'83 ELITE STRATOCASTER Arctic White/Rose
SOLD
'83年,正式モデル名“ストラトキャスター”は製造中止となり, その後継モデルとして登場したのが“スタンダード・ストラトキャスター”と この“エリート・ストラトキャスター”であった。
エリート・シリーズに搭載されたピックアップは， “EMG”ピックアップのような外観をしているため ロー・インピーダンス・タイプと思われがちだが， 実際にはハイ・インピーダンス・ピックアップである。 ハイ・インピーダンスのシングル・コイル・ピックアップでありながらハム・ノイズが少ないのは， ピックガード内部にマウンドされたダミー・ピックアップ(マグネットを持たないコイル) にシリーズ接続して出力することで， ハムバッキング・ピックアップと同等のハム・キャンセリング効果を得ているからである。 トーン・コントロール部にも、新開発の“TBX”“MBX"を搭載。 これらは現在の“アメリカン・スタンダード・ストラトキャスター”や “エリック・クラプトン・ストラトキャスター”などに継承されている。 このモデルのために開発された“フリー・フライト・トレモロ”は， 支点部分に本物のナイフ・エッジを採用したことで滑らかなアーミング動作を実現している。
この'83年モデルのボディ・カラー“アークティック・ホワイト”は， 当初は'81年に限定カラーとして発売されたインターナショナル・カラーのうちに1色であったが， '82年以降はそれまでの伝統的なボディ・カラー名“オリンピック・ホワイト”に代わって， 多くのモデルのレギュラー・ホワイト・カラー名となったものだ。
この'83年モデルは， トレモロ・アームが(棒のみ)交換されているものの，最上級のコンディションと言える。
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'83年,正式モデル名“ストラトキャスター”は製造中止となり,
その後継モデルとして登場したのが“スタンダード・ストラトキャスター”と
この“エリート・ストラトキャスター”であった。