ふじみってこんなところ!


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まずは、辞典で調べてみましょう。

ふじみ  富士見[村]

群馬県中央部,勢多郡の村。人口1万7068(1989)。赤城山の山頂部からそのすそ野の南西部にわたって位置し、南は前橋市に接する。古くから養蚕が盛んで,明治初期には栽培技術の普及などに努めた篤農家船津伝次平が出ている。1969年に群馬用水が完成してからはホウレンソウ,ダイコンなどの野菜栽培や畜産が増えている。また前橋市への通勤者も多い。赤城山山頂部一帯は県立公園に指定され,66年に山頂の大洞まで県営赤城有料道路が開通してから,急速に観光地化した。中腹には県立畜産試験場や国立赤城青年の家がある。横室の大ガヤは天然記念物。 千葉 立也
CD-ROM 世界大百科事典より

覚満淵 富士見村は、上毛三山の一つ・赤城山の頂きと麓に位置する、緑豊かな観光地。前橋I.C.からのアクセスも便利で、首都圏からの観光客に人気です。身近に自然を味わうことが出来る富士見村は、アウトドア派の観光にぴったりだし、景色もホント最高。何せ、村内のあちこちで富士山を見られる、「富士見村」ですからね。


 富士見村を”観光”、”住む”、”学ぶ”、”働く”、”施設”、”環境”に分けて自分なりに見てみました。独断と偏見で見た富士見村なのでご了承下さい。

観光
 観光として富士見を見ると、ほとんどが赤城山に重点が置かれています。しかし、赤城山は、温泉街やバブル期の大規模リゾート開発がなかったため、閑散としています。
 逆に言えば、自然の残った手近にある山といえます。以前、鍋割山に登ったとき、関東平野が見渡せる景色のよいところで、感動しました。登山も気軽にでき、身近な山となっています。
住む
 最近のふじみは、前橋市の郊外として南部で宅地化が進んでいます。富士見に住む必要条件は、車です。免許保有率No.1の群馬県は、公共交通機関が未発達です。さらに富士見村は、赤城山麓なので当然斜面です。よって、車は必要です。買い物は、村内にも商店がありますが、前橋市が近いことがあって、そちらへ行きます。
学ぶ
 小学校4つ、中学校1つ、村に学校はこれしかないので、学校まで5kmある人はざらにいます。しかも、地形は傾斜しているので、よけい大変です。特に部活帰りの冬の空っ風をもろに受ける登り坂などは、泣けてくるものです。高校は、前橋・渋川などの学校に行きます。
働く
 以前はのどかな農村だったので、大きな工場はありません。最近は県が企業誘致をしていますが、バブルがはじけた今、来てくれるところはありません。結局、前橋などへ通勤することになります。
施設
 村なりの施設はいちおうそろっています。公民館(図書室併設)、保険センター、老人ホーム、老人福祉センター。病院はありませんが、診療所はそろっています。入院となると、前橋の病院を利用することになります。
他に、村営としては白樺牧場や富士見温泉があります。
環境
 前橋のベットタウン化しつつある南部では、雑木林が減少しています。しかし、いまでも宅地に近いところに、夏になるとかぶと虫やクワガタが現れ、初夏の夜にはほたるがとんでいて、四季を感じることができます。
 赤城山麓の山林に入る際にはクマに注意!
まとめ
 以上、見てきたように富士見村は、南部の都市化や交通の便の悪さがありますが、必要なものは隣市に行けばまかなえる、’村’としては便利な位置にある、自然の残ったのどかな農村といえるでしょう。

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