'56 LES PAUL JUNIOR Sunburst
SOLD

'54年にレスポール・シリーズのロー・コスト・モデルとして発表された“レスポール・ジュニア”。 レスポール・スタンダードやレスポール・カスタムとは異なり, トップはフラットなボディ形状(スラブ・ボディと呼ばれる)となっている。 ピックアップは,リア・ポジションに“P-90”シングル・コイルを 1基のみというシンプルなスタイルだ。 ちなみに,発表当初は, よりブリッジ寄りにピックアップが取り付けられていたが, '56年頃からはこの'56年モデルのように,ややブリッジから遠ざけられた位置に変更されている。 レスポール・ジュニアは'58年中期まではシングル・カッタウェイのボディ形状で生産されたが, 以降はダブル・カッタウェイ・スタイルに仕様変更された。
シングル・カッタウェイ・モデルは“タバコ・サンバースト・フィニッシュ”が, ダブル・カッタウェイ・モデルは“チェリー・レッド・フィニッシュ”がスタンダード・カラーである。 ちなみに,有名な“ライムド・マホガニー・フィニッシュ(TVイエロー)”のレスポール・ジュニアは, “レスポールTV”という別のモデル名が与えられていた。
この'56年モデルほど最上級のコンディションを保ったレスポール・ジュニアは, 近年,見かける機会が少なくなった。 また,最近,価格の上昇の激しいモデルだ。 ちなみに,バー・ブリッジが1弦側がスタッドから離れて取り付けられているが, これは,すべてレスポール・ジュニアが,この位置でオクターブが合うような設計となっているためだ。

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