さて、土曜日に買ったCD達は欲の日曜から聴き始めていたのだが、レビューは今日から開始だ。なんせ、今まで書く時間がなくて、教養役落ち着く時間ができたからね。まぁ、これも中途採用の人間の致し方のないことと思い今は仕事の準備優先ということでね。まぁ、でも、今日から徐々にではあるがペースを掴んで行きたいね。
ジェスロ・タルが1982年に発表したアルバム。プロデューサーはポール・サミュエル=スミスだ。イアン・マッケイグのファンタジックなジャケットが印象的ではあるが、中身はシンセの音がバリバリと効いたモダンなポップロックだったりする。でも、トラッドっぽい部分も当然あってかなりおもしろい。全作がSFチックないかにもニューウェーヴ然としたプログレハードな作品だっただけに(キーボードがエディ・ジョブソンだったからだったりする)、ある意味、昔のサウンドと今(当時のことね)のサウンドのバランスがよく取れた音だと思える。
1984年のアルバム。このアルバムはドラマーが不在で、ドラムスは打ち込みで作られている。しかしながら音作りは善作とほとんどに通っているため、聴いていて奇妙な感覚が襲う。そこがおもしろ。さすが常に新しいことをやろうとするこのバンドのことだけはある。さて、ライナーによるとこのアルバムで、いったん、タルは活動を休止して、リーダーのイアン・アンダーソンは現在まで続く鱒の養殖業に精を出すらしい(しかも、それが成功するから・・・・・・)。その原因はこのアルバムの失敗だそうだ。そこそこ売れはしたが、オールドウェイヴの烙印を押されてしまい、イアン・アンダーソンは喉をやられて、結局思ったような活動がしにくくなったということだ。次のアルバムで劇的な復活を遂げるわけで、そのらあたりの人生模様は横から眺めていると楽しい(笑)。
1987年に発表されたアルバム。いろいろな意味で話題作となった。その要因はやはりグラミーの受賞だろう。ジェスロ・タルはこのアルバムで初の受賞となったのだが、部門がなんと、「ハード・ロック/ヘヴィー・メタル」部門だったりする。なぜ受賞したのかは、未だに諸説紛々なのだが、当時人気が鰻登り中だったメタリカを押さえての受賞だっただけに謎は多い。でも、このアルバムを聴いて何となくわかった。このアルバムは紛れもなく、タル流のヘヴィメタ作品だ。特に、1曲目と2曲目でその音は顕著だと思った。だんだんといつものブルースやトラッド色も顔を見せ始めるが、このアルバムは比較的メタリックに進行するアルバムとなっている。そういう意味では、結構おもしろいね。
PFMの6thにして、ワールドワイドでの最後のアルバム。このアルバムでアメリカでの成功に見切りをつけた彼らは再びイタリアのローカルに目を向け国内での活動を中心にしていくのだそうだが、そんな彼らにしては内容は皮肉にも、もっともアメリカナイズされていたりする。というか、ほとんどアメリカンフュージョンのサウンド指向を示している。そこにイタリア語の歌詞が乗ると、結構奇妙でおもしろい感覚が味わえるアルバムとなっている。ちなみに、このアルバムでは、ヴァイオリンをグレゴリー・ブロック(イッツ・ア・ビューティフル・デイの人ね)が弾いている。
ロベッショ・デッラ・メダーリャの1st。3rdは現代音楽とフュージョンしたアヴァンギャルドロックの傑作だと思っているが、これは純然たるハードロック。しかも、B級ブリティッシュロックと同じ臭いがプンプンする。でも、音としては、さすがイタリアだけあってブラック・サバスとジェスロ・タルを足して2で割ったようなサウンドとなっている。そういえば、このアルバムにはメダル型のブックレットが封入しているのだけど、こういう所はさすがだと思うね。芸術色が強いというか、何というか・・・・・・。
1stよりはアルバム全体がコンセプチュアルになった分、ストレートなハードロック色はなりを潜めた。ただ、その分、サウンドを混沌とさせるという意味でハードロック色が有機的に動き出した。そんなアルバムだ。でも、なんといってもこのアルバムで目を引くのはジャケットだね。金属製のメダルが埋め込まれているからね。1stと同じで「芸術のためなら・・・・・・」というやつで、色々楽しませてくれるアルバムだと思ったね。
題名の割にはポップ。イ・プーを思い出すような、基本的にポップなんだけど、非常にシンフォニックなバンド。ただ、ライナーでも指摘されていたのだが、このバンドはポップなビートバンドが「シンフォニックサウンドを取り敢えずやってみました」的ニュアンスの強いアルバムだと思うね。このアルバムは、3rdアルバムだそうだが、ポップバンド然としたそのほかのアルバムも聴いてみたい。しかし、そういったバンドの傾向のせいかどうか、プロコル・ハルムのようなシンフォニックさに聞こえた。
キーボードを中心としたサウンドで、結構おもしろい。70年代初頭のB級プログレのようなサウンドだ。というか、ヴァーティゴやデラムなどに在籍していた愛すべきB級ブリティッシュロックバンドと同じ臭いがする。つまり、私の大好きなパターンというわけだ。でも、歌詞がイタリア語のため、響きは独特だ。違和感としてはラテン系独特のあついノリがなくて、どこか醒めた知的な印象がある。
忙しくて、なかなかかけないということで・・・・・・、今日は比較的書く時間がある。とはいえ、10分ほどだが・・・・・・。まだ、仕事のし始めで、書かなきゃならない書類が多くて、家に帰ってから寝るまでの時間を使って書いているんだね。
そうそう、一つ書いておくと、なんか、今度の連休は大型連休になりそうだ。1日休みを入れる予定になってるからね・・・・・・。
18GBのSCSIのSeagete製ハードディスクがあったのを思い出したので、それに新たなWindows2000をインストールして、パソコンを復活させてみた。とりあえず途中までだが、明日には完全に元に戻せるだろう。
代わりに使っているパソコン工房のショップブランドのパソコンはIDE環境のため、いまいち反応が鈍くて使いにくい。でも、SCSI環境を復活させられれば、元の反応のよい世界が戻ってきた。ビバSCSI。
今日は3月まで在籍していた仕事場の歓送迎会だった。夜6時にいって久しぶりに会ったのだけど、まぁ2週間程度では変わらないよね。非常に和気藹々とした雰囲気の中で楽しく過ごした。しかし8年間仕事をしていろいろ仕事を変わっている割には歓送迎会で送られる立場になったのは初めてだったりする・・・・・・。