鹿俣山ー獅子ヶ鼻  平成29年2月27日

 2月27日
リフト最上部9;20〜鹿俣山9;45〜11;25獅子ヶ峰100m手前11;50〜鹿俣山13;10〜14;10駐車場

鹿俣山に初めて登った時に地元の方に獅子ヶ鼻は積雪時のみ行かれるところだと教えてもらった。
以来、鹿俣山に登るたびできたら獅子ヶ鼻に行きたいと思っていた。
平日でたんばらスキー場の駐車場も無料です。土日は1000円です。
この料金でリフトを2本乗り継ぎ最上部までと1本目のリフトに乗った。
手袋を落下させてしまった。

すぐ後のお客さんが教えてくれた。降りたところで従業員にお願いして回収してから2本目に乗った。
降りたところで、今度はストックを手袋待ちしてたたところに忘れたのに気が付く。
ストックはなくてもピッケルがあるので帰りに回収することにした。

ワカンを付けて歩き出す、昨日は日曜日でトレースがあるだろうと思っていたが風ですべて消えていた。
鹿俣山までは勝手知ったる道、直下の急坂を登った。ワカンに丁度良い硬さの雪だった。
山頂で玉原湖を見下ろす。浅間山よく見える。噴煙もよく見えている。
 
鹿俣山の標識
今日はこの先が目標

積雪量も、雪質も良さそう、獅子ヶ鼻を目指して先を急いだ。
獅子ヶ鼻への稜線は穏やかに見える。獅子ヶ鼻その先の剣が峰は切り立っている。
平坦に見える尾根も小さな波があって見た目より手ごわい。
 
獅子ヶ鼻への稜線、最奥は剣ヶ峰山

目標まですべて雪庇が大きく張り出しているのが見える。
できるだけ灌木に近いところを歩く。1つ目のピーク、谷川の展望が開けた。
2つ目、3つ目のピークとに登るたび視界が良好になる。。
4つ目のピークで休憩、ここから一旦下るが、やや急で帰りがきつそうだと思う。

獅子ヶ鼻のピークの手前に大きく雪庇が崩壊しているところがある。
ここはブッシュの中を巻こうとした。ワカンが絡んで苦労したので雪庇の先端寄りを通過しようとする。
この判断が大変な間違えだった。一歩踏み込んだ時一気に足元が崩れ落ちた。
幸い、ワカンで木の枝の上に乗って落ちることはなかったが足下は雪もなく切れ落ちた谷が見えている。

踏みく前
 
踏みぬいたところを帰りに振り返る

ワカンで落ちるのは助かったが雪庇の上に戻るのにこのワカンが邪魔で苦労した。
つかんだ枝がしっかりしていて何とか這い上がれた。
落ちたら50m以上は止まりそうもないところだった。
困難でも安全な通過するのが鉄則、肝に銘じた。

そのあとは藪漕ぎで安全な尾根に出た。獅子ヶ峰まで100mほどのところから先に大きな亀裂がある。
先ほどのこともあり、自重してここで終了とした。
 
亀裂が走る

下山地点でシートを敷き、のんびりと食事とコーヒーを飲みながら山並みの展望を楽しんだ。
真っ白なスカイラインを独り占め、ぜいたくなひと時を過ごした。

谷川岳
 

朝日岳
 

同じ道を下山、朝より軟化したようだ。山中は誰にも会いませんでした。
ゲレンデを下ってストックを回収した。
道の駅白沢で望郷の湯に浸かり、コンニャク玉を土産に買って帰った。
怖い思いをしたが獅子ヶ鼻はいい山だった。。