今日、広島の新監督が来日したそうだ。
記者会見等はまた後日ということになるのだろうが、カープファンとしては期待の星来日ということでいやが上にもヒートアップしてくる。ブラウン、いつの間にかダンディなおじさまに変身している。まぁ、外見のことはどうでもよいのだが(笑)、今日はこのことについて一言書いておこうと思う。
新監督、この響きは当分広島カープからは聴けないと思っていたのだが、意外と早くに聴けた。
昨年オフ、オーナーが後5年は山本で行くと宣ったことから、半ば今シーズンもあきらめていたのだが、さすが山本浩二。今年の再開委が見え始めると自分の身体について考え始めたようだ。前回の監督就任時もそうだったが、この男引き際はきちんとわきまえている。って、私が偉そうに書くことではないんだけどね。
とにかく、山本の辞任に伴う監督人事でシーズン中からブラウンに目を付けていたカープのフロントはこういうところはさすがだと思うね。ただ、情報はだだ漏れだったようで、そこは「どうかな?」とは思うけどね。
で、シーズン終了直前の発表でしょう?これは既に情報が漏れていたとしてもシーズン終了まで発表は待って欲しかった気がするね。でも、おかげで最後の試合が久し振りに広島市民球場を真っ赤に染め上げたのだがね(私も仕事後観て帰ろうかと思っていたが、入る余地がなさそうだったから止めやた)。うーん、だから、結果オーライということかな?でも、野村の引退試合でもあったので、別に監督一人が集めたお客ではないんだけどね・・・・・・。
ということで、書いている内容に比べて書き心地が非常に悪い監督人事にいての話だけど、とにかく新監督の方針がはっきりすれば分かる。
大学生・社会人のドラフトも失敗しそうな情報しか入ってこない昨今、来期に向けての確かな手応えが欲しいからね。戦力的には一通りは揃ってる広島カープだけど、上手くそれが使えてなかったからね。
とにもかくにも、楽しんでこのストーブリーグを眺められたら私は良いということでね。
そういえば、監督といえば、楽天の監督、正式に野村で決定したようだね。
さて、続いては音楽の話だけど、なにやらキャラヴァンの新しいDVDが出るという話を入手した。うーん、これはどういう事かな?以前からオフィシャルサイトで喧伝されていたモノなのだろうか?知らないレーベルなのでいまいち不安だ。
数年前にClassicRockProductionと揉めて以降、キャラヴァンのDVDの発売情報には非常に慎重になっている。だから今回は話は書くけど、まだまだリンクはしない。もう少し推移を見守っていこう。
さてさて、DVDについてだが、2枚組ということだ。
1枚は昨年の11月のパフォーマンスが丸ごと収録されているそうだ。これはキャラヴァンのデビュー35周年記念ライヴの模様らしい。11月というと昨年の来日公演のすぐ後ということだね。曲目や曲順は少し違うが、ほぼ同じとみても良いだろう。
そしてもう1枚はアコースティックセットによる3曲(これはいつのパフォーマンスかは分からない)と、メンバーや今のキャラヴァンの仕掛け人であるマーク・パウエルのインタビュー(これが付いているのなら、オフィシャルリリースかな?)と、1973年当時のプロモーションフィルム(「ザ・ドッグ〜」ね)だそうだ。
うーん、かなり充実した内容だけに、リリースの問題が心配だ。
日本のオフィシャルサイトも、イギリスのオフィシャルサイトもこのDVDに関しては沈黙したままだし、どうなっているのかは良く分からない。
やはり経過観察ということだね。
この手は、たいていオフィシャルのリリースなんだけど、やはり心配だ。
どうなんだろうね?
今日は何を書こうかと思っていたのだが、広島カープの現状でも書こうと思う。
とにかく監督が替わるこれがでかいが、コーチはあまり変わらない。ただ、小早川の毅ちゃんが1軍打撃コーチということなので期待しよう。そして、今年引退の幹英、沢崎は山内と共に、1軍と2軍のピッチングコーチをローテションだとか(これは本当にうまくいくのかな?)。で、その1軍投手コーチだが、清川が2軍から昇格ということだ。阿仁屋が辞め、川端が球団職員に転身ということなので、また数年前の時のように彼一人が主に1軍を見ることになるのだろうね。
そんなこんなで、コーチ陣は固まりつつあるのだけど、なんかもうちょっと新しい人が欲しかったね。1軍守備走塁コーチは現在の山崎は2軍監督に、高は辞めるようなので(まだ分からないけど)、ブラウンが連れてくる予定の外国人と、現在の岡2軍監督代行が昇格だそうだ。ここに一人、例えば苫篠が復帰するとか、原が出戻ってくるとか、広島の息が掛かった人でないと雇わないのならこの辺がよいと思うのだが、なんかそういった案はなかったのかな?
まぁ、本音を言うと、現中日のブレーン、高代め(この人は大沢親分の直弟子なんだよな)が欲しいところだけど、それは無理な話だろう。だったら、現阪神の正田とか・・・・・・、欲しいんだよね。こういうところが何とかならないモノかと思うね。
まぁ、コーチ陣の正式発表はまだなので、決まったらまた何か書こう。
主力は現在湯布院で温泉リハビリ中なので、これが終わって秋季練習の開始の間に発表ということなんだろうね。
この故知の話を見ても分かるように、広島は本当に、「何かいいことはないかねぇ?」というレベルである。どうしたモノだろうかね。ホリエモンとの話も一瞬にして終わったし、もうちょっと旬の話題だから引き延ばして世間の注目を浴びてもよかったと思うのだけどね(その間に乗っ取られたら駄目だけどね)。
本当に、どうしたものかねぇ・・・・・・・。
ふぅ。
ため息ばかりだよ。とにかく秋のキャンプからだね。そろそろ新監督合流だし、来年の広島が占えるいい材料がそろそろ出てくるのでは?そう祈ろう・・・・・・。
そしてCDの話だけど、アルカンジェロの12がつんも新譜情報がネットサーフィンをしていたら見つかって、微妙なラインナップにちょっと複雑な心境になったね。
全部で6作品出て、すべてDawnレーベルの作品ということなのだが、これは英サンクチュアリからのライセンスということで、このうち3作品は過去にビクターが紙ジャケでリリースしているモノだったりする。
まずはコーマスの1stだが、これはサンクチュアリとの契約末期に出した代物だ。今回はシングルCDがボーナスで付いてくる。
続いて、トレイダー・ホーンの唯一の作品。これもまたシングルCD付きだ。
そして、テンペストの1st+2nd+BBCライヴという3枚組で、1stと2ndは紙ジャケ化だそうだ。
これらは全てビクターから紙ジャケ化済みだが、色々こだわりを持って差別化を図ってるようだ。
そしてコロシアム2の現行2枚組リマスター盤を紙ジャケでリリースだそうだし、
トライフルのアルバムをこれまたシングルCD付きでリリースだそうだ。
そして私にとっては待望のジョン・マクラフリンの「ウェン・フォーチュンズ・スマイル」が日本盤化だ。これは是非とも買い換えねばならない。
そんな訳で、全てのアルバムが欲しいモノばかりなので、買い直しや買い換えも含めて結局は全部買いそうな気がするね。身震いで、ブルぶるだよ・・・・・・。
今日は古田がヤクルトで監督就任をしたと報道された。ただ、現役続行なのでプレイングマネージャーということだ。このプレイングマネージャーは29年振りだそうで、その29年前にプレイングマネージャーでなくなったのは古田の恩師でもある野村克也だね。
この野村克也、私が知っている最古の記憶では西武のキャッチャーだった(しかも田淵の控え)が、基本的に野球解説でブツブツ言う人とか、ヤクルトの監督さんとか、そういうイメージだ。彼は楽天の次期監督候補として現在名前が挙がっているね。
さて、その話より古田・・・・・・、いや、今回の各球団の監督人事についてだが、なんか随分色々あるようだ。
まずはパリーグが2球団変わる予定で、決定しているのがオリックスの仰木が辞めフロントに入り、GMの中村が現場に出るそうだ。昨年の新生オリックス出発時からそういう風にしていればよかったのにと思うのは私だけだろうかね・・・・・・。そして楽天が田尾をクビにし、次期監督候補として野村に白羽の矢を立てている。ここはどうなるのだろうね。
そして、セリーグだが、まず読売が堀内をクビにし、原が紆余曲折の末監督復帰。原もよくあれだけ振り回されて監督就任を決断したモノだと思うね。それ以前に読売は星野の監督就任を強行していればその後の混乱はなかったのにね。で、ヤクルトは最初に書いたようだ。で、私の応援する広島だが・・・・・・、これについては段落を変えよう。
広島は、山本が辞めてフロント入り(ついでに1軍ブルペンコーチの川端もフロント入り(これだけは止めて欲しかった)だそうだ)で、新監督にはブラウンが就任だそうだ。ルーツ以来の30年振りの外国人監督就任にファンは30年前の初優勝の時のような変革を期待しているみたいだ(私は30年前を知らないので何ともいえない)。ただ、ブラウンは本広志摩の選手だし、30年前とは状況が違うので極端な変革は難しいのではないかな?
まぁ、期待はしていよう。
監督問題もさることながら、買収合併問題も今シーズンも花盛りだ。
まずは、村上ファンドが阪神電鉄に投資をしたことに端を発してオリックスと阪神の合併話がすこしだけ出てたね。まぁ、村上のバックには嘘か誠は知らないけど、オリックスの宮内がいるそうで、そこから話が大きくなったようだけどね。で、楽天のTBSの株買い占めに端を発した、横浜売却問題はUSENを巻き込んでどうなることか現在進行形で興味深いことだね。で、最後に広島カープをホリエモンが欲しがっているということがあるね。ただこちらはホリエモンがキレたためにチェックメイト寸前のようだけどね。
まぁ、何にしてもこうやってニュースを拾っていくだけでも、今年のストーブリーグも話題がこの段階で目白押しということだね。
そして、今日は注文していたCDの集荷予定日なのだけど、出荷されていないことが判明。
このCD(といっても、3枚あるのだが・・・・・・)は今日が発売日なのだが、まだ入荷してないということなんだね。随分前に注文だけは出していて、予約がうまくいっていると思っていたのだけど、何故か入荷してないんだね。ただ、発売はされているようなので、単なる入荷遅れではないようなのだけどね。
そういっていたら、単なる入荷遅れだったりして・・・・・・。
まぁ、何にしても是非とも発売したのならその日には出荷して欲しいよね。こういう載って、店の信用問題に関わるよね。
まぁ、問屋に入荷がなくメーカー取り寄せ中ってところなのだろうけどね。
好意的に発売したということが間違いで入荷遅れになっているとしておこうね。
ちなみに買ったのは米ソニーが新しくリリースする新廉価盤のシリーズだ。
さて、今日はテレビで中継があった訳ではないけど、今シーズンからホークスのオーナー会社がソフトバンクになったおかげで、ヤフーのサイトで野球中継を動画配信していた。100kbpsという遅いスピードのやつだったし非常に混雑しているのかつながりにくかったのだけど、何とか見ることが出来た。
しかもつながった途端に9回の裏のはじめで小林雅英が登場のシーンからだった。
うーん、我ながら運がよい。
おかげで、あの手に汗握る(というか、危なっかしい小林の)状態が全部見ることが出来たということだ。ついでに、通訳が過剰通訳気味のボビーの優勝監督インタビューもね。
そんな訳で大いに楽しめた(9回の裏だけだけど)久し振りの中継だったね。
しかし、何で地上波で中継がなかったのだろうね。まぁ、パリーグは毎年のことだからとしても、今年は面白いし、全国放送で流してもこの前の阪神の時のように視聴率が取れると思うのだけどねぇ・・・・・・。駄目なのかしらね。その辺のペイ出来るかどうかの算盤勘定が分からないや。
そんな訳で生まれて初めてセリーグとパリーグの優勝決定の瞬間を見たね。やはり優勝の瞬間って何処のチームでも輝いているよね。だから見ると面白いんだよね。ハラハラドキドキのスリルと、その後の弾けた喜びの段差とかね。
次は日本シリーズだ。日本シリーズもせめて優勝の瞬間だけでも見るぞ。
ということで、4月以来久し振りの野球の話題だけど、私の大好きなストーブリーグの話が活発化して来だしたので、徐々にだが書きたいことも出来て来だしたので、また、書いていこうと思うね。今シーズンは交流戦当たりから急激に野球中継を見なくなったからね(私のひいきチームが交流戦を境に沈んだというのが理由というのが一目で分かる書き方だな)。
そんな訳で、明日は何を書こうか・・・・・・(笑)。
題名にもある通りだけど、最近どんどん買っている割にはまだまだ欲しいCDがたくさんあって注文しようとしている自分がいるね。
クラシックのCDだけど、実は11月発売分あたりも、美味しそうなCDのボックスセットがいくつかあって、既に注文しているモノは別として、これから出る予定のモノで欲しかったりするモノがある。
今回はポイントが貯まった時の額の差からタワーレコードで買おうと思ってるんだね。
まずは、スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団のマーラ交響曲全集。
これは前から欲しかったのだけど、値段が7000円台の後半だとか、現在は廃盤だとかで手に入りにくいということもあり、なかなか買う機会がなかったんだね。だけど、ここに来てようやく再発しかも結構安価。嬉しいくらい安価。だから買うと思ってるんだね。
スヴェトラーノフのマーラーは賛否両論というのは分かってるけど、ある意味円熟味の増した晩年の全集なだけに、非常に個性的なロシア流のマーラー演奏を聴かせてくれるモノと期待しているんだね。ただ、惜しいのはCDの枚数を圧縮するためか、収録の仕方が変って事だ。
そして、ロジェストヴェンスキー(指揮)、ソヴィエト国立文化省交響楽団のショスタコーヴィチ交響曲全集。
巷で凄まじいと話題のこの全集だけど、これも廃盤の憂き目で手に入らなかったんだね。だけど、ここに来て上のマーラーと同じく再発ということで買うことを検討しているんだね。
これはある意味ショスタコーヴィチの交響曲では定番商品ともいえるモノで、やり過ぎなくらい衝撃的な演奏らしいので非常に興味は尽きないね。スヴェトラーノフのマーラーのように変に複数のCDに1曲がまたがって入ってないしね。
ということなので、早めに注文しようと思うね。本当のことをいうと、ロストロボーヴィチの10枚組のボックスとかも発売予定があるのだが、まだ情報が入ってないので、こちらは入り次第検討に入ろうと思っている。
これも今まで聴いてきた交響曲と同じ演奏スタイル。ただ、どちらかというと堂々と下風格の演奏ばかり聴いてきていたせいか、この演奏はまるで不鮮明なレントゲン写真を見せられているような印象だった。でも、妙に弦楽器が分厚かったのが特徴的だったね。結構ドラマティック七演奏に感じた分、落差を奇妙に感じたね。
さて、こいつは印象が薄かった。この曲ならジンマンのこの演奏にもなかなかマッチすると踏んでいたが、事はそんなに簡単ではなかったね。軽快で素早く構成がドラマティック、それが災いしてか、実はそれほど軽快には聞こえず、弦楽器の分厚さが目立って聞こえた。何で?その辺は良くわからないが全体のバランスが妙に感じたって事だね。
これは比較的好意的に評価されている演奏だそうだが、私はジンマンの演奏スタイルが逆に徒になった気がする。ピリオドアプローチなのにドラマティックな味付けに聞こえるというのが、この曲なんかに良く現れる古典派交響曲的スタイルと喧嘩しているのだと思うね。要するに、弦楽器が分厚すぎるんだ。4番と同様に面白く聴けたのだけど、バランスが悪いと言うことだね。
これについては演奏自体が大人しく、実はあまりスピード感を感じなかった。これはジンマンの演奏では致命的だと感じるが、まぁきょくそのモノが大人しいのでこれも彼のスタイルと合わないと解釈するしかないのかな?・・・・・・、などと非常に主観的にまとめてしまっているが、一ついえるのは凶器板1〜4番全てに共通することだが、弦楽器がザックザックと刻まれるスタイルが逆に災いしている気がするね。あれが警戒感を生むのはむしろ7番以降の後期の作品で、この前期の作品では警戒感は逆にダウンして聞こえるんだね。特にこの2番は顕著だね。
さて、今日は午後から昨日行けなかったあそこに行って色々話だけしてきた。後、注文品を注文し忘れてないかの確認もしたね。そして上記のCDは、9月の終わりに取り置きしてもらっていたCDで、買う時に店のおじさんに「この2枚のCDを同じ人が買うとは誰も思わないよ」といわれた。まさにそうなのだが、その期待を裏切って買うのが私にとっては快感だったりする。
ということで、買ったCDの話だが、まずはニルヴァーナから。店のおじさんは私がニルヴァーナを好きなのはよく知っているんだけど、CDを買うのは初めてなので珍しがられたが、まぁ、実は昔から好きだったりする。世間の一般大衆と同じくニルヴァーナは「ネヴァーマインド」から入った(実は「ブリーチ」の頃から知ってはいたけどピンと来ていなかった。で、その後このアルバムを聞き直して良いモノだと気付いた)。だけど、もう十数年来聴き慣れているアルバムだけど、改めて自分で買って聴くと良い。最初期のニルヴァーナの実はかなり色々な面に浮気して様々な側面を見せてくれているのがよいね。
BBCのライヴシリーズだけど、収録曲はグリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲がモスクワ放送響の演奏で。ムソルグスキーの「はげ山の一夜」(歌劇「ソロチンスクの市」版)はBBC交響楽団で。そして題名にもある「悲愴」が再びモスクワ放送響の演奏となる。まず、「ルスランとリュドミラ」序曲はもうちょっとスピーディーな演奏なら良かったが、ムラヴィンスキーのようなスピーディーな演奏は難しいかな?で、「はげ山の一夜」は歌劇からの抜粋で合唱付きの珍しいバージョンなので、かなり面白く聴けたね。そして肝心の「悲愴」、これもまた素晴らしい。ロジェストヴェンスキー独特の豪快な鳴らしっ振りが全開で、とにかく咆哮しまくりなので、3楽章が終わった時点で早とちりしたか拍手喝采だったね。
ザクザクと比較的速いテンポでリズム良く刻むジンマンのスタイルがこの曲にはよく似合う。テンポの速い演奏といえばカルロス・クライバーのが思い浮かぶのだが、それとはまた違う。あちらは、ある意味さわやかさが感じられるのだが、これはそういったモノよりも劇的な処理がなされている気がする。だからといって、聴いた後にお腹いっぱいになったり感動したりするようなことはないが、ジンマン独特のドラマ作りを大いに楽しめる。
これは7番とは傾向の違う、どちらかというと曲自体が小さなかわいらしい曲だけど、この曲もリズムがはっきりした人がやるとなかなか面白く聴けるということをこの演奏は示してくれる。傾向は7何や9番と同じだけど、その同じ傾向が曲にマッチしているということだ。小編成のオケを活かした大きくなりすぎない演奏もツボを押さえていると思うね。
続いては「運命」だが、これは今までレビューを書いていた曲に対する演奏の長所が短所となっている気がする。で、やはり工夫をしていて多少音が分厚くなるような仕掛けはしているがやはり、曲自体が演奏スタイルにマッチしてないということかな?決して聴くに堪えない訳ではなく、むしろ個性的で面白いが、少々演奏自体がどぎついのだ。贅沢な話だろうが、強弱の弱の部分にもう一工夫が欲しかった気がする。
で、「田園」だが、標題音楽として聴くと多分この演奏は駄目だと思う。全体的にスピーディーで力強すぎて全編嵐の田園風景のように聞こえるからだ。しかしながら、純音楽として聴くとまぁまぁいける。ただ、リズムが前に立っているので「運命」同様曲自体が演奏スタイルに合ってないのが残念だ。斬新な「田園」を許容出来るかどうかの聞き手の思いに掛かっている演奏だと感じるが、それってどうなんだろうね?
今日はこの下で書いたようにお出掛けしたので上記の古本を買った。ここのところ集中的に買っている漫画達だ(「エクセル♥サーガ」はだらだらと集めているということだがね・・・・・・)。とりあえず、「渚」については後1冊。「以蔵の青春」については後4冊という事だ。もうちょっとなのでがんばって集めねばね(当然ブックオフの1冊105円で・・・・・・、ただ、セットで安く出ていないかと心配だが・・・・・・)。
さて、今日は新品本を買った。実はここのところ良くクラシックのCDのバイヤーズガイドを買っている。これもその内の一つだ。宇野功芳(言わずと知れたクラシック評論の良くも悪くも大家)の選んだ100枚の作品に他の評論家が対抗策を出し、さらにそれに宇野功芳が反論するというスタイル。これだと変に内容が偏らず奇妙なCDカタログとなっていて面白い。
さてさて、今日は朝一番で歯医者に行ってきたのだけど、その帰りに友人から電話があり、雨の降る中昼から遊びに出た(本当は出る予定無しだったけど、呼んでくれてありがとう。急ぎの用事は無かったしね)。
目的は、友人が欲しい車の試乗をしに行ったということなんだけど、まぁ、それ自体は色々あって5時前には終了した。で、その後古本屋を巡っていつものように上記の本を買った。
で、今日は珍しく普通の時間に夕飯を食った。
しかも新しく開拓した中華料理屋。提唱が大満足のボリュームでリーズナブルだったなぁ・・・・・・。
さて、今日は実はこの前の日曜日から広島のとある中古CD屋さんで目を付けておいたCDを買ってきた。それが上記のCDで、中古価格で1890円と、まぁまぁの値段だった。ネットの通販サイトの例えばHMVなどの新品価格と比べると若干しか安くないが、それにしても今人気の指揮者の最新録音番を最初から廉価全集で、しかもそれをほぼ新品同様の状態で手に入れることが出来たのだから、これは得と言わずにおれないね。
そんな訳で、買ったのがここ数年何かと話題のジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管演奏によるベートーヴェンの交響曲全集だから、ボックスセットということでこの覚え書きにはいつもの如く収録曲の一覧を書いておこう。
63645
59214
49695
56341
65411
以上が収録曲だけど、特徴的なのは「第九」のフィナーレの部分の別テイクをおまけで付けていること。これについては下で書こうと思うけど、余ったディスク領域でこういった物を収録しているのはなかなか面白いが、一瞬とんでもない長大な繰り返しをしているのかと勘違いしてしまったよ。
その「第九」についてだが、これがなかなかご立派だ。新しい版の楽譜を使っての演奏とかいう耳新しさもあるし、ジンマンが部分部分で即興のブリッジを挿入するという癖もあるし、ピリオドアプローチなところもあるしということで、非常に個々性的な演奏なのだけど、ハイスピードでリズミカルに演奏する割には展開がドラマティックに仕上げてある。ということで迫力もあり、軽くて薄味だけど、物足りなさは感じないね。全体的にザックザックと刻む特徴的な弦楽器の音が面白いと感じたね。で、第4楽章のフィナーレが上にも書いたように別テイクが収録されている。収録された意味は良くわからないね。
所々強さはある物の、やはりイギリスの指揮者にウィーン・フィルのコンビか?スピードを落としても粘らないサウンドになっている。で、この2番の場合、ボールトの時と同じく美しさが目立つかと思ったがそんなことはなく、1番と同じということだね。ただ最後の第4楽章になるとが是如区なる。全体的にこぢんまりとまとまっていてそれが魅力なのだが、そいつを目一杯ならして、最大限にその魅力を伝える演奏となっているんだね。
これは第1楽章の冒頭から非常に大きな風に見せようという演奏の努力の跡が見えるね。でもやはり、ウィーン・フィルが演奏ということも合ってか、大きくはそんなに聞こえないね。でも、かなり力強い演奏で、私は好感が持てたね。これも第4楽章が力が入った演奏で、部分部分を切り取ると面白い演奏をしている仮称はたくさんある。でも、何がいけないのだろう?全体的には微妙に遅いけど、粘らない演奏、ってことで印象がストップしているね。
これもまた遅い。だから、本来は軽快にリズミカルに行かなきゃならないところが遅く水のようにさっと流れていってしまっている。そんな印象だ。しかし、この曲の第3楽章は非常にでかく、聴き応えが充分だ。同系統ならザンデルリングの重くて粘る演奏がこの第4番の白眉だが、やはり、バルビローリぐらいの薄味ならもうちょっとリズミカルな部分を強調して欲しいね。特にこの4番は。
これはねぇ、駄目。遅めで薄目が災いしてか、この曲の持つ「祝典」の意味合いが伝わってこないんだね。
こちらはずっと書いてきた特徴によって大人しくなってしまった。この曲はガシガシリズミカルに行って欲しい気軽ね。で、次々出てくる変奏を聴くのが楽しいんだよね。
この交響曲のみ演奏がロンドン響のため、薄口なサウンドはなりを潜めしっかりとした造形を描いた骨太な作品となっている。相変わらずスタイルは大きく迫力があるがそこにがっちりした雰囲気が加わったので、この全集中の個人的な一番のお気に入りだ。親父が言うのにはボールトは、ロンドン・フィルより、ロンドン響の方が名盤扱いされている作品が多いらしい。それより何より、オケが変わったことにより、同じブラームスでも好サウンドが変わるのかと思っている。
続いて4番だが、これが曲としてはボールトに一番マッチしているが、全体的なボールトの演奏スタイルからすると、薄口の雰囲気でこの曲を演奏するならもうちょっと軽やかに演奏して欲しいと感じたね。カルロス・クライバーのようにとはいわないけど、そういうタッチで行って欲しかった気がするね。でも、「楽譜通りに演奏したらこの演奏になったんだよ」などというセットくっりょくを持った演奏に聞こえてならないんだよね。非常に面白い演奏だ。
さて、今日はボールトに引き続きバルビローリの全集に聴くのが移った訳だが、まずは覚え書きから。ここでは、収録曲の詳細を書いたところが見つからなかったため、自分で適当に書いたね。それだけはご了承を。
CD 1
CD 2
CD 3
以上が収録曲だけど、演奏は全てウィーン・フィルだ。こちらは「アルト・ラプソディ」が入ってない代わりに「大学祝典除去聴く」が入っている。こちらの収録曲の方が自然に感じるね。でも、これに何とか「アルト・ラプソディ」も入れて欲しかったね(って、これも録音しているかどうかすら知らないけど・・・・・・)。
まずは1番から。これは遅い。ザンデルリング指揮ベルリン響演奏の例のやつ程ではないにしろ、とにかく遅い部類にはいるのではないかな?だけど、さすがにウィーン・フィルだ。この遅さでも決してずるずる引きずるような重さは出てこず、充分に軽快さが残っている。まぁ、これはバルビローリのパーソナルに関わる部分が大きいのかもしれないがね。とにかく、そこに妙にドラマ性が生まれた演奏に感じたね。
こちらも妙に遅いのは1番と同じ。ただ曲がコンパクトで、曲自体にガッツリとした迫力があるため、ちっとニュアンスは違っている。でも、非常にドラマティックな演奏ではあるね。うん。
さて、ようやく1セット1790円の2種類のブラームス全集が届いた。これで今週はこの2セットのブラームス全種三昧で楽しんで楽しんで聴けると思うね。
ということで、まずはボールトの全集の方からだけど、これは去年の暮れに買い逃してからずっと手に入れたい全集だったんだよね。だから、今回手に入ったことは非常に嬉しいね。ということで、まずは箱物を買った時の恒例の覚え書きから
CD 1
CD 2
CD 3
以上が収録曲だけど、この収録内容で「大学祝典序曲」がないのが残念だけど(そもそも、録音しているのかどうかも知らないが・・・・・・)、まぁ本当に安い買い物だよね。
ボールトらしい比較的早めのテンポを取り、妙にすっきりしているのだけど、演奏自体が大きく迫力満点という、いかにもイギリス的な演奏。やはり、この1番はひたすらドイツ的な物を求めてしまうのだろうか?非常に大きな演奏だし、迫力はあるし、美しさも十分にあるが、実はどこか満足出来ないでいたりする。ただ、駆け足で通り過ぎるかな?なんて考えた場面は見事にそうなっていたりとか、非常に展開が分かりやすく、良くも悪くもこの1番のリファレンスになり得る演奏に感じたね。
この曲は1番と違ってオケがロンドン響のため、非常に力強い演奏となっている。まぁ、元々この曲の持つポテンシャルがそうさせるところもあるのだろうが、それ以上にボールトがロンドン響を使て紡ぎ出す音はこんなにも力強いのかと妙に感心したね。
これは歌が入っているせいか妙におとなしめに感じてしまっている。それだけ。
これはねぇ、1番と比べると、こちらのホウがボールトのスタイルにはマッチしている気がする。というか、この曲の持つ濃い美しさが非常に良く表現されている。第4楽章も激しい演奏だが、それよりも濃い美しさが目立っている。だから、大きくて迫力のある演奏をしてるのだけど、決して激烈にならない。聴きやすい。何度でも聴けてしまうということだ。ということは全体的には薄味の演奏ということになるのだが(ただ、そんな中で美しさの部分が濃く傑出しているという意味ね)、これはイギリスの音の問題なので、どうしようもない部分だ。
そういえば、この演奏はコーラスが入っているようにジャケットに記載されていたのだが、実際に聴いてみると入ってなかった。つまり誤記というやつだろうね。さて、この演奏だが、ハイドンの主題を利用した曲なので期待をしたのだが、非常に普通な演奏だった。これは何かこの曲においてもブラームスを追い求めた結果かもしれないね。この曲はハイドン風を強調すると個性的な演奏が楽しめた気がするね。でも、決して悪い演奏ではないね。ちょっとサウンドの重量が重すぎるだよね。