石北本線の列車(2004年6月初夏)

2004年6月27〜28日

 DD51重連石北貨物の撮影地の下見を兼ねて初夏の常紋信号所、146Kポイントを訪れた。林道もその周辺も雑草に覆われ線路に近づく事もままならない、また付近は熊の生活圏の雰囲気が漂い、ビクビクしながら鈴を鳴らし列車を待った。

 石北本線 留辺蘂駅・常紋信号所・金華〜生田原・遠軽駅・遠軽〜安国・金華駅・上白滝駅


「オホーツク1号」(留辺蘂駅)

  今年冬に訪れる予定だったが行けなかった留辺蘂駅で下り「オホーツク1号」を遠軽側にある跨線歩道より撮影。山の曼陀羅模様が初夏の雰囲気を漂わせている。27日晴 11:36撮影。


4658D普通列車(常紋信号所)

  幽霊が出るトンネルで有名な常紋トンネルに隣接する信号所付近のS字カーブで上り4658D普通列車を撮影、今は使用されなくなり熊、鹿の生活圏となっている?。27日晴 12:25撮影。


4658D普通列車(常紋信号所)

  このシェルターから常紋トンネルに入る。あたりの静寂が不気味でもある。この林道に沿っている渓流は「熊ノ沢」という名前で、いかにも熊の生活圏らしい。27日晴 12:26撮影。


「オホーツク3号」(146Kポイント)

 信号所から林道を進み峠を越え撮影地を捜したが雑草で分かり難い、踏切まで行き過ぎ引き返し146Kポイントへの枝林道入口を見付ける。この付近も草(巨大なフキが多い)に覆われ歩くにも苦労する。鈴を鳴らしながら待つ、やっと下りの「オホーツク3号」がやって来た。27日晴 13:46撮影。

 この林道には146Kポイント入口の他、もう1本ありトンネル上から分岐、線路の北側を金華の方向へ向かう道でかなり長い?途中まで行ったが草に覆われ車が走った跡が古く不安になり引き返す。


「オホーツク3号」(146Kポイント)

   上記同場所での後追い撮影、煙を吐いてエンジン全開で最後の登りをゆっくり常紋トンネルに向かう。27日晴 13:46撮影。


4665D普通列車(146Kポイント)

  特急の次ぎにすぐやって来た下り4665D普通列車、エンジンをうならせ歩くような超スロースピードで登って行った。27日晴 14:07撮影。


4662D普通列車(146Kポイント)

  その後に、上り4662D普通列車がやって来た、こちらは下り勾配なので楽々運転?。 27日晴 14:28撮影。


「オホーツク6号」(常紋信号所)

  再び常紋信号所に戻りS字カーブで上り「オホーツク6号」を撮影。撮影後、林道を生田原に向かう。27日晴 14:49撮影。


白滝発祥の地

  定番の「白滝発祥の地」の碑があるパーキングエリアで、上り4626Dを撮影。ここは私の憧れの地であった、前回は列車で訪れた為、ここへは来れなかった。なにしろ1日に上下2本しか無い偏狭の地。次回冬にDD51重連を撮影したい第一候補である。27日晴 17:06撮影。


遠軽駅

  遠軽駅を瞰望岩(がんぼういわ)から俯瞰。構内は上下オホーツクの交換中。なにしろ暗いのでボンヤリ写っている。27日晴 19:03撮影。


オホーツク5号(遠軽〜安国)

   遠軽駅を出発して湧別川鉄橋を渡る下り「オホーツク5号」。27日晴 19:05撮影。 


オホーツク2号(中越信号所)

  上り「オホーツク2号」石北貨物が運転されていればこの信号所で8559レと交換する。28日晴 9:15撮影。

  ここへ来る前に上越信号所にも寄ってみた、国道から少し離れているため周囲は静寂で民家など見当たらない、立派な角を持った鹿と出会う。上越信号所の旧駅舎には「石狩・北見国境標高634米上越駅」の札が掛かっていた。


軌道草刈機(金華駅)

   金華駅に無造作に留置されていたH300軌道草刈機、さすが北海道ならではのモーターカー。28日晴 9:15撮影。 

   道路用の草刈自動車も何回か見かけた、人工密度が低い北海道ならではの物。


上白滝駅

   石勝線の楓駅が廃止(休止?)された今、一日2便しか無い貴重な?駅である、駅舎も開業当時からのもの。(下りは7:04発網走行、上りは17:26発白滝行) 28日晴 07:43撮影。

   白滝村には白滝が付く駅名は、北見峠側から奥白滝(2001年廃止)、上白滝、白滝、旧白滝、下白滝と5つもあった。

   石北本線の北見峠を挟んだ周辺はもともと沿線人口が少ない上、過疎化が進み、中越、上越、奥白滝の駅は旅客扱いは廃止され現在は信号所となっている。上越(信),奥白滝(信),上白滝,下白滝には開業当時の駅舎が残っている。


    

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