日付のなびげーしょん(2004年11月・・・11日~20日まで)
さて、今日は大量に買ったわけだけど、クラッシックは取り合えずおいといて、聴きたいもん順に並べてみるとどれも一番なので、知らないモノ中に聴いてみることとした。ということで一番に聴いてみたのがこれ。アレアの「1978」だ。その名の通り、1978年のアルバムで、このバンドのボーカリスト、デメトリオ・ストラトスがこのアルバムの後に死にバンドが解散しているから実質的にラストアルバムとなった作品だ。さて、このアレアというバンドはイタリアのジャズロックバンドで、1970年代の初頭から活動していたのだが、初期の彼らはかなりアヴァンギャルドなジャズロックを展開していた。だけど、レコード会社を移籍した本作では「インターナショナル・ポピューラー・バンド」を旗印にしただけあって、アヴァンな要素は後退させて、基本的にはアメリカンフュージョンの影響が大だが、当時のヨーロッパのポピュラーサウンドの最先端を取り入れて(一部テクノポッフ風もあったりする)、単なるフュージョンアルバムに終わることなく、全くジャズ臭くないポップなロックや、イタリアの伝統音楽に根ざす部分も入れ、本当の意味でのフュージョンサウンドになっている。もう無茶苦茶格好良くってポップ。惚れたね。
PFMのヴァイオリン奏者のマウロ・パガーニがバンドだった以後に出した初のソロアルバム。最初からかなり地中海臭く、昨今のワールドミュージックのブームを鑑みると、前のアレアにしてもそうだけど、この作品も今の耳で聞いても十分面白い作品だと思う。そのまんまPFMや、そのまんまアレアといった様な曲もあれど、基本的に適材適所で参加メンバーを使い分けた。本当に彼の地中海民族音楽の研究成果を発表する論文的なアルバムと取ったね。しかしながら、曲はストレートなジャズロックナンバーや、それはそれは美しい曲まで色々入っているので、聴き応えはたっぷりだ。つまり研究成果として凄いモノであるし、それを聞き手に分かりやすく伝えているという事実も凄いことだ。デメトリオ・ストラトスとのデュオの曲など結構アヴァンだったりするが、そういうのもひっくるめて愛らしい作品だと思う。
フェアポート・コンヴェンションの歴代メンバーとその周辺のみゅうじしゃんに夜50年代&60年代のロックンロールを中心としたポピュラーミュージックのカバー集。しかも馬鹿正直にコピーした作品ばかりだからかなり面白い。というか、カバーマニアにはたまらないのではないかな?個人的にはリンダ・トンプソンの歌う、リトル・エヴァの「ロコーモション」のカバーが面白いと思ったね。後、サンディー・デニーとリンダ・トンプソンのデュオボーカルによるエヴァリー・ブラザーズの「いつになったら愛されるのかしら」もなかなかぬるめのカバーで個性があって好きだったね。とにかく肩を張らずに余裕を持って聴けたということがよいよね。
10月24日に行ったという試験は毎年恒例になりつつある公務員試験の受験だったのだけど、なんと、本日合格通知が・・・・・・。ということで、ということで、「もしかしたら採用されるかもしれないよ」リストに名前が載ることとなりました。で、来年4月からフリーター生活でなくなる可能性が出てきたって事です。
さて、昨日は1枚目に結構な分量を割いてしまったため、1枚目だけで書くのをやめてしまったのだけど、小出しレビューの2回目に当たる今回は短めに一気に5枚目まで行けたらいいなぁ・・・・・・、って事でね(昨日と同じで6枚目は今聴いている)。
さて、まずは聴いた順番ということで1枚目の次は3枚目だが、3枚目はこの日本では大人気の(というか、数ある苦らっしくの作品の中でも人気度はかなり高いのではないだろうか・・・・・・)5番が収録されている。私も唯一曲と名前が一致する曲で、この曲で指揮者とオケの傾向を感じ取ってみた。ともすればこの5番は派手派手しく鳴り響くアレンジが多い中、この箱のバージョンはロシア特有の重いサウンドではあるモノの、弦楽器と管楽器のバランスが良かった。これをわざと崩してど派手に演奏というのも手だろうけど、ここではむしろ端正に演奏してた。で、6番は初めて聴いたのだけど、5番とよく似た曲だと思ったね。度派手な楽曲だったからね。でも、ちょっとメロディーが耳に残りにくいかな?それだけ。
次はDisc2。4番が一曲収録されているのだけど、1時間くらいの尺の曲になっているんだね、雄大で壮大な曲ではあるのだけど、いまいち捉え所がないように感じたね。これはどうしてだろうね。ちなみにこの曲はバルシャイが初演者らしく、多分この演奏はオーソドックスな演奏なんだろうね。しかし、この次の曲からや実質上の前作に当たる1番と比べると少々異質かもしれない。ずいぶん聴き進めていったから言えることなんだけど、7番以降の作品のたたき台のような気がしないでもない。まぁ、詳しくは7番の所で書きたいと思うのだけど、この曲の雰囲気で5番~6番のサウンドを持つというのがショスタコーヴィッチのサウンドなんだと思うね。
そして、Disc4。これには7番が丸々1枚の中に収録されている。しかし、4番も長かったがこの曲も長い。優に70分は超えている。曲は4楽章仕立てだが、副題が付いていて政治的なメッセージを感じさせられる。まず、副題として「レニングラード」と付いている。各楽章にも題が付いていて、第1楽章か順に、「戦争」「回想」「広大な祖国」「勝利」となっている。ということで、表題曲なんだね。で、さっきも書いたのだが、このサウンドはまさに4番と5~6番をミックスしたような曲で、表題を見事に表現出来ていると思う。副題からも分かるようにこの曲はちょうどドイツが信仰してくるdさなかに作られた曲で、彼の強烈な愛国精神に満ちあふれたモノだそうだ。そういうのは他国の人間には分からないのだが、作られた音楽のおもしろさは分かると思う。音の強弱が激しすぎるのが難点だが(この辺でオケの実力が見えてくるのかも・・・・・・)、非常に聴き応えがあると思う。
次はDisc5。8番が1曲収録なのだが、これも長い長尺の曲だ。この曲は7番とは逆に淡々とした曲になっている。音の強弱は7番よりさらに激しい。というか、これがショスタコーヴィッチの音楽の特徴なのだと思うね。非常に淡々とした曲で、それをこの番の演奏は一つ一つ丁寧に追っていっている。5楽章仕立ての形式で、前作がレニングラード攻防戦を控えた国全体の高揚感を反映したモノなら、この作品はある程度戦争が進み事態は好転し始めたモノの内実に目を向けると・・・・・・、といった非常に内省的な交響曲なのだと思う。だから、描き方の勝利なんだろうね。
取り合えず、3枚目まで聴いているのだけど(4枚目は聴き途中)、1枚目のことを書いておきたい。ショスタコーヴィッチの交響曲全集だけど、この箱、Disc~という書き方はされていなかったりする。6324という規格番号にDisc毎に6324/~の~の部分にDisc番号が振ってある体裁だ。後は盤のレーベル面には収録曲名が書いてあるだけ。潔いというか、なんというか・・・・・・。まぁ、それはよいとして、この箱はなかなか聴き応えあるね。バルシャイは初めて聴いたのだけど、かなり手堅い内容のようで、オケの上手い下手や、曲の出来不出来も、きちんと伝えていてくれる。1990ねんだいの録音ということもあってそれなりに音はよいし(しかし、むちゃくちゃ良いわけではない)、聴いていて、聴くに堪えられなくなり途中で聴くのを放棄することは多分無いだろうね。で、最初のDisc1は交響曲の1番から3番まで。全部初めて聴いたのだけど、1番は、「ここだ!」っていう所は無いモノの、手堅くまとまった感じの曲に聞こえた。これはショスタコーヴィッチの学校の卒業作品らしい。うーん、ということは習作といったところなのだろうかね。2番3番はちょっと苦笑。またこういうところがあるから、この作曲家の作品は面白いとも言えるのだが・・・・・・。それぞれ、「十月革命に捧ぐ」、「五月一日」という副題が付いていて、2番は連邦からの委嘱作品、3番は自身の意志によって書いたモノだそうだ。どちらも単独楽章の作品で、前半はオーケストラの単独演奏、後半は合唱が加わるということになっている。合唱の内容は副題から察する通りらしい。どちらも同じようで、まぁまぁといったところか。
ということで、届いた11枚組CD。ショスタコーヴィッチの交響曲全集。この人の交響曲は出来不出来はあるのだろうけど、どれも聞きやすいので、是非ともこういう全集のような形で欲しかったんだよね。というか、単に金のない私は自分の気に入りそうな演奏のモノを1~15番まで厳選しつつ吟味して1枚ずつ変えないんだよね。ほぼ3枚分の値段で買えるわけで、徳用感はかなり強いよね。
ということで、これを全部聞くのにいつまでか掛かるか分からないけど、まぁ、少しずつ聴いていこう。なんにしてももう今月はこれで終わり。クラシックはこれ以上買わないぞ。というか、これから後半に掛け照りロックの大量入荷があるので、そちらを聴いていかないといけないんだよね。
そんなわけで、まだ欲しいモノはそれはそれは沢山あるけど、全て来月以降に回す。それで、アマゾンやHMVの在庫が無くなっても、それはそれで縁がなかったということで諦めよう(笑)。
それくらいの気持ちでいないとね。
そういえば、非常に紙ジャケやら箱やらの出来の評判の悪いビートルズの新商品が発売になったようだ。買うのを検討しないと行けないかな?リマスターは善し悪しは別にして、非常にアメリカ的なリマスターだそうだ。まぁ「1」のリマスターを受け付けなかった人たちが言ってたことなので私の趣味とは合わないのだが(私は「1」のリマスターは肯定派)、でも、判断材料としては使わせて貰おう(という非常にご都合主義)。
さて、今日は近所のレコード屋さんに行って、何も届いていなかったのだけど、中古を見ていると、このスヴェトラーノフのチャイコフスキーがあったので、3枚買ってみたんだね。で、まずは交響曲の4番の入ったこのCDからだけど、実はこのチャイコフスキーの交響曲は親父は「ムラヴィンスキーが良い」とずっと言っていたんだね。で、この4番についてはムラヴィンスキーのグラムフォン盤が同じように中古であったんだよね。値段も同じだったし、聞き比べてみたんだよね。4番といえば、ジョージ・セルの盤も中古であったので聞き比べてみた。まずはこの盤を試聴してなかなか迫力のある素晴らしい演奏だと思ったね。次にムラヴィンスキーはさすがというかなんというかレベルが違ったね。迫力にプラス軽快なサウンドが感じられたね。チャイコフスキーのカラフルな曲を見事に歌わせていたんだね。で、ジョージ・セルのは線が細いし、ドイツ系の演奏で、素晴らしい内容だったけど、自分のチャイコフスキー感とは違っていたので駄目だったね。で、なぜこの盤を選んだかというと、ムラヴィンスキー盤にはカップリングに問題があって駄目だったんだね。そのカップリング曲はカラヤンによる幻想序曲「ロメオとジュリエット」。はっきり言ってこれは駄目な演奏だった。ということで、今回買った盤に決まったんだね。で、この内容だけど、少し遅めの演奏で、緩急はあまり付いていないのだけど、オーケストラがひたすら鳴る迫力のあるサウンドだったね。私のオーディオシステムには似合いの音になっていると思うね。そういえば、このCDはHDCDリマスターだったね。1993年の録音ということもあわせて非常に音が良かったことも付け加えておく。
さて、これは私の大のお気に入りのストコフスキーの盤と同じ構成。5番の第一楽章を聞き始めてすぐに「これは牛歩戦術」だと思った位の緩急のなさ。でも迫力は凄くて、特に管楽器が派手になってくれて、いかにもロシア的な響きが強くでていたね。サウンドはストコフスキーのようなスペクタクルはないモノの、比較的オーソドックスな演奏ながら迫力は満点だったね。これも前のCDと同様HDCDリマスターで、近年の録音だ。同系統で、さらに上のサウンドを求めるのならやはりムラヴィンスキーだろうね。私は店頭で4番を聞いて惚れ込んだからね。でも、これも聴き応え満点のサウンドだ。
で、最後は6番だけど、これも4番5番同様だね。このスヴェトラーノフは歌心がちょっと弱いのか、4楽章のあのもの悲しいストリングスの部分が歌ってなかったように感じたね。ただ器楽的に鳴ってるという感じで、しかし逆に、そういう意味では重く渋く鳴り響くストリングスを堪能出来たということだね。後、「ロメオとジュリエット」が結構良かったね。ちょっと引っかかるリズムで演奏され留のだけど、そこがまた逆説的に幻想の世界に引き込むというなかなか面白い代物だったね。
まずは、近所のレコード屋さんにCDを買いにいった時に注文した既発CD。
そして、HMVの通販で夜中に注文した既発CD。
まずは、今日は昨日行けなかった近所のレコード屋さんに午後から行ったのだけど、で、届いてるかなぁ?って思っていた作品が届いて無くて、何もなかったので、上記の中古CDを見つけて買ったわけだけど(これは繰り返しになるね)、ついでに注文もしてみた。
ここのところ探していたチャイコフスキーの3大バレーの全曲版だけど、実はなかなか無いことに気が付いたんだね。で、親父は「買うならアンセルメ」とかって言っていて、私自身も漠然と「アンセルメなら良い出来だろうなぁ」と考えていたりする。だから探していたんだけど、これがない。唯一3大バレーの全曲版がそろい踏みしてカタログされているのが日本ということなんだね。だから2001年にユニバーサルが出した盤を今回は注文したんだね。全て2枚組で、1組2400円という微妙な値段。吉と出るか、凶と出るか楽しみだね。
続いて夜になって親父がベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィル、ボーンマス交響楽団によるシベリウスの交響曲全集を買うとかって言うので、私もそれに便乗させて貰った。それが、バルシャイ指揮ケルン放送響によるショスタコービッチの交響曲全集だ。これはサンプルを聴いて妙に気に入っての購入なんだね。まぁ、それ以上に11CDで、4000円台という破格値に引きつけられた感が強い。でも、音も気に入らないと安物買いの銭失いになるから、それだけは気を付けないとね。
昨日は1枚目しか聴けなかったけど、今日は3枚目まできちんと聴いたので、今日レビューを書くのだが、カール・ベーム指揮によるウィーン・フィルのブラームス交響曲全集。4つの交響曲だけでなく、プラス3曲付録がある。タイトルに入っているのは「ハイドンの主題による変奏曲」だけど、その他「アルト・ラプソディ」と「悲劇的序曲」も入っている。さて、中身についてだけど、高水準だけど何か物足りない。カール・ベームはこんなモノではないという思いがなんだかよぎってしまう。やはりスタジオ録音だからか?とか、晩年の演奏だからか?とか色々だ。でも、素晴らしいので文句は言うつもりはない。比べるとするなら、4番はカルロス・クライバーの演奏を聴いた後だけに、重厚な演奏ではあるけど、一本調子に聞こえてしまう。ただ、暗さや重さはこちらの方が上だと感じたね。表現は様々ってとこかな?
今日は友人達とドライブした。友人の運転で、友人の車でだ。で、大分札にかないような所ばかりを廻ってなかなか楽しかった。ただ、自分お車では行きにくいような狭い道を通るところばかりだったね。
で、その時に友人に出されたなぞなぞで未だに解けないモノがある。それは「切っても、切っても、切れない野菜は何?」というなぞなぞだ。未だに分からない。うーん。
久々にホリーズのサイトを更新した。
目的はトップページにあったソース上の単純なミスを取り除くことだったのだけど、多分、これは他の所にも波及するだろうから、また暇を見つけて、全部のソースの点検をしないといけないね。
ついでに、ちょこっと情報を載せておいた。でも、そんなに最新の情報ではないのだけどね。
でも、ようやく更新出来た。それだけで嬉しかったりするね。まぁ、それだけ更新が出来てないってことなんだけどね・・・・・・。