イースターエッグの話

 イースターエッグは、復活祭(イースター)に行われる「卵探し」の風習に由来しています。 イースターエッグはいわば、開発者たちからの遊び心たっぷりの熱いメッセージだということが言えるでしょう。 そもそもMacはビジネスユースではなく、パーソナルユースそれも大人の遊び道具という発想から生まれました。 そんな開発者たちの思いがイースターエッグに込められているのでしょう。 そして、そんなMacユーザーならWindows95にもきっと興味があると思います。 それでは、少しMacとWin95のイースターエッグを紹介してみます。

●Macintosh編
●Windows95編

. Macintosh編

●漢字Talk7.5.3〜5
Simple Textなどで「secret about box」と入力し、それをデスクトップにドラッグ&ドロップすると現れます。
現れるのは、アップル本社のイグアナの旗で、旗はマウスの方向に合わせてなびくなど実によくできています。
また、ドラッグする途中にPを押すとMacOSのロゴマークが入った旗が現れたり、Qだとオレンジ色の旗が現れたり、 その他のキーで他のアクションもありそうです。
●Quick Time
起動時に[option]+[command]+[Q]+[T]を押しておくと現れます。
起動時QuickTimeの機能拡張書類を読み込むと同時に開発者たちの顔写真が次々と現れます。 かなり熱が入っている感じです。
●スティッキーズ
スティッキーズの新規メモに「Antler!」と入力して[return]キーを押すと現れます。
現れるのは、右図の様な牡鹿のグラフィックに「Antler Notes」の文字が大きくのったスティッキーズになります。 実は、このスティッキーズのソフト制作会社が「Antler Software」なのです。
●Finder
[option]を押しながらアップルメニューを開き、「Finderについて...」を選択すると現れます。
現れるのは、山の絵でクレジットが右から左に流れて行きます。
●ランチャー
ランチャーを表示させ[command]+[option]押しながらステータスバーのグレーの部分をクリックすると現れます。
現れるのは、右図の様なランチャーのクレジットボックスです。


. Windows95編

●OSR2のスクリーンセーバー
スクリーンセーバーの設定で「Volcano」を入力すれば現れます。(詳細は下記の通りです。)
1)画面のプロパティを表示する。
2)スクリーンセーバーのタブをクリックする。
3)スクリーンセーバーをクリックして「3Dテキスト(OpenGL)」を選択します。
4)次にその右の「設定」のボタンを押すと設定画面が表示されます。
5)「テキスト」の欄をチェックし右欄の入力欄に「Volcano」を入力し「OK」ボタンを押せば設定完了です。

ふつうなら「Volcano」という文字が3Dで現れるのですが、このテキストだけは火山名が次々と現れるスクリーンセーバーになります。
●エクセル95
下記操作手順で表モードと裏モードのイースターエッグが現れる。

◎表モード
1)Excelを起動して新しいシートを表示します。
2)この状態でスクロールバーを使って95行目に移動します。
3)95行目に移動したら行番号をクリックして95行全体を選択状態にします。
4)[Tab]キーでポインタをB列に移動します。
5)ヘルプの「バージョン情報」を開きます。
6)バージョン情報のウィンドウで[Ctrl]+[Shift]+[製品サポート情報]を押します。
7)これで迷宮入りします。

◎裏モード
1)表モードの場所で180度後ろを向きます。
2)キーボードから「EXCELKFA」と入力すると壁が開き、道ができます。

操作方法は方向キー(↑↓→←)を押すだけです。自由に歩き回って見ましょう。目的はスタッフルームです。