'61 FENDER PRECISION BASS
Sunburst/Rose (Slab) SOLD
根強い人気を保っているフェンダー“プレシジョン・ベース”。 '51年に発表された世界初の(プロダクション・ラインとして) エレクトリック・ベースであるプレシジョン・ベースは, 当初コンターを持たない角張ったボディやシングル・コイル・ピックアップ, その後とは異なるスタイルのピックガードのモデル(通称“オリジナル・プレシジョン・ベース”) であったが,'54年からは,スタンダード・フィニッシュが それまでのブロンドからサンバーストに変更され,それとほぼ同時にボディにコンターが入れられた。 そして'57中期からは“スプリット・ピックアップ”の搭載とピックガード・スタイル の変更が行なわれたことで,プレシジョン・ベースの基本仕様が安定した言える。
初期のプレシジョン・ベースのネックも,同時期のほかのモデルと同様に, 指板部分が一体化した通称“メイプル1ピース・ネック”であったが, '59年後半には,これもほかのモデルと同じ仕様変更として,ローズウッド指板となっている。
この'61年モデルのローズウッド指板は,ネックのメイプル材との接着面が平らな 通称“スラブ・ローズウッド”であるが, 翌'62年中期には接着面が曲面状の通称“ラウンド・ローズウッド”指板に変更される。
また,この'61年モデルのヘッドに貼られた“Fender”というブランド・ネームのデカールは, “スパゲティ・ロゴ”と呼ばれるものだが, '64年中期には通称“トランジション・ロゴ”に変更される。
プレシジョン・ベースは,数年前まではジャズ・ベースと比べると価格的にリーズナブルであったが, 近年,価格の上昇が著しいモデルのひとつである。
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