甲斐駒ケ岳  平成11年(1999年)9月24日ー25日

コースタイム
長衛荘5;45〜駒津峰8;20〜山頂9;35〜魔利支天10;30〜12;10双児山〜北沢峠


雨の中北沢峠行きバスを待つ
 
1日目 

9月23日〜25日で甲斐駒と仙丈に行く計画を立てました、がしかし、台風の接近のため、一日ずらして、台風一過の快晴を期待して、台風の接近中の北沢峠に向かいました。
台風が夕方にはこの辺りに最も接近する予報の中、甲府駅に向かう、

広河原峠へのバスはかろうじて出発、この先北沢峠行きの村営バスの運行も定かではない、
そんな中、台風一過を期待した登山者が25人ほど、いました。
保障のなかった村営バスも漸く運行して、北沢峠に着くことが出来、バス停前の長衛荘に泊まる。台風は思った程、風も雨もなく、明日の快晴を夢見て眠りにつく
 
長衛荘に泊まる
  2日目
25日5時起床、期待に反して、曇り、5時30分小屋を出発北沢長衛小屋の前を通過して、仙水峠経由で進むみ、 仙水小屋到着する。ここのベンチで、朝食用に昨夜作っていただいたおにぎりを半分食べ、コメツガやシラビソ林の急登を登ると、大きな岩がゴロゴロしたところとなる。

この露岩帯を過ぎると仙水峠に着く、栗沢山からの道を合わせて、駒津峰まで急坂を1時間半、頑張ると、駒津峰の広場に到着、摩利支天の頭は雲の中に隠れている。
ますます霧が深くなり、六万石から先の白砂道は滑りやすく、踏み跡が多いので、注意深く登る、それでも二回ほど本線からはずれてしまった、七合目小屋からの道と尾根で合流すると、
すぐ頂上となる。
頂上で、朝食の残りのおにぎりを食べ、様子を見たが、早々にあきらめて下山開始とした
 
 
魔利支天
 時間も充分ある、摩利支天に登りたいがこの霧では不安もあり、摩利支天への分岐で、躊躇、暫く待って誰か登る人がいたら同行させてもらうことにした。
程なく、若い二人連れの方と同行して登ることが出来ました。当然ながら、頂上は深い霧の中でした。でもそのためか、石群がとても神秘的に見えました。

駒津峰まで戻り、双児山に向かう、きれいなハイマツ帯が続く快適な下り
やがて、双児山に到着、この先は樹林帯となり、展望がなさそう、なので、大休止をして、鳳凰三山の現れるのを待ってみる。地蔵岳のオペリスクが雲の間に僅かに顔を出してくれた、

本日一番の眺望でした双児山からはシラビソの原生林をひたすら下りる、僅かにセリバシオガマの咲き残りが有ったりすると、うれしくなる、後は今日の宿、大平山荘に向かう。
どこの小屋も満杯らしい、幸い大平山荘では布団一枚が確保できました、就寝前にトイレと歯磨きで外に出てみると、星がでていた。明日は間違いなく晴れだろう。好天の仙丈岳を想いながら眠りに就いた。


双児山で粘った結果
地蔵岳のオペリスクが一瞬
現れた