩き出した。 後で、花の山で人気だったのを知りました。
松手山ルートで登ります。ヤマツツジ、タニウツギの出迎えの快適な登山道です。 鉄塔の陵線に出ると苗場山のテーブルが心を躍らせる。陵線に僅か残雪もある。
アカモノ、ベニサラサドウダンが多いなかツマトリソウが小さい。 シャクナゲは名残花です。松手山に到着する。谷間の樹林の濃い緑に目を奪われる。 平標山への穏やかな陵線が見渡せる。丁度、手前の一ノ肩に朝日が鮮やかな閃光を見せた。
高度を上げると浅間山、榛名山も見えるようになり。ハクサンイチゲの群落に一気にテンションが上がった。 花の期待はなかったので感激しきりです。 曇りの予報だったが展望も良く天国の陵線歩きで平標山頂に着いた。 山頂標識の所には80Lザックが5個ほど置かれていた。高校生の夏山訓練とのこと、昨日は平標の小屋でテントだったそうです。 大型ザックを担ぐ高校生を頼もしく思いながらその一人に記念のシャッターを押してもらった。
2年前の6月に三国峠から縦走した時は富士山、白馬岳が見えていたのを思い出す。 今日は八ヶ岳、南アルプスは見えません。榛名山、小野子山、子持山、吾妻耶山と馴染み深い山が手に取るように見える。 仙ノ倉山へ向かう。谷川連峰の主峰に向かう道とは思えない穏やかな陵線は広々として雄大な眺めです。 木段の両側にお花畑が広がり、思いがけない光景に足が止まる。
ハクサンイチゲ、チングルマごしろいはなが一面に広がる。 そんな中、ミヤマキンバイの黄色とハクサンコザクラの紫が色合いをなしている。 そよ風に揺れるハクサンコザクラが可憐に見えます。 予想外のお花畑になかなか前に進みません。
小さなアップダウンの陵線はまさに天空の散歩道です。 山頂手前に残雪の残る沢が見えた。金山沢だろう、以前、この沢を遡行してこの付近に詰めたことを思い出した。 薄暗くなったなか最後の薮漕ぎで疲れ果てた思い出の沢はこんなにも急峻だったのかと眺めた。 仙ノ倉山頂、諦めていた展望も予想外に良く、気持ちも弾む。ここまで見えなかった谷川の連山が波のように広がる。 いつもみてもすばらしい。オキノ耳の後ろには至仏山がかすかに見える。ヒウチ岳は判読出来ません。 巻機山の後ろに越後三山の頭が見えてます。 上越のマッターホルン大源太山が良い目印になってくれる。
軽食を摂りながら1時間ほどノンビリと山座同定をする。 平標に戻る陵線は終始、正面に苗場山をみながら登るときより広大な景色を楽しむことが出来た。 再び、お花畑の鑑賞、人のにぎわいに、人気の花の山を知りました。
平標に戻り、平標山の家へのコースを下った。 木の階段な両脇にも花があり楽しみながら下る。小屋で仙ノ倉山とエビス大黒を見納めて樹林に下った。 予定外、高山の花に感激と癒しの山行になりました。 猿ヶ京温泉、満天星の湯で汗を流して、道の駅こもちに車泊した。 翌日は朝から雨降り、四万温泉の御夢想の湯、神の湯によって温泉三昧、どちらも無料とありがたいし、 ほとんど貸しきりの贅沢三昧をさせてまらった。 |