'67 MUSTANG White /Rose
SOLD
'64年中期の発表当初は,ボディ・カラー・バリエーションは写真のようなホワイトのほかに, ブルーとレッドの計3色が用意されていた。 (それぞれのカラーはストラトなどの上位機種でいうオリンピック・ホワイト,ダフネ・ブルー, ダコタ・レッドに近い色であるが,ムスタングなどにはそれらのカラー名称は与えられていない。)
ホワイト・フィニッシュには 赤いべっ甲柄のピックガードと白いピックアップ・カバーが, レッドおよびブルー・フィニッシュには 白いパール柄のピックガードと黒いピックアップ・カバーが取り付けられている。 パール柄のピックガードの場合は,'69年中期にムスタングのカラー・バリエーションが サンバースト,コンペティション・レッド(メタリック・レッドに白のライン入り), コンペティション・バーガンディ(メタリック・ブルーに水色のライン入り), コンペティション・オレンジ(オレンジ色に赤のライン入り)の4色に一新された際にも, すべてのカラーに引き続き採用されているのに対して, べっ甲柄のピックガードは, '64から'69年にかけてのホワイト・フィニッシュに限定される仕様だ。
発表当初のムスタングには,ボディにコンター加工が施されていなかったにもかかわらず, ヘッド先端には“OFFSET CONTOUR BODY”と記された小さなデカールが貼られていたが, この'67年モデルのように,'66年後期頃からは何も貼られなくなっている。 また,それまでトレモロ・ユニットのベース・プレートには,FENDERのブランド・ネームの下に 特許申請中を表わす“PAT. PEND.”の文字がレリーフされていたが, 同じく'66年後期頃からは,それに代わってムスタングのトレモロ・ユニットの特許認可番号 “PAT. NO. 3,241,418”がレリーフされるようになった (その部分のFENDERというブランド・ネームの字体も異なる)。
この'67年モデルのボディ・フィニッシュは,ウェザー・クラックが見られるものの, 黄ばみの少ないキレイなコンディションと言える。
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