'51年にL-5Cのエレクトリック(ピックアップ付き)バージョンとして発表されたL-5CES(C=カッタウェイ、ES=エレクトリック・スパニッシュを意味する)は、スーパー400CESと並ぶギブソン・ジャズ・ギターの最上級モデル。
‘57年にそれまでのP-90シングル・コイル・ピックアップに代わってハムバッカーが搭載されたのを経て、'60年後期にはカッタウェイ部のホーンが今回紹介するようなフローレンタイン・カッタウェイと呼ばれる尖った形状に変更されているが、このタイプは'69年前期には再び丸みを帯びた形状に戻されるため約9年間しか製造されなかった貴重な仕様といえる。