'66 ES-330TD Sunburst SOLD
'59年に発表された“ES-330TD”は,当初ドット・ポジション・マークのネックに 黒いピックアップ・カバーという仕様であったが, '62年中期にブロック・ポジション・マークに変更されたのに続き, 同年後期にはメタル・ピックアップ・カバーが取り付けられるようになった。 モデル名ES-330の後に続く“TD”は、シン(THIN、薄い) サイズ・ボディのダブル・ピックアップ(DOUBLE PICKUP)仕様をそれぞれの頭文字で表わしたもので, 1ピックアップ仕様の“ES-330T”というモデルも'63年までは生産されていた。
ES-335TDがボディ中央にセンター・ブロックを持つセミ・アコースティック構造であったのに対し, ES-330TDは完全なアコースティック構造である。 また,330のネックは16フレット部でボディにジョイントされており, ボディから露出したネックの長さが短いことから通称“ショート・ネック”と呼ばれることもあるが, 実際のスケールは335などと同じ24 3/4インチ・スケールで, ブリッジの取り付け位置をエンド方向に移動させて調整している。 ただし,通称“ショート・ネック”仕様は'69年までで, 同年途中からは335と同様な19フレット・ジョイントに変更されている。 そして,ES-330TDは'72年に製造中止となった。
この'66年モデルは,最上級と言えるコンディションを保っている。
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