鳥甲山   平成28年7月25日

 7月24日
23日(土曜日)夜に家を出た。塩沢の道の駅雪あかりで仮眠した。
翌日は苗場山への登山口、小赤沢三合目に行くと駐車場には40台が停まり、10人ほどが出かけるところだった。
この人並みに嫌気がさした。眠気が覚めず登頂意欲はなくなった。

登山中止、栄村には温泉が多い。温泉探訪チャンスです。以前から気になっていた切明温泉の露天風呂に行ってみた。
雄川閣の駐車場に車を置き、橋を渡って河原に下りる。
河原の湯船らしきところに入った。温泉の出口は沢山あって60度くらいの熱湯が出ている。
丁度よさそうなところで寝湯を楽しんだ。
 
切明温泉の露天風呂
朝から温泉三昧

こんな時間に入る人もなく、自然天然風呂は快適だった。出るころにライダー3人がやってきた。
一休みして昼食をかねて上野原温泉のよさの里に行く。古民家風の建物、囲炉裏の部屋で岩魚丼を食べた。
温泉は(500円)肌さわりよく、長岡の方と1時間ほど2人だけで温泉談義をした。
明日の鳥甲山のため和山のムジナ登山口で車泊した。パイプに水が出ている。
飲料できるか分からないがきれいで洗物に使った。

7月25日
ムジナ平登山口4;25〜白ーノ頭7;10〜山頂8;15〜赤ー8;50〜屋敷登山口11;25〜13;00ムジナ平

昼過ぎは雷雨の予報、早起きして、3時15分、月の明かりで明るい。
夜明けに鳥甲山への鋸尾根を眺めてから歩き出した。歩き出し、15分もするとすっかり明るくなった。
良く手入れのされた道は迷うこともない、尾根に出ると後ろには苗場山が見えてくる。
 
苗場山

アカモノの実、スノキの実が足元に、間もなく食べられるかな。

前方に尖峰、クリヤーするとまた、同じような尖峰がこんな陵線を歩きます。
痩せ尾根は潅木があるので怖さはない。
梯子とクサリ場とザレ場だけはちょっと慎重になる。
 
梯子、クサリの露岩
 

切れ落ちた谷は深く緑濃い、中津川に沿うように集落が点在する。
秋山郷の山深さと生活が感じられる。

コメツガ、針葉樹が見られるようになると高度もぐっと上がり、帰りに行く尾根が目線眺める。
崩壊の進む衝立のような鋸尾根だ。赤茶けた爪あとが絶壁となって怖いようだ。

痩せ尾根で小ピークを越えてゆく
右には下山の尾根が鋭い
 

白ーノ頭のプラスチック板を通り過ぎる。
右が切れ落ちた馬の背、短いが気持ちが引き締まるところ、大岩のピークを右から巻くと
赤土の馬の背を通過する。これで難所は終わる。
 
痩せ尾根
 
大岩を右から巻く

マルバタケブキ、ニッコウキスゲ、アザミ、ウツボクサと花がおおくなってきた。
鳥甲山頂へは縦走路からわかれ10分で山頂です。
残念ながら曇り空で展望はなかった。
 
山頂

下山路はお花畑でした。
赤ーはピークらしからぬところだった。崩壊の激しく進むところを通過する。
 
、クサリが手の届かないところまで崩壊地は進んでいる

尾根を離れて樹林帯へ、屋敷山は山名は消えていたが案内柱のところだと思う。
大きな堰堤のところに出ると後少しの下りで屋敷の登山口に着いた。
 
屋敷登山口

登山口の塩ビ管より流れる水で顔を洗う、気持ちが良い瞬間だった。
飲んでみた、冷たく美味しい、ペットボトルに詰めて車道を歩いた。
車道はほとんど通行のない緩やかな登り道でムジナ平の登山口に着いた。
到着と同時に夕立が降る。はや立ちのお陰で濡れるる事もなかった。
 
ムジナ平登山口

小赤沢温泉に立ち寄った。鉄分で赤茶色の湯、癒しに良い泉質だった。