'67 GUILD CE-100 Sunburst
SOLD
ギブソンによる吸収前のオリジナル・エピフォンを退職したクラフツ・マン達も加わって, 1952年に設立されたギター・メーカー“ギルド”。 現在はフラット・トップ・ギターのブランドとして有名だが, '60年代までは数多くのアーチトップ・ギターをラインナップしており, 評価の高いオリジナル・エピフォンのクォリティと独特の“鳴り”を引き継いでいる。
'56年頃に発表された“CE-100”は,16 1/4インチ幅,3インチ厚のラミネート・メイプル・ボディ, 24 3/4インチ・スケールのハカランダ指板,マホガニー・ネック・モデル。 ギブソンでの“ES-175”のようにジャズ・ギターとして使用されることの多いモデルである。
発表当初は,写真のように1ピックアップ仕様のみであったが, '59年からは2ピックアップ仕様の“CE-100D(D=デュアル・ピックアップの意)”も用意されたことで, '60年代以降はそのCE-100Dの生産比率が高くなっている。 しかし現在では,ブリッジ部近く(リア・ポジション)にピックアップがマウントされていないことによる “生鳴り”の良さと, 多くのジャズ・ギタリストがフロント・ピックアップのみしか使用しない等の理由から, この1ピックアップ仕様を求めるひとが多い。
当初はギブソンP-90に似たシングル・コイル・ピックアップがマウントされていたが, '62年頃にはグレッチでも採用されていたことで有名な“ディアルモンド”製ピックアップが, そして'63年からはこの'67年モデルのようなハムバッキング・ピックアップがマウントされている。