'72 TELECASTER Blond/Maple Lefty
SOLD

それまでローズ指板ネックが標準仕様であったテレキャスターであったが, '67年からは貼りメイプル指板をオプション仕様としてオーダーできるようになり, (ただしカタログに表記されたのは'67年だが,実際には'65年頃から相当数が出回っている。) '69年からは, '50年代のテレキャスターの代表的スペックであるメイプル1ピース・ネックが復活している。 ストラトでメイプル・1ピース・ネックが復活したのが'71年途中であるのに対して, テレキャスターではそれよりも2年程度先行させたわけだ。
ボディ形状は,'68年前後にそれまでの6弦側カッタウェイが深いオリジナル・スタイルから, やや浅くなるものの,この'72年頃まではオリジナル・ボディ形状の雰囲気をとどめている。 翌'73年からは6弦側カッタウェイがかなり浅くなる。 また,この'72年モデルのストリング・ガイドは1〜2弦用の1個のみだが, 同年後半からは3〜4弦にも加えられ計2個となる。
テレキャスターの左利き仕様は,意外と見かける機会の少ないモデルだ。