'71 STRATOCASTER Sunburst/Maple
SOLD

'59年中期からはローズウッド指板がフェンダー・ギターの標準仕様であったが, '67年からはローズウッドの代わりにメイプル材を貼った 通称“貼りメイプル指板”が正式オプション仕様として, '70年からはレギュラー仕様として選択できるようになった。 さらに'71年初頭には,この'71年モデルのように,それまでの貼りメイプルに代わり '50年代以来の待望の1ピース・メイプル・ネックが復活している。 (ただし,テレキャスターでは'69年に1ピース・メイプル・ネックが復活している関係で, 極めて例外的には'69〜'70年製のストラトでもそれが存在する。) また,'71年後期からはストラトキャスターのネックは3本のスクリューで ボディにジョイントされるようになるが, この'71年モデルは仕様変更前のモデルであるため, 4本のスクリューでボディにジョイントされた通称“4ボルト・ネック”である。
ヘッドに貼られているデカールは, '68年の途中から使用されるようになった黒文字に金縁の通称“CBSロゴ”であるが, この'71年モデルのように, フェンダーのブランド・ネーム下に“WITH SYNCHRONIZED TREMOLO”という太文字が記されているのは, '68年から'71年にかけて生産されたストラトのみであるのに加え, 1ピース・メイプルの4ボルト・ネックでこのデカールの貼られたストラトとなると, 極めて目にする機会の少ない仕様である。 この仕様のストラトは,リッチー・ブラックモア('69年〜'72年頃) やジミ・ヘンドリックスが使用していたことで有名だ