'81年、ビギナー向けモデルとして発表されたブレット・シリーズ。
ブリッジ・プレートと一体化した金属製ピックガード仕様の“ブレット”、
ブリッジ・プレートが分離したプラスティック製ピックガード仕様の“ブレット・デラックス”が用意された。
ボディ・カラー・バリエーションは,レッドとホワイト(アイボリー)の2色である。
また,ネックは当初ローズ指板のみの設定であったが,
'82年前期頃からは逆にメイプル1ピース・ネックのみの設定に変更されたようだ。
'82年後期には,ブレット・シリーズはストラトに似たボディ・シェイプのセカンド・バージョンに
モデル・チェンジされるため,
このテレキャスターに似たボディ・シェイプをもつファースト・バージョンの生産期間は,
1年程度の意外と数量の少ないモデルである。
コントロールはマスター・ボリュームとマスター・トーン,
スイッチはフロント/フロント+リアのミックス/リアと切り替わる3ウェイ・レバー・タイプである。
両ピックアップは互いに逆巻きコイル・逆磁極ポールピースのため,
ミックス・サウンド時にはハム・ノイズがキャンセルされるようになっている。
この'81年モデルには,オリジナル仕様としてペグに通称“クルーソン2列刻印”が取り付けれている。
これは,最初期に見られる貴重なスペックだ。
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