'85 EXPLORER Ferrari Red SOLD

'50年代オリジナル“エクスプローラ”の初のリイシュー・モデルが'75年後期に登場したのち, エクスプローラの外形デザインを生かしながらも, “エクスプローラ II ”“ザ・エクスプローラ”など, オリジナルとは異なる仕様を持ったモデルが発表された。 この'85年製エクスプローラは,'76年型モデル('80年頃生産完了)の 後継機種的扱いの“エクスプローラ I ”('81年発表)が, 何度かの仕様変更を経て,正式モデル名が“エクスプローラ”に戻された直後のモデルで, メタリカの“カーク・ハメット”が愛用したモデルと同仕様。 また,この“フェラーリ・レッド”カラーは,'85年から登場したフィニッシュだ。
この'85年モデルは, アルダー・ボディ,メイプル・ネック,2“ダーティー・フィンガー”ピックアップといった, エクスプローラ I として'81年に発表された当初からの仕様を引き継いでいるが, '84年中期にノン・ピックガード仕様に (それまでは'50年代のオリジナル・モデルの形状に準じたピックガード装着), 3角形状のコントロール(2ボリューム,1マスター・トーン)配置に(それまではオリジナルに準じた1直線状), それらに伴ってスイッチがコントロール近くの配置に (それまではオリジナルに準じた,1弦側カッタウェイ近くのピックガード・マウント)変更されたものだ。 ちなみに,この時期のエクスプローラの指板はローズウッドが標準仕様だが, この'85年モデルの場合はオプション扱いのエボニー指板となっている。
この時期のエクスプローラの最たる特徴は,前述のとおり“ダーティー・フィンガー”ピックアップが2基マウントされていることだろう。 このピックアップは,出力が極めて高く,12本のポールピースすべてがアジャスタブル・タイプというもので, 当初からオープン(カバーを取り付けないスタイル)で使用する設計になっている。
細部に至るまでオリジナル・パーツ。オリジナル・ハードケース付属。

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