'63 GUILD POLARA / S-100 Sunburst SOLD
ギブソンによる吸収前の老舗ブランド“エピフォン”社を退職したクラフツ・マン達も加わって, 1952年に設立された“ギルド”。 近年はフラットトップ・ギターが主力商品と認知されているブランドだが, 設立初期にはアーチトップ・ギターがラインナップの中心だった。 '60年代に入ってソリッドボディ・ギターがミュージック・シーンにで定着してくると, ギルドでも開発に着手し,'63年にソリッドボディ・モデルを3機種発表した。 それらは2ハムバッキング・ピックアップ仕様の“S-200”, 2シングルコイル・ピックアップ仕様の“S-100”, 1シングルコイル・ピックアップ仕様の“S-50”だ。 それらのなかで,この“S-100”は中級機種に位置するモデルであった。 また,S-100とS-200の最大の特徴は,ボディ裏側に内蔵された“ビルトイン・スタンド”である
S-100は,アルダーまたはマホガニー・ボディ,メイプル・ネック, ローズウッド指板というウッド・マテリアルを持つ。 ボディ材は,このサンバースト・フィニッシュにはアルダー, チェリー・レッド・フィニッシュにはマホガニーが使用された。 また,マホガニー・ネック仕様も存在するようだ。 24 3/4インチ・スケールの22フレット仕様。
S-100は,当初は写真のような独特な非対称のヘッド形状であったが, '66年頃には一般的なギルド・スタイルのヘッド形状に変更された。 そして'70年は,“S”シリーズはギブソンのSGに似たボディ形状に フル・モデル・チェンジする。
写真のS-100は生産開始年の'63年製ということで,上部が白いピックアップが搭載されている。 '64年以降はクローム・メッキされたピックアップ・カバーのタイプとなる。 最上級のコンディション。
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