ああ我が人生、金字塔的詩曲!
『明日を迎えに』all produced by Domestic Y 1997.1998.

for G2

「やっと、歌らしい歌になったね」と誉められた歌・・・。
これまでの人生の中で大きな節目にあった頃の金字塔的詩曲。


<歌詞>

小さな迷いを繰り返し
人は姿を変えてゆく
どんな冷たい風にも
負けないようにと

曇り果てたふたつの目の奥に
それでも光は宿りつづける
古い鏡の中の自分に
負け犬を見る

何のために生まれてきたのかなんて考え始めたら
とりあえず窓を開け、車を走らせ遠く遠く旅立とう

トビの舞う山の横をすり抜けて
空の向こうに何かを探しながら


うつむきかけた幸せに
そっと手をかざしてみれば
移ろう季節に逆らうことの
無意味さを知る

本当の孤独ってヤツは
何も寂しいものじゃない
目にする全てのものが
囁きかけてくる

旅の空、遥か遥か、風を求めてたどり着いた砂浜
休日の汚れた気配も感じさせないほどの静けさ、安らぎ

海の向こうに沈む夕日
長い影を引きずりながら

さまよえば足元波が洗う
割れた貝殻、夕日にかざす


夜のしじまに浮かぶ
星座をたどりながら
小さな星の上の
小さな自分を笑った

人は変わりつづける
たとえ何歳になろうとも
今日は欠けた三日月も
また満ちるように

つまらぬ誤解や人の言う嘘や噂話なんて笑い飛ばせ
曇りなき目に映る本当の姿を信じて、貫いて

この浜辺にさよならを告げて
明日を迎えにまた旅立つ

名もなき日々にさようなら
明日を迎えに・・・







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