'71 FENDER MUSTANG
Competition Burgundy Lefty SOLD
珍しいムスタングのコンペティション・バーガンディ・フィニッシュのレフト・ハンド仕様。
'64年に発表されたムスタングは,当初ホワイト,ブルー,レッドという 3色のボディ・カラーが用意されたが,'69年中期にそれらは一新された。 新たなカラー・バリエーションはサンバースト, コンペティション・レッド(メタリック・レッドに白のライン入り), コンペティション・バーガンディ(メタリック・ブルーに水色のライン入り), コンペティション・オレンジ(オレンジ色に赤のライン入り)の4色である。 また,この新たなカラー・バリエーションに変更される直前の'69年前期には, それまでのムスタングにはなかった,ボディのコンター加工が施されるようになっている。
'69〜'70年製の コンペティション・カラーのムスタングには, ヘッド表面もボディと同色に塗られたマッチング・ヘッドのものがほとんどだが, '71年頃以降はサンバースト・フィニッシュと同様に, ヘッドはナチュラル・フィニッシュされるものがほとんどとなる。 また,'69年中期以降のムスタングのヘッドに貼られるデカールは, マッチング・ヘッドの場合には白文字だが, ナチュラル・ヘッドには黒文字が使用された。
なお,フェンダーのレフト・ハンド・モデルの場合(ムスタングに限らず), ヘッドに貼られるデカールの向きは右用と反対なので, モデル・ネーム部分は切り取られブランド・ネーム(Fender)だけの場合がほとんどだ。 そのため,この'71年製モデルのように,本来のそのモデル用のデカールではなく, 別のモデルのものが使用されることも多い(もちろん貼り替えではない)。 ブランド・ネーム下のパテント・ナンバーは,その数や種類,並び順などがモデルごとに異なっているため, それで確認できるのだ。 ちなみに,ヘッドのデカール部分にシリアル・ナンバーが記されるようになる'76年中期からは, 各モデルごとにレフト・ハンド・モデル専用のデカールが用意されるようになる。
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