フロント・ブレーキの油圧を利用して、ブレーキング時のノーズダイプをおさえる
ANDF(Anti Nose Dive Folk)。

当時のサスペンションのクオリティでは、ブレーキング時のノーズダイブがオーバーで
スムーズなコーナー進入を妨げていた為、これを抑える機構が必要とされました。
これを解決すべく開発されたのがANDFです。
81年のWGPでは、ルッキネリ選手、マモラ選手の二人が
キングケニーをコーナ進入でかわす場面を演じ、このテクノロジーのメリットを喧伝しました。
工事中

アンチノーズダイブ機構は、ホンダのTRAC( 周方向にフローティングマウントされたブレーキ・キャリパーが
フォーク外側に実装されたオリフィスのオンオフ・スイッチを切り替える方式)
をはじめとして、さまざまなコンストラクターに真似られ80年代はじめ頃の流行となりました。

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