'71 SG STD. Cherry (Original Non-Tremolo)
SOLD

'61年,レスポール・スタンダードおよびレスポール・カスタムが, ダブル・カッタウェイ・ボディに仕様変更されて生まれ変わったのがSGモデルである。 ただし当初は“SG”というモデル名ではなく,それまで同様にレスポール・スタンダード, レスポール・カスタムであった。 正式にSG(SOLID GUITARの略)というモデル名が与えられたのは,'63年後期になってからである。
'61年からのモデルでは,ピックガードはボディの1弦側のみが覆われたタイプであったが, '66年には写真の'71年モデルのように, ボディの左右を大きく覆う通称“ラージ・ピックガード”仕様になっている。 ラージ・ピックガード仕様のSGスタンダードは'71年までで, 短期間の製造中止時期を経て, 翌'72年にはスモール・ピックガード仕様で復活する。
SGスタンダードには,登場以来(正式モデル名レスポール・スタンダード時期も含む) トレモロ・ユニットがレギュラー・スペックとして装備されており, ノン・トレモロがレギュラー仕様となるのは, スモール・ピックガードが復活した'72年からであった。 ところが,この'71年モデルはラージ・ピックガード期でありながら, オリジナルのノン・トレモロ仕様という極めて珍しいものだ。 (もちろん,トレモロ・ユニット取り外し跡などはない。)