ブリティッシュジャズロックニューリリース情報・2004夏〜2004秋編。(2004年9月7日版)

能書き

前回から4ヶ月。ほぼ1年に1回の情報提示だったのですが、今回はこの夏にリリースされたCDを中心に情報をの提供していきたいと思います。なお、いつも通りですが、日本国内で製造されたCDはリリースという言葉を使い、海外で製作され日本に輸入された後、帯や解説などを付けて販売されている輸入盤国内仕様は配給という言葉を使います。また、いつもの事ですが、私自身が殆ど購入してもないし聴いてもいないので、内容が薄いのはご了承下さい。さらに、ここで紹介するのは日本国内で配給されているもののみになりますのでご注意下さい。

既発作品について

まず、2004年5月ですが、ベル・アンティークから、ロック・ワークショップの「ザ・ヴェリー・ラスト・タイム」が配給されました(原盤制作はイギリスのAngel Air)。

続いて、2004年6月は、まず、アルカンジェロからは21st・センチュリー・スキッツォイド・バンドのライヴ盤「ライヴ・イン・イタリー」が日本盤のみの紙ジャケット仕様でリリースされました。また、同じくアルカンジェロからソフト・マシーンの「ライヴ・イン・ソーホー」が配給されました(原盤制作はイギリスのVoiceprint)。そして、ベル・アンティークからは、ブライアン・ゴディング「シャフトベリー・アヴェニューの虐殺」がリリースされました。

そして2004年7月は、まず、BMGファンハウスからペンタングルのオリジナルアルバム全6枚「ペンタングル」「sウィート・チャイルド」「バスケット・オブ・ライト」「クルエル・シスター」「リフレクション」「ソロモン・シールズ」が紙ジャケット仕様にてリリースされました。また同じくBMGファンハウスから、キャラヴァンのベスト盤、「ベスト・オブ・キャラヴァン」がリリースされました。これは2001年にイギリスのSanctuary Records Groupからりリースされたベスト盤の日本盤になります。また、同じくキャラらヴァンですが、「ジ・アルバム」と「バック・トゥ・フロント」がベル・アンティークから配給されました(原盤制作はイギリスのeclectic discs)。アルカンジェロからはアトランティック・ブリッジ「アトランティック・ブリッジ&シングル」がリリースされました。

さらに2004年8月は、エアー・メイル・レコーディングスからロック・ワークショップ「ロック・ワークショップ」と「ザ・ヴェリー・ラスト・タイム」がリリースされました。5月のベル・アンティーク盤は、輸入盤国内仕様でしたが、こちらは国内盤の紙ジャケットでの再発となります。

これから発売されるものについて

2004年9月は東芝EMIからいくつかのアルバムが紙ジャケット仕様にて再発リリース予定です。内訳はハットフィールド&ザ・ノース「ハットフィールド&ザ・ノース」とハットフィールド&ザ・ノース「ザ・ロッターズ・クラブ」。さらにはギルガメッシュ「ギルガメッシュ」です。また、VideoArtsからロバート・ワイアット「ライヴ1974」がリリース予定になっています。さらに、VIVIDからはディック・ヘクストール・スミスの「ストーリー・エンディド」が配給予定です。

2004年10月は遂にソフト・マシーンのepic時代のアルバムが紙ジャケット仕様にて再発リリースされます。当然リマスターもされています。SONYからですが、内訳は「3」「4」「5」「6」「7」と、マッチング・モールの「そっくりモグラ」「そっくりモグラの毛語録」と、ロバート・ワイアットのソロアルバム「ジ・エンド・オブ・アン・イアー」です。

発売日未定としては、ユニバーサルからはキング・クリムゾンの「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.7」「紅伝説」「ザ・グレート・ディシーバー」がリリースされる予定です。

そして、そして

今回はマイナーからメジャーまでかなり幅広く発売されています。ということは徐々にですが、ブリティッシュジャズロックの裾野も広がっていっているのかと思うと感慨深いです。とにかく秋にはカンタベリー系の再発が沢山ありますから、それを楽しみに待つことにします。


Created: 2004/09/07
Last update: 2004/09/07

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