'82 TELECASTER Olympic White/Rose
SOLD
フェンダーでは'79年後半からノイズ対策として, ピックアップ及びコントロールジャック・キャビティ内に導電塗料が塗られ, そこにネジ止めされたラグを通してアースが落とされるようになった。 また,ピックガード裏側全面にはアルミ箔が貼られるようにもなっている。 それ以前のモデルでは外来ノイズが目立っていたが(弦に触れれば消えるノイズ), これらの対策により,弦に触れていない状態でもノイズが軽減されるようになった。
この'82年モデルのシリアル・ナンバーはS8+5桁であるため '78年製(S=Seventies,8='78の下1桁)と誤解されがちだが, 現実には'82年初頭までそのシリアルが使用されている。 翌'83年初頭にはラインナップの見直しが行われたことで, 正式モデル名“テレキャスター”は生産終了となるのだが, Eighties('80年代)を意味するEから始まる“Eシリアル”が, そのレギュラーのテレキャスターに使用されるのは'82年中期頃から'83年にかけてのみである。
この'82年モデルのボディ・カラー“オリンピック・ホワイト”は, テレキャスターでは一般的なブロンドに色彩的に似ているが, ブロンドが木目が透けて見えるオフ・ホワイトなのに対して, オリンピック・ホワイトは木目を塗り潰したホワイト・フィニッシュである。
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