'79年に発表された“ザ・SG”は,
ボディおよびネック材にはウォルナット,そして指板材にはエボニーと,
通常は上級モデルにしか使用されることのない高級材をウッド・マテリアルに持った
コスト・パフォーマンスに優れたモデルである。
ネックおよびボディには,通称“サテン・フィニッシュ”と呼ばれるツヤ消しのナチュナルで,
ウォルナットの素材色を生かしたフィニッシュが施されている。
ピックアップは,カバーを持たないオープン・タイプで,
ブラック・ボビンのフロントはレギュラーのハムバッカー,
ゼブラ(ブラック/ホワイト)ボビンのリアは“TGAスーパー・ハムバッカー”という
ハイ・パワー・タイプが採用されている。
ペグには,グローバー製ロト・マチック・タイプ(Made in USA)が標準装備。
ザ・SGは,'80年途中には早くも“SGファイア・ブランド”というマホガニー・ボディ&ネックに,
焼印のブランド・ロゴが入れられたモデルに継承されることになるため,
生産期間は1年程度という意外と数少ないモデルである。
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