'63 FENDER JAZZ BASS Sunburst/Rose SOLD
'60年に発表されたフェンダー“ジャズ・ベース”は, 当初はひとつのコントロール・ポット本体にふたつのノブを取り付け(2連ポット) 2ボリューム・2トーン回路とした通称“スタック・ノブ”仕様で, ネックはメイプル本体との接着面が平面状の通称“スラブ・ローズウッド”指板(バインディングなし)に ドット(丸型)ポジション・マークが入れられていた。
しかし'62年初期には2ボリューム・1トーン仕様に変更されてのを皮切りに, '62年中期にはネックのメイプル材との接着面が曲面状の通称“ラウンド・ローズウッド”指板に, そして'65年末になるとポジション・マークはドットながら指板周囲にバインディングが巻かれた 通称“バインディング・ドット”仕様に, '66年中期にはバインディング入り指板にブロック型(四角)のポジション・マークが入れられた 通称“バインディング・ブロック”仕様に変更されていった。
そうした仕様変更の歴史のなかで, 特に'65年末までのバインディングなしのドット・ポジション・マーク期のモデルは “ドットのジャズ・ベース”と呼ばれ,ジャズ・ベースの最高峰的扱いを受けている。
写真の'63年6月のネック・デイトを持つジャズ・ベースは, ラウンド・ローズウッド(ハカランダ)指板のドット・ポジション・マーク(バインディングなし)仕様。 パーツ類は,ネジやフレット,ナットも含め,細部に至るまでオリジナルを保った貴重なものだ。
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